Who am I|遺伝子検査
私と仕事やプライベートを共にする方が、私を理解して頂く助けになればと思い、公開しています。ご意見や、ご指摘があれば、メッセージください。
遺伝子検査を受診しました。
自分の遺伝子からどの様なことが分かるのかを知りたかったからです。
今回利用した遺伝子検査は、ジェネシスヘルスケア株式会社の「GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)」です。
がんや七大生活習慣病などの疾患リスクから、肥満タイプ、肌タイプなどの身体的特徴、Y 染色体ハプログループ(Y染色体をもつ男性のみ)まで約360 の検査項目を解析してくれます。
以下に、私の検査結果を紹介します。
GeneLife Genesis2.0 検査結果
検査は、いたって簡単。検査キットを購入し、唾液を採取し、検査センターに郵送します。1か月程度で、検査結果がメールで通知されます。その後、Webサイトから検査結果を参照します。
検査結果は、以下のメニューから参照できます。
疾患のリスクレベル
生活習慣病(脳卒中、高血圧、肝硬変、2型糖尿病、慢性腎不全など七大疾病)や、各種がん(大腸がんや胃がん、食道がん、甲状腺がん、肝臓がん、女性向けには、乳がんや子宮体がんなど)など、137の疾患リスクを判定します。
高い
先ずは、遺伝子的にリスクが高いと診断された疾患14種です。
● 大腸がん
● 肝臓がん
● 乳房外パジェット病
● 腎芽細胞腫(ウィルムス腫瘍)
● 末梢動脈疾患
● 高山病
● 慢性腎臓病
● ビタミンD欠乏症
● 痛風
● 変形性関節症
● 鉄欠乏性貧血
● 耳硬化症
● ノロウイルス感染
● アルコール依存症
アルコール依存症とあります。そうなんだと、自覚。
大腸がんについて、更に詳細情報として以下が表示されます。
結果説明
この項目は「高い傾向」「やや高い傾向」「標準」「やや低い傾向」「低い傾向」の5段階で判定しています。大腸がんの発症リスクが高い傾向と判定された方は、遺伝的に大腸がんになりやすい傾向のある方です。大腸がんの発症リスクが低い傾向と判定された方は、遺伝的に大腸がんになりにくい傾向のある方です。
項目概要
大腸は消化吸収された食物の残りかすから水分を吸収する器官です。結腸・直腸・肛門の3つに分けられます。これらの部位にできるがんを大腸がんと言います。
大腸がんの罹患率はがん疾患の中で第一位(男女合計値)となっており、性別で見ても男女ともに第二位と高く、性別に関係なく気を付けるべきがん疾患となっています。
早期の段階では自覚症状はありませんが、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少などが主な症状としてあげられます。
項目概要
大腸は消化吸収された食物の残りかすから水分を吸収する器官です。結腸・直腸・肛門の3つに分けられます。これらの部位にできるがんを大腸がんと言います。
大腸がんの罹患率はがん疾患の中で第一位(男女合計値)となっており、性別で見ても男女ともに第二位と高く、性別に関係なく気を付けるべきがん疾患となっています。
早期の段階では自覚症状はありませんが、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少などが主な症状としてあげられます。
発症年齢・発症率について
大腸がんの罹患率は40歳代から少しずつ増加し始め、50歳代で大きく増加し、高齢になるほど高くなります。
大腸がんの年間罹患率は人口10万人あたり男性で124.7人、女性で87.4人と報告されています。
大腸がん全体としてみると男性の方が女性よりも罹患率が高いようです。ただし、男女で特に大きな差が見られるのは大腸がんの中でも直腸がんとなっています。
予防と対策
大腸がんになりやすくなる要因として、肥満と飲酒がほぼ確実なリスク要因として挙げられています。食生活では、脂質の過剰摂取や肉・保存肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)の摂取量の増加もリスク要因として挙げられています。
食物繊維の摂取量が少なくなると大腸がんのリスクが上がることから、適度な野菜・果物を含んだ食生活にも大腸がんの予防効果が期待できます。また、不飽和脂肪酸やビタミンD、カルシウムも大腸がんの予防効果がある可能性が指摘されています。ビタミンDはしらすやイワシなどの魚介類やきのこ類に、カルシウムは干しエビや海藻類、乳製品などに多く含まれていますので、意識的に取り入れましょう。
一方で、大腸がんの発症リスクを下げる要因として、適度な運動が挙げられています。特にデスクワークなどで運動不足になりがちな人は、日常の中で体を動かす習慣をつけましょう。
なお、身長が高い人の方が大腸がんになるリスクが高いとの指摘もあるため、高身長の方は気を付けるようにしましょう。
上記の説明と共に、遺伝子多型の頻度情報や解析遺伝子情報が示されます。
やや高い
次は、やや高いの21種です。
● 胃がん
● 膵臓がん
● 基底細胞がん
● 多発性骨髄腫
● 複数のがん(肺がん、胃がん、および食道がん)
● 冠動脈疾患
● 冠動脈攣縮
● 脳動脈瘤
● 心房細動
● 慢性閉塞性肺疾患
● セリアック病
● 鼠径ヘルニア
● 職業性ジストニア
● 脊柱側弯症
● 近視
● 急性緑内障(原発閉塞隅角)
● 加齢黄斑変性症
● バセドウ病眼症
● 歯周病
● ハンセン病
● スギ花粉症
● ピーナッツアレルギー
ここに、スギ花粉症があります。毎年、悩まされています。
ピーナッツアレルギーは、まだ出ていません。
標準
標準は、71種。全体の52%を占めます。
● スキルス胃がん
● 食道がん
● 胆嚢がん
● 肺がん(肺腺がん)
● 肺がん(非小細胞肺がん)
● 腎臓がん
● 膀胱がん
● 神経膠腫
● 精巣がん
● 大細胞型B細胞リンパ腫
● 骨肉腫ユーイング肉腫
● 2型糖尿病性腎症
他、多数。計71種。
やや低い
15種でした。
● 非噴門胃がん
● 肺がん(扁平上皮がん)
● 黒色腫
● 前立腺がん
● ホジキンリンパ腫
● 起立性低血圧
● 頸動脈壁の厚さ(内膜中膜複合体厚)
● 小児喘息
● 炎症性腸疾患
● 関節リウマチ
● 乾癬
● 遠視
● 虫歯
● デング熱ショック症候群
● 後天性免疫不全症候群の進行
低い
15種です。
● 甲状腺がん
● 喉頭がん
● 非アルコール性脂肪肝
● クローン病
● 十二指腸潰瘍
● バセドウ病
● 骨粗鬆症
● ニキビ
● デュピュイトラン拘縮
● 原田病
● 髄膜炎
● アレルギー性鼻炎
● 金属アレルギー(ニッケル)
● ニコチン依存症
● 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
アルコール依存症は「高い」でしたが、ニコチン依存症は「低い」ようです。
体質カテゴリ
体質カテゴリでは、志向性/行動(飲酒量、喫煙量、カフェイン消費量、買いだめ傾向、夜型傾向など)、能力(味覚や嗅覚の感じやすさ、聴力、音程に関する能力、運動能力、記憶力、計算速度、情報処理速度など)など、9ジャンル、160項目の判定結果を表示できます。
以下は、体質のなかの志向性/行動に関する判定結果です。
例えば、買いだめ傾向について詳細を見るをクリックすると、以下が表示されます。
結果説明
この項目は「買いだめしやすい傾向」「標準」「買いだめしにくい傾向」の3段階で判定しています。
買いだめしやすい傾向と判定された方は、遺伝的に買いだめしやすい傾向のある方です。
項目概要
「家に常に在庫がないと不安を感じる」「セールで安かったからついついたくさん買ってしまった」など、買いだめをしてしまう理由は人によってさまざまです。そんな買いだめ傾向を遺伝子レベルで解析するというちょっと変わった論文が発表されています。
項目概要
「家に常に在庫がないと不安を感じる」「セールで安かったからついついたくさん買ってしまった」など、買いだめをしてしまう理由は人によってさまざまです。そんな買いだめ傾向を遺伝子レベルで解析するというちょっと変わった論文が発表されています。
予防と対策
遺伝子検査の結果を見て思い当たる点がある方は、買いだめし過ぎないように、普段の買い物から注意しましょう。
ミトコンドリアハプログループ
人気の検査項目として、ミトコンドリアハプログループがあります。
これは、ミトコンドリアDNAは母親から子供へと受け継がれています。そのため、ミトコンドリアDNAを解析することで母方の祖先を遡ることができます。
私のミトコンドリアハプログルーは、Dグループ(D4)でした。
東アジア最大集団
Dグループは中国大陸中部で約3万5,000年以上前に誕生した、中央・東アジアで最大のグループです。朝鮮半島、中国中央~東北、中国南部を移動して日本に入ってきたと考えられています。
Dグループはアメリカ先住民のなかで初めて見つかり、その後アジアで多く発見されるようになりました。日本人の中でも最大の集団で、日本人口の約35%が属しています。アジア全体での人口は数億人を超え、朝鮮半島・中国北東地方でも最大集団のグループです。 太古より厳しい競争を勝ち抜いてきたという意味では、アジア圏内において優秀な血統だといえるでしょう。
Dグループの一部はベーリング海峡を渡りアメリカ大陸にも到達しています。その他に、日本では弥生時代の遺跡から出土した人骨からも、Dグループが見つかっています。このことから、いわゆる弥生人といった渡来人を祖先に持つ系統の人々であると考えられています。
稲作文化
Dグループは歴史研究によると、縄文人の集団ではほとんど見られず、弥生系渡来集団に多いのが特徴です。その為、弥生時代以降に日本に入ってきた人々だったと考えられています。
この弥生系渡来人によってもたらされた稲作文化によって食物の安定供給により人口を拡大していったものと考えられています。
長寿との関連
Dグループは長寿に関連しているという研究結果が報告されています。
100歳を超える長寿者のミトコンドリア遺伝子を調べたところ、Dグループが他のグループに比べ出現率が高いという結果がでました。この他にD型は耐寒性に優れた特徴も持っています。出現時期が俗に氷河期と呼ばれるおよそ6万年続いた最終氷期の最寒期ではないかと推定されており、長寿への特性と合わせて考えると祖先達は生存力と忍耐を兼ね備えた集団だったのかもしれません。
アジアにおいて、現在まで受け継がれた人口が最も多いというのも頷けます。
Dグループの人々
Dグループの著名人には、徳川8代将軍「徳川吉宗」、脳科学者の「茂木健一郎」氏、タレントの「タモリ」氏、「堺正章」氏、白洲次郎の孫で文筆家「白洲信哉」氏をはじめ多数います。
これから・・・
以上、遺伝子を調べた結果でした。
疾患リスクの「高い」と「やや高い」と診断された項目については、「予防と対策」を参考に今後の生活を考えます。
体質カテゴリは、後天的な影響も大きいと思うので、自分らしいと思うところは活かし、そうでないところは気にせずに生活したいと思います。