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妊活#009 2回目の人工授精Part1

こんにちは、かずのことろろです。
今回は2回目の人工授精についてです。
1回目で子どもを授かることはできませんでしたが、チャンスは毎月あるので落ち込んでいる場合ではありません。
2回目の人工授精については、初回よりも詳細に時系列にまとめていこうと思います。
まずは、人工授精をおこなう日が決まるまでの流れを。

人工授精をおこなうまでの流れ(僕たちの場合)

排卵誘発剤を服薬

人工授精に向けてまずは月経開始3日以内もしくは5日以内に受診するよう指示されました。
目的は排卵誘発剤を服用して、卵巣での卵胞の発育を助け、質を高めることです。
3日以内か5日以内で服用する薬剤が異なります。
(3日以内:レトロゾール 5日以内:クロミフェン)
*排卵誘発剤を使用しない自然周期法もありますが、僕たちは服用する方法を選びましt

クロミフェンとレトロゾールの違い
クロミフェン(クロミッド);
クロミッドには抗卵胞ホルモン作用があるため内服すると卵胞ホルモンによる下垂体へのFSH(卵巣を刺激し卵胞を発育させます)分泌抑制がなくなり、下垂体からのFSH分泌が増加し卵巣に卵胞が多く育ちます。クロミッドは長く効いているため、子宮内膜が薄くなったり、頸管粘液が出なくなったりしやすくなります。したがって38歳くらいを過ぎるとタイミングでは精子が子宮に侵入しにくくなるため、妊娠しづらくなります。着床もしにくくなると考えます。
レトロゾール(フェマーラ);
アロマターゼ(体内で男性ホルモンから卵胞ホルモンを造っている酵素)という酵素を阻害し体内で卵胞ホルモンを造らなくします。これを内服すると、体で卵胞ホルモンが造られないため下垂体へのFSH分泌抑制がなくなりFSH(卵胞刺激ホルモン)が多く分泌され卵胞が複数発育します。フェマーラは長く効いていないので子宮に対する内膜を薄くする作用は少ないので、38歳以上ではクロミッドより良い可能性があります。

東京HARTクリニックHPより http://www.tokyo-hart.jp/more/medicine/


*いずれにしても5日以内には受診しなければならないので、仕事をしているとけっこう大変ですね。
みるきちは3日以内に受診できたのでレトロゾールを1日1錠5日間服用しました。

卵胞チェック

月経10日目頃に卵胞の状態をチェックするため受診しました。
受診前に自宅で尿LH検査を実施し持参します。(案外忘れやすい)
受診し超音波検査で卵胞チェックをおこないました。
この超音波検査の結果と尿LH検査とあわせて卵胞成熟を確認、あるいは成熟する日を推定し、人工授精日が決まります。
順調であればこの卵胞チェックから数日以内に人工授精となるようです。

僕たちの場合はこの時点で成熟が確認されたため、翌日の朝に人工授精することになりました。

男性がやること

僕は事前の服薬や検査などはなく、人工授精当日に精子を採取するのみです。
状態の良い精子を採取するために適度な禁欲(3日〜7日)が求められますが、案外これが難しいです。
今回はたまたま人工授精の3、4日前に排出していたのでよかったですが、予想よりも卵胞の成熟が早かったり遅かったりというのがあるので、油断していると禁欲期間が短すぎたり長すぎたりしてしまうので、精子の状態が万全とはいえない僕のような人は注意が必要です。

今日のまとめ

2回目の人工授精をおこなうまでをまとめました。
初回のときも実感しましたが、不妊治療は日程調整がシビアです。
特に女性はほぼ選択の余地がないくらい特定の日に受診しなければなりません。
みるきちは月経周期の変動が極めて少なく、卵胞も順調に成熟したため、事前に予測した日程どおりに進むことが多くて助かりました。

そうでない場合は仕事との両立など非常に難しいのではないかと感じます。
仕事内容によっては仕事を辞めなければならないというのも分かります。
それ以外にも排卵誘発剤などホルモンに関係する薬を飲むので体調に変化をきたす場合もあり、女性は本当に大変です。

これを書きながら、みるきちには優しくしてあげたいなと改めて思いました。
男性ができることはほとんどないのだから。

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