ファーマフーズの建前と本音 "不意打ち勧誘" の事例
ファーマフーズが販売する商品に「博士ルーペ」というものがある。
この商品は、特定商取引法の改正のきっかけとなった、と報道されている。ごく簡単に説明しよう。
なお、主な出典は通販新聞の記事だ。詳しく知りたい方はそちらを確認することを勧める。
建前:メガネを売る 本音:サプリを売る
ファーマフーズは、昨年の春、「博士ルーペ」についてテレビショッピング形式のCMを打った。
筆者も、このCMを実際にテレビで見た。そして不思議に感じた。ファーマフーズのビジネスモデルはサプリメントの定期通販だ、という認識があったからだ。
筆者の認識は正しかったらしい。このメガネのCMを通して、ファーマフーズはサプリメントを売っていたようだ。
消費者が電話をかけると、ファーマフーズは、メガネではなく、アイケアサプリメントの定期購入を勧誘していたらしい。
この旨は、ファーマフーズの有価証券報告書にも記述がある。
そのアイケアサプリメントは、通販新聞の報道によれば「約3万円」だったそうだ。一方、CM内で言及されていた「博士ルーペ」は2000円程度だったらしい。
電話をかけた消費者は、強く困惑しただろう。メガネを買おうと思って電話をかけたら、サプリメントの定期購入を勧誘された、ということだ。
安いメガネの広告で顧客を集め、消費者から電話をかけさせる。そしてサプリメントの購入を促す。
当時の法律としては許されていたのだろう。しかし、適法であったとしても、消費者としては迷惑だ。
ファーマフーズの広告は、たぶん適法なのだろう。しかし、個人的には、信用するべきではないと感じる。
以上
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