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SUGOMIZU(スゴミズ、株式会社リミックスポイント)の薬機法違反広告

株式会社リミックスポイントが販売する「スゴミズ マウスウオッシュ」の薬機法違反広告を解説します。

「スゴミズ マウスウオッシュ」とは?

「スゴミズ マウスウオッシュ」とは、株式会社リミックスポイントが販売する洗口剤です。2021年8月3日18時40分現在、違法な広告表現が行われています。

コロナウイルス対策としての「スゴミズ マウスウオッシュ」

「スゴミズ マウスウオッシュ」は、株式会社リミックスポイント代表取締役小田玄紀氏のnoteによって言及されています。

この小田玄紀氏のnoteに下記の言及があります。

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引用元:小田玄紀氏のnote

この表現では、新型コロナウイルスへの対策になることを示唆した上で「スゴミズ マウスウオッシュ」を紹介しています。薬機法では、販売する商品について個別のウイルスに対する効果を表現する場合、その商品は医薬品等としての承認を得た上で販売する必要があります。そのため、この小田氏のnoteは薬機法違反広告と言えます。

「すごい水」のページについて

「すごい水」のページも作成されています。

このページでは、「スゴミズ マウスウオッシュ」の紹介がなされています。

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そして、同一ページ上で「すごい水」の除菌効能が解説されています。

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「スゴミズ マウスウオッシュ」は、薬機法としては「化粧品」のカテゴリの商品と解釈されます。そして、化粧品の場合、除菌やウイルス除去を表現すると違法表現になります。なので、上記表現は違法表現です。

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「No1の消臭効果」との表現もあります。「No1」との表現は、薬機法上の「最大級表現」にあたり、禁止されています。違法表現です。

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引用元:東京都薬務課資料

なお、今回のページの場合、「除菌・ウイルス除去」や「消臭効果No1」との表現は、注意深くよく読むと、直接的には「スゴミズ マウスウオッシュ」ではなく、スプレー式除菌剤としての「すごい水」の説明として記述されているらしいことがわかります。

しかしながら、現状の画面構成では、「スゴミズ マウスウオッシュ」と、スプレー式除菌剤としての「すごい水」の両方の効能を表現している、と捉えられるであろうと筆者としては考えます。そのため、筆者としてはこのページも薬機法違反と判断します。

筆者は単なる民間人なので、権限は何もありません。しかしながら、インターネット広告が健全化することを望んでいます。

この8月から薬機法の課徴金制度も始まりました。傷が浅いうちに広告表現の見直しをすることをおすすめします。

以上

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