FoveonとTelecaster
このタイトルを見ただけでカメラ愛好家のミュージシャンはニヤっとするはず。
それぞれの詳しいことは専門家に聞いてください笑
前々からやりたかったsdQuattroHでテレキャスを撮りたかった企画。
冒頭に書く事でもないけど、
本音を言うとマクロレンズを使いたかった涙
いつも通り好き勝手言ってますので
ファンタジー読物としてご高覧ください!
ではどうぞ!
唯一無二の不器用?
カメラのセンサーには大きくベイヤーとフォビオン。しかもフォビオンの現行品はsigmaのみ。
カメラユーザーの9割以上はベイヤー。
いや、10割かもしれない。
その1割がフォビオンも使うが正解だと思う。
どうみても不器用。
・AF遅い
・isoは使えて400、出来れば100がいい。
・他の動作もモッサリしてる。
・電池もすぐ切れる。
一方テレキャス
・3点だとチューニング合わない。
・ゲキ歪ませるとすぐハウる。
・弾きにくい。
・ノイズめっちゃ出る。
・見た目ダサい。
出す音、色は唯一無二
このネガティブな要素の反面ポジは突き抜けている。
まずフォビオン
・中判並みの解像度と色の深み。
・専門家ではないので詳しくは本職カメラマンのblogなどへ!笑
テレキャス
テレキャスのセンターのトーンはテレキャス以外出すことが出来ないぐらい独特。
これは好き嫌いが出る。このペケッとした感じの音抜けがめちゃくちゃいい。
なのでジャンルは制限されるかも。
というかこのペケっを活かすと何やってもテレキャスミュージックになる。
影からメインストリーム
前述の「ゲキ歪ませると〜」…。
そもそもアホみたいに歪ませるギターでもない。
今でこそ若い子たちはテレキャスをオシャレと認識してる(誰か有名な人が弾いてる?)けれど、代々テレキャスというものは
クセの強いギタリストしか使わない特別なギターである。
本来はクセのあるギタリストしか使わないのに、特にJ-Popの特にインディーズ寄りのバンドではみんなが「ミギヘナラエ」してるように全員が無機質な歌いにくい難解なフレーズを弾いている。
勝手な解釈ではボカロが流行った時にクリエイターがキーボーディストで、鍵盤的なシーケンスフレーズをギターに当てはめた。
それがギターのフレーズとしては斬新だったのではないかと。
溢れかえった界隈では逆に無個性。
混ぜるな危険
乱暴な言い方だがテレキャス以外のロックギタリストの音はザックリみんな同じ。
アンサンブルの中にテレキャスを混ぜると絶対分かる。そのぐらい個性的な音。
例えが強引だけどイングヴェイ系のギタリストってみんな同じ音してるのと似た感じ。まぁテレキャス系もある程度みんな同じにはなるねんけど笑
ちなみにイングヴェイ系の人は弱のニュアンスも上手い。
純粋培養のメタラーはまず使わない。
レンジが広くピッキングの強弱もアラが出やすいのでしっかり弾かないと鳴ってくれない。
歪ませないと役に立たないギター特有のパコパコしたコンプ感のあるハムバッカーの方が余韻も長く楽に弾ける。
例えば日本だけでいうと売れてる系だと全然ジャンルがバラバラだけど
BOOWY時代布袋寅泰
ジュディマリTAKUYA
ミッシェルアベフトシ
(敬称略)
までがギタリストのイメージ。
それ以降のジャムセッションを覚えたてぐらいの大学生が好きそうなギターボーカルのJ-Popは省きます。
ヘタウマが一周してカッコいいみたいなのはあまり響かなかったので。というかあまり知らない。
海外で好きなテレキャス使いだと
アルバートコリンズ
スティーブクロッパー
ダニーガットン
ロイブキャナン
リッチーコッツェン
全員少しブルースやカントリーの要素が入ってる。
クセがすごいんじゃ
今でこそ万能と言われる楽器として市民権を得たテレキャスだが、存在感がありすぎてテレキャスの音楽になってしまう。
アンサンブルの中で見つけるのは容易い。とにかく音抜けがいいのです。
音抜けの悪いアンプシュミレーター系を使ってても聞こえてくるテレキャスサウンド。
とにかく音が聞こえてくるので自分もどんなレコーディングでもほぼ使っている。
ストラトのようにダーティーにならない。
輪郭があるまま歪む。
特に余韻のなさがアンサンブルの邪魔をしないので適している。余韻が長いと他を覆ってしまって音圧も出にくい。
現代の音圧合戦では重宝されるのも納得。
関係ないねっ
ギターの音域(中域)を完全に再現したギター。それがテレキャス。
チューニング問題を差し引いても素晴らしいギターなのです。
実際シビアなレコーディングでは3点ブリッジはかなりキツイ。9フレットまでは快適。12フレット辺りになるとそろそろピッチがしんどくなってくる。
それでもいいんです。それがテレキャスだから。
多少のチューニングは妥協してでも3点のブラスブリッジにした方がテレキャスの良さを堪能できます。
ん?
これはフォビオンも同じじゃないか。
・モッサリしたAF=ギターのチューニング
・高感度撮影が苦手=ノイズが乗りやすい
・ゴツゴツしたボディ=重いアッシュのボディ
「唯一無二の色表現=唯一無二の音抜け」
コレに限る。
他のことなど本当にたいした問題じゃない。
いい色でてたらいいじゃん。
いい音でてたらいいじゃん。
だってカメラだもん。
だってギターだもん。
FOVEONもテレキャスも一度体験すると抜け出せない魅力がある。
とは言うものの
メインカメラはSONY α7RⅣ
とにかく便利。コントロールもスマート。
そして自分のはRなので6100万画素の高画素機。
高感度などを考慮すると普通に本当に万能なのはα7Ⅳだとは思う。
メインギターはkiller prime
このギターは本当によく出来ていて、まずピッチがいい。フロイドローズだからとかじゃなくてネックがすごく良い。音程感が素晴らしい。ピックアップの種類にもよるけど音の分離が素晴らしい。ブーミーにならずダマにならない。
あと私は散々テレキャスを説いてきたが元々はストラト使いである。
勝手な解釈だけどkiller primeからはストラトを感じる。決して面で鳴るking of rockのレスポールではない。なんか芯があるのよ。
私は
メインはkillerだがテレキャスも使う。
メインはSONY(ベイヤー)だがSIGMA(フォビオン)も使う。
必然。
オンリーワンのサウンドと描写。
サンキューテレキャス
サンキューフォビオン
=あとがき=
ちなみに私があげている写真のギターは正式にはシンライン。中が半分空洞になっているタイプ。
青の方も実は中身は半空洞。
名前をつけるなら
「テレキャス類シンライン科」
ピックアップもフロントがP90タイプ。
世の中にはテレキャス警察というものがいます。
彼らからするとこれはテレキャスじゃないので逮捕されます笑
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