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【措置命令】ツインガーデン周辺企業 MONOMEDICA、アスクレピオス製薬 などについて

2023年3月28日、ツインガーデン株式会社に、東京都からの措置命令が下った。

今回の措置命令をきっかけに、ツインガーデン株式会社に関係のある会社のウェブサイトを見たところ、やや気になる点があった。

ツインガーデン と MONOMEDICA

ツインガーデンは、化粧品・健康食品メーカーだ。しかし、商品を生産しているのは、ツインガーデン自身ではないようだ。

ツインガーデンは、18品目の商品を販売しているが、そのうち17品目は、株式会社MONOMEDICAというOEMメーカーが生産しているらしい。

ツインガーデンの商品とMONOMEDICAの生産商品の対応関係については、リンクをこの記事の最下部に作成した。見たい方はそちらへ。

苦情が多い企業へOEM提供

ここで、視点を少し変える。MONOMEDICAが、どんな会社の商品を生産しているのかを見てみよう。

MONOMEDICAのサイトを見ると、生産実績として57品目の商品が掲載されており、提供先の企業名も多く記述されていた。 

MONOMEDICAからのOEM提供の商品点数が多い会社をピックアップしよう。下記のようになった。

  • ツインガーデン
    18品目

  • ファビウス
    14品目

  • グロリアス製薬
      9品目

  • 196plus
      3品目

  • FUMENT
      3品目

この5社へのOEM提供を合わせると47品目となる。MONOMEDICAがOEM提供する商品の8割以上が、この5社で占められているようだ。

筆者は、消費者から発生した苦情件数をいくつか調べている。この5社についての年間苦情件数のデータも、手元にあった。以下の通りだ(期間は2021年7月~2022年6月)。

  • ツインガーデン
    2,023件

  • ファビウス
      992件

  • グロリアス製薬
    1,727件

  • 196plus
      134件

  • FUMENT
      603件

合計すると5,479件となる。

化粧品・健康食品に関する年間の苦情件数は、国民生活センターの発表によれば、国内の総合計で73,989件だ(2021年度)。

この合計件数をベースにすると、これら5社の苦情件数は、化粧品・健康食品に関する国内の年間苦情件数のうち、約7.4%を占める、と計算できる。

5社のみで国内の苦情の約7.4%を発生させていることは、筆者としては異様であると感じる。

更に、それらの会社の商品を生産している会社は共通の1社であるようだ。筆者としてはこの点が気になった。これらの会社は、実態としてはひとつの事業体なのではないか、と、個人的には感じた。

なお、以前作成した年間苦情件数のグラフに、前述の5社がわかるように赤矢印を書き加えると、下記のようになった。

会社ごと年間苦情件数 MONOMEDICA関連企業に赤矢印付与

ツインガーデン と アスクレピオス製薬

冒頭に書いた東京都の措置命令は、ツインガーデンの商品である「B.B.B」の広告について行われている。

この「B.B.B」は、もともとは、別の会社である「アスクレピオス製薬株式会社」の商品だった。

ツインガーデンは、この「アスクレピオス製薬株式会社」を2020年8月に分割し、吸収合併して「B.B.B」の事業を得たようだ。

アスクレピオス製薬も、苦情が多かった企業だ。

会社分割・吸収合併が行われた前後1年間の苦情件数を書き出すと、以下のようになる。

2019年9月~2020年8月(分割吸収前)の苦情件数

アスクレピオス製薬:217件
ツインガーデン:29件

2020年9月~2021年8月(分割吸収後)の苦情件数

アスクレピオス製薬:95件
ツインガーデン:695件

アスクレピオス製薬は、会社分割前の2019年9月~2020年8月に、苦情件数が年間217件あった。

そして2020年8月に、アスクレピオス製薬の事業は分割され、ツインガーデンに吸収された。

吸収後、ツインガーデンへの苦情件数は、年間695件になった。大きく増えている。

アスクレピオス製薬の事業は、吸収前から苦情が多かった。ツインガーデンは、もともと多かった苦情を、更に増やしたように見える。

参考:AYA氏 契約期間終了

前述のリンク先で、「B.B.B」のプレスリリースに「AYA」という著名人が起用されている。このAYA氏の契約期間は2020年6月で終了しているらしく、所属事務所はそれを強く周知している。

B.B.BとAYA氏は、現在は関係が無いようなので、誤解のないように注意してほしい。

近所のドラッグストアで買おう

いずれにしろ、消費者側としては、わざわざ問題のある会社から商品を買う必要はない。

措置命令が下った企業を避け、近所のドラッグストアなどのリアル店舗を活用すべきだろう。

以上


■過去の関連記事


参考:ツインガーデンの商品とMONOMEDICAの実績 紐付け関係 一覧

この記事の冒頭で言及した、ツインガーデンが販売している商品と、MONOMEDICAが生産している商品の紐付け関係を以下に示す。

Urar(ユレイル)

Urar SPARKLING PACK

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Urar CAPSULE CLEANSING GEL

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

nur(ヌーラ)

nurクレンジング

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

nurセラム

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

nurホワイトローション

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

B-MYT

B.B.B

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Cho Very Burn!

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

DIET SMOOJE

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績
(対応する商品なし)

Y4K

Y4K BALANCING CLEANSING GEL

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Y4K UPRISE CONCENTRATE

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Y4K LIGHT EMULSION

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Y4K BEGINNING LOTION

ツインガーデン公式

MONOMEDICA実績

Charmant Homme

Charmant Homme ローション、Charmant Homme ミルク

MONOMEDICAプレスリリース(ツインガーデンへ提供の旨)

MONOMEDICA実績 Charmant Homme ローション

MONOMEDICA実績 Charmant Homme ミルク

CHARMANT HOMME メディケイテッドリムーバー

@cosme(ツインガーデンの商品である旨、記述あり)

MONOMEDICA実績

その他のブランド

Sunny Sazzy

ツインガーデン 楽天公式

MONOMEDICA実績

そふらる

ツインガーデン プレスリリース

MONOMEDICA実績

プラチナマッスルHMB

ツインガーデン プレスリリース

MONOMEDICA実績

以上

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