【詩のようなもの】遠距離恋愛

芝生に寝転び 彼女の膝枕で空を眺める
青空に雲 爽やかな風
空と雲と風と太陽と大地
そして柔らかな膝枕
誇大妄想の世界に入れば
わたしは今 地球を背中に
宇宙に向けて視線を送っている
そしていちゃついているのを
宇宙人たちに見られている
あっ 土星人が手を振っている!
なんて呑気で なんて幸せなんだろう
土星との距離に比べれば
彼女との遠距離なんて近い近い
良かったよ 君が土星人じゃなくて
『何 にやけてるの?』
『二人の距離なんて 思うほど遠くはないかな
そう思ってた』
『遠いよ...すぐに会えないし
毎日だって会いたいよ』
『じゃあ ある程度はお金も貯まったし
寒くなる前に一緒に住もう』
『‼️』
地球を背中に抱き合う二人
土星人に見られてるよ
宇宙人たちに見られてるって

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