ITベンチャー1年目

1.IT技術の貯金

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ITベンチャーに転職して、約半年は、順調でした。
前職の技術やプロジェクトマネージメントなど、周りが若手だったこともあり、チームメンバーの育成をしながら、顧客からも信頼を獲得できて順風満帆に感じていました。
ただ、そこが落とし穴でした。その時は気づかず。。。
前職までに培った、技術や、マネージメントのスキルを使っていただけで、この先を見据えた、自己投資をしなかったんです。
前職までの技術の貯金は、どんどん減っていきました。もちろん目に見えないものなので、その時は、自覚もなく、日々の業務は上手く回っていたので、どちらかというと、充実感の方が勝っていたんだと思います。
そんな中、ちょうど一年が経過したときです。
当時、お世話になっていたお客様から、今までの経験からすると、難易度の高い仕事の依頼がきました。自身では、チャレンジと思い、新しいプロジェクトのリーダーとして参画しました。

2.貯金がなくなる時

ショック

新しいプロジェクトでは、知らないメンバーも多く、最初のコミュニケーションでは苦労しました。会社が違う人も多く、人間関係の構築からスタートです。
今までは、自分のことを知ってくれている人の中で働いていましたが、その時は、知ってもらうことからスタートです。知ってもらえれば上手くいくと思い込んでいたことが、プロジェクトでは、ポジションの役割があり、その役割をきちんとこなせるかが、大事なポイントです。
プロジェクト開始後、スケジュールがタイトだったこともあり、メンバーへのタスクの割り振り、進捗確認、課題管理が怒涛のように始まりました。数日でキャパオーバーになり、残業してカバーに入ります。1ヵ月で残業してもカバーできない状況になっていました。
そんな状況になっているにも関わらず、周りの人に頼ることができなかったんです。そのままプロジェクトは進みます。設計、構築、テストフェーズとなり、品質が悪いことが露天してきます。
その時に初めて気づきました。転職してから、それまでのスキルで対応していただけで、環境変化や、プロジェクトの手法、新たな技術の習得を行っていなかったため、対応ができなかったです。

岩山

3.挫折

その後、プロジェクトは、散々でした。たくさんの人に迷惑をかけたと思います。後半は、リカバリーにいろんな人に入ってもらい、何とか、プロジェクトは終わりました。わたしの中でも、大きな反省があった経験の一つです。今では、この経験が生きていますが、当時は、かなり凹んでました。。。ただ、この先の苦労に比べると、その時は、まだまだです。これからいばらの道が始まります。


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