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我が輩はネコである。

名前は「コロ」
犬ではない、断じてネコである。

なぜ飼い主はこんな犬の名前を我が輩に付けたのかは知らぬが、
いまではすっかり馴染んでしまった。

「コロー」

む、ご飯のようだ、我が輩は行くのである。

ぬ、飯か?
足らないのである!

家に来て、まもなく12年の、元野良猫の男の子。
寒い冬の夜に、車のボンネットの中に入り込み

ニャーニャー

泣いていたのを救い出したが、
ダッシュで逃亡。

その後、二回ほどボンネットの中で泣いているところを救い出すも
ダッシュで逃亡。

そして夜遅くに、近くの家の軽トラのボンネットの下に
入るところを見てしまい、これは翌朝、大変な事になる!

と、なんとか救いだし、そのまま家の中へ。

親猫とはぐれたのか、家に馴染むまでに少しかかったけれど、
コロコロして可愛い子だったので、

名前は「コロ」に。

いや、犬の名前! と思ったけれども、家族がそう決めたので。

で、茶トラは大きくなるよ、と獣医に言われたとおりに、
大きくなって、そして、甘えん坊になりました。

良い年なので、落ち着いているけれども、
雷は大っ嫌いな、弱虫なところも。

ネコは、何回か飼っているけれども、
みな性格が違って面白いなと。

ネコの自由な生き様は、忙しなく抑圧されている現代人は
もっと見習いたいモノ。

何か?

これまで、社会は、上に従うことを是として、
いわゆる「犬」を良しとしてきたように見えますが、

今後は、自由な「ネコ」が良しとなるようにも思えます。

時に、寅年の今年は、虎も猫科なので、
より自由気ままが、支持されるようになってきているように見えるのです。

もっとも、自由気ままな猫たちにもルールはあり、
ルールを守れないはぐれモノは排除されるモノ。

そういう自浄作用は、人間社会でも期待したいですね。

そろそろ、
この馬鹿げた大混乱は、終わりにしなければなりませんね。

お、主人か?

ぬ?
まだ話しておるのか、主人よ

今日の飯は、好物であった、褒めてつかわす!

よし、モフって良いぞよ!

いや、モフるのである!

もふって良いぞよ!


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