Who am I|私のぶれない軸
私と仕事やプライベートを共にする方が、私を理解して頂く助けになればと思い、公開しています。ご意見や、ご指摘があれば、メッセージください。
以下は、私にとってぶれない軸を言語化したものです。
私にとってぶれない軸とは、何かを決断する際のよりどころとなる考え方です。一般的には、信念とか大切な価値観とか呼ばれるものです。
そういう軸を紹介します。
1) 行動からしか結果は生めない
私の中の比較的中心に位置する信念の一つです。なにごとも自分が行動しなければ、変化を起こせません。変化を起こせないと、自分の意志で何かを変えることはできません。たとえ、行動した結果が期待したものでなくとも、そこには学びがあります。これは、次の行動のインプットとなりその後の行動の精度の向上に役立ち、引いては期待した結果を得ることにつながります。(2019年4月10日作成)
2) 目的の達成を目指す
自分自身の活動はもとより、お客様との仕事や仲間との活動においても、目的を共有しその達成を共に目指します。ここで大切なことが、2点あります。(2019年4月10日作成)
1点目は、目的の共有です。お客様や仲間と、同じ目的を共有します。それぞれの目的が異なると、その達成過程において必ず、対立や相反が発生し、結果的に目的の達成が危ぶまれます。そこで、関係者全員が、同じ目的の達成を目指すように共有します。
2点目は、目的と手段を分けるです。目的を達成するためには、手段はいくらでもあります。一つの手段が期待した結果を生まなくとも、別の手段を実行します。また、目的が達成不能に見えても、その上位目的が見つかれば、別のルートから、上位目的の達成が可能です。何れも、目的の達成を目指すために、重要と考えています。
3) 人も自分も欺かない
目的を達成すための手段を選択する場合、他者(お客様や仲間)や自分をあざむかないことです。欺くとは、「本当はやりたくないけど、我慢してやる」ことです。それを、しない。自分の気持ちに蓋をして素直な感情を無視して、手段を行動しても一生懸命には成れないし、結果的に目的を達成できても晴れやかさや嬉しい気持ちには成れません。人や自分を欺いた行動や手段は、選択しないことです。(2019年4月10日作成)
4) 仲間を大切にする
仲間とチームで仕事をすることに対して、私の好きな言葉があります。「仕事は、一人ひとりが行うものである。しかし、チームを形成して仕事をすると、一人ひとりの能力以上に仕事の成果が上がることがある。「全体は部分の和より大なり(出典:ピープルウェア)」。
仲間を大切にすることが、結果的に目的を達成することにつながります。しかしそれ以上に、大切な仲間とチームで仕事をしたことは、仕事を楽しく充実したものにしてくれます。仕事において結果は重要ですが、その過程もとても重要です。多分人生においては、結果以上に過程が大きな意味を持ち、そして、人生をも豊かにすることになります。(2020年11月8日作成)
5) 自己の意志を大切にすることは、
他者の意志をも大切にすること
私の好きな言葉に、「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る(出典:Wikipedia)」があります。これは、言論の自由を表す言葉として有名です。私は、私の意志や信念、決定や行動、権利や責任を自らの大切なものと考えています。それを大切にすることは、私自身を大切にすることです。同様に、他者のそれがたとえ自分とは異なっていても、他者が私と同様にそれを大切にすることを、否定しないししたくないです。もし私が他者のそれを否定したら、他者が私のそれを否定することを受け入れなくてはならないです。そのことは、私には耐えられません。(2020年11月8日作成)
6) バランスから、ハーモ―二―へ
Amazon.comの共同創設者 ジェフ・ベゾス氏は、著書「Invent & Wander」の中で『「ワークライフバランス」という言葉はあまり好きではない。(中略)ワークとライフはバランスを取るものではなく、ぐるぐると環のように巡るもの、つまり循環だ。』と述べている。
ワークとライフに限らす、仕事や私生活の場において「バランス」という言葉とよく使う。しかしその言葉の背景には、対立するモノという見方が存在する様に感じる。そのように見てしまうと、手段として中間点や落としどころを探し、細かい調整(1㎜単位、1g単位、1分単位、1文字単位…)が発生し、ゆとりや遊びを排除し固定化してしまう。その結果、環境の変化に対応できなくなる。
しかしハーモニーという言葉の背景には、個別の個性を持つ複数のモノを活かすという考え方がある。オーケストラを構成する各楽器は対立している訳でなく、各楽器の特性を活かし調和しながら、新しい音楽を創っている。計画された行動の上にも即興的に柔軟に対応でき、その場に合わせてパフォーマンスをだせる。
多様性で変化の速い現代こそ、「バランスからハーモ―二―へ」だ。(2024年7月18日作成)
7) 満足提供に注力する
臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグは、モチベーションについて二要因理論を解いている。二要因理論では、人の仕事に対する欲求を「衛生要因」と「動機付け要因」の2つの要因に整理している。衛生要因とは、仕事における働きやすさを作る環境要因であり、衛生要因が満たされないと不満を引き起こす。動機付け要因とは、仕事における働きがいを作る意欲要因であり、動機付け要因が満たされると満足度につながる。
さて、実は業務もこの2つの要因を参考に分けることができる。それぞれを「不満抑止業務」「満足提供業務」とする。不満抑止業務とは、ミスや間違いが無いのがあたり前で、ミスや間違いが有ると相手が不満を感じる。つまり、不満を起こさないための業務。満足提供業務は、無くても困らないが、満たされると相手が満足を感じる。つまり、満足を起こすための業務。
いずれの業務も重要である。しかし、有限なリソース(人や時間)を有効に使い、パフォーマンスを最大化するためには、業務を2つに切り分け対処することが重要である。つまり不満抑止業務は、システム化や自動化などを行い業務に係る人や時間を削減する。これにより創出できた人や時間を、満足提供業務に振り分け、相手が満足を感じる業務に注力する。(2024年7月18日作成)