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ビリージョエル来日公演

開演前


令和6年、1月24日 東京ドームでのビリージョエル来日公演を見に行った

  1. My life

  2. Movin out

  3. The Entertainer

  4. Honesty

  5. Zanzibar

  6. (Rolling Stones cover) Start me up

  7. Inocent man

  8. (Cover) ライオンキングの歌を歌ってた

  9. Longest time

  10. (piano solo)

  11. Dont ask me why

  12. Vienna

  13. keeping the faith

  14. Allentown

  15. New York state of mind

  16. Stranger

  17. Say goodbye to Hollywood

  18. Sometimes a Fantasy

  19. Only the good die young

  20. River of Dreams

  21. Scenes From an Italian Restaurant

  22. Piano Man

アンコール

  1. We didnt start the fire

  2. Uptown Girl

  3. It's Still Rock and Roll to Me

  4. Big Shot

  5. You may be right

ビリージョエルとの出会い

ビリージョエルを知ったのは実は古く、2004年、中学一年の終わりごろである。親が持っていたCDを勝手に拾って聴いたのだった。Stranger というアルバムだった。当時既に30年前のアルバムだったわけだから、「この人はまだ存命なのだろうか」などと考えながら何となく再生ボタンを押した。それが初めてビリージョエルという名を知ったときだった。二十年後、直接見るとは知らずに。

私が衝撃を受けたアーチストとしてよく名前を上げるのは、ビートルズ、ジミヘンドリクス、ジャニスジョプリンなどがあり、あまりこの中にビリージョエル名前を並べることは少ないように思う。だが、「概念を転覆するような衝撃」では無いにせよ、ビリージョエルは「いつ聴いてもチョー良い」「どれを聴いてもチョー良い」という位置づけであった。したがって、その後、スラッシュメタル、ジャパコアなどを聴いて雷鳴のような衝撃をいくつも食らったからと言って、やはり中学一年のときに聞いた「Stranger」が色褪せるわけではなかった。
そもそも「影響を受けた」というのもおこがましく感じるのであまり言わないが、強いていえば「絶大に影響は受けた」。

ビリージョエルの良さ

個人的にビリージョエルの好きな点は、その佳作の多さは言うまでもないが、声が美しいと思うところである。静かに歌う部分は繊細で女性的にも聞こえ、がなり上げる部分はタフガイな男性的でもあるという、二つの顔を持っている。

個人的に好きな曲を前日に上げたのだが、このうち5/8 は聴けた。

Viennaやってくれたのが嬉しかった。これは確かシングルカットされていないため、隠れた名曲と言われているのだが、私が一番好きな曲なのである。
実にシンプルな構成の曲なのだが、単語が多くて英詩が難しかったり、一見気付かない部分でところどころ転調が入っていたりで、カバーするには多少難がある。僭越ながらオープンマイクで何度かカバーをしたことがある。

ストーンズや、ツェッペリンの曲をオマージュで入れてくる遊び心も面白かった。
また、new york state of mind や only the good die young、pianoman  などで感じたのだが、ピアノのアレンジが音源より派手で豪快なアレンジがあったのも良かった。

ビリージョエルも「もう74歳か」か、と思っていたが、公演を見終わると、「まだ74歳か」に変わった。上述の声の美しさは依然として健在である。なんというか、中学生のころに知ったアーチストがそもそも実在したのだということを肌で感じることができた充足感に浸っている。

しかし、ビリージョエルって実在したんだな。あらゆる意味で遠い存在だったので、もしかしたら架空の人物かもしれないと思っていたが、間違いなく実在の人物であることがわかった。


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