少女じゃなくても魔法少女になれますか
この記事を読みました。
この方、最近よく見てるVtuberの運営さんなんですけど、マインドが素敵なんですよね。他の記事も全部読んだのですが、キャラクターを、そして自分とみんなを大事にしていてとてもいい。
突然自分語りをするのですが、俺はXジェンダーです。
生まれた時は女で、かわいいものも好きだったのでずっと女だと思っていたのですが、自分の性器に違和感を持っていて、色々考えた結果
「自分は無性別の体になりたい」
「女ではないけどかわいいものが好き」
というところに落ち着きました。
元の記事にある
とは、やはり自分は違うと思います。しかし、
とも、近いようで決定的な違いがあるのです。
なぜなら俺は女の子じゃないから。
かわいくなろうと努力していて、自分もまわりも大事にする、きらきらした人。そういう意味では俺もそのマインドでいたいと思うのですが、"女の子"という言葉がどうしても引っ掛かってしまう。
「うるせえ知らねえよ重箱の隅つつきマイノリティが」と思われそうですけれども。
この感覚は、魔法少女について考えるときと似ている気がします。
魔法少女、かわいいですよね。みんなも不思議なパワーでかわいく変身したいですよね。でも、魔法"少女"なので、女の子しか魔法少女にはなれないのです。男の子が不思議なパワーでかわいく変身しても、それを表す言葉がない。
ところで、プリキュアは魔法少女の一種ですが、最近は性別は関係なくなれるようになったと聞きました。これはとてもいいことだと思います。"プリキュア"という言葉には、性別の制約がなくなったのです。
名前を付けることは可視化することです。
とはいえ、プリキュアは固有名詞なので魔法少女の代わりにするには具体的すぎますよね。仕方ないので、俺が性別を指定しない魔法少女を指したい時は"魔法小児ょ(まほうしょうじょ)"と言っています。なんそれ。
かわいい女の子マインドはもっと広まってほしいと思います。そのうえで、"女の子"という言葉の代替になる、性を指定しない名前がついたら嬉しいです。俺が。
女の子も、男の子も、その他の人も、自分らしくかわいくいられる世界でありますように。
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