【詩のようなもの】飼い殺し
いっそ殺してほしい
首輪も足枷も
わたしの方から望んだ束縛
その究極があなたによる『死』なら
わたしは喜びで潤む瞳を閉じて
あなたの前に両手を組み跪くわ
なんと幸せな事でしょう
きっと恍惚の表情を浮かべ
あなたの愛でわたしの心は満たされる
これでわたしはあなただけの歴史に名前を刻むの
あなたは殺人者として成功して
わたしは被害者として成熟する
でもあなたは殺してはくれないのでしょうね
それはわたしがあなたの汚点になりかねないから
それは辛すぎて苦しすぎて濡れてしまう
ああ あなたの中の汚点になれるなら
きっと最高のエンディングなのに