好きなゲームの話をしよう! ~デュープリズム 編~
こんがお!
どうも、苗輪和音です!
雪がちらついたりつかなかったりするこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は「いろんなゲームをしたいなぁ」という気持ちを胸に抱きつつも行動には移せないという日々を送っております。
という訳で、今回は『好きなゲームの話』をしていくことにしましょう!!!!!
出来るだけ皆様には実際にプレイしていただいて感動を味わっていただきたいので、ネタバレなしをなるべく徹底しつつ記事を書いていこうと思います!
前回は『ファイナルファンタジー零式』の話をしたこの記事シリーズ。今回のゲームはこれだ!
『デュープリズム』
それでは、早速『デュープリズム』の好きな所についてお話しさせていただこうと思います!!!
デュープリズムの話
その前に、そもそも「『デュープリズム』ってなに?」という方向けに簡単な説明をさせていただきます。
本作は1999年にプレイステーション専用ソフトとしてスクウェア社(現スクウェア・エニックス社)より発売されたファンタジー世界が舞台のアクションRPGです。
というのが『デュープリズム』。
詳しい事はwikiなんかを参照していただきたく!
また、現在はゲームアーカイブスとして販売されているので良ければ買ってプレイしてみてください!だいぶ安くなってるはずなので。
では本題。
① フルポリゴンで作られた3Dゲームながら軽快で簡単なアクション性
1999年と言えば『FFⅧ』や『ポケモン金銀』、『スマブラ(初代)』に『クロノ・クロス』などなどが発売されたゲーム黄金期。このゲームはそんな中で発売されたフルポリゴンの3Dゲームです。今の時代に当時の他の超大作と比べるとやや見劣りしてしまう部分はありますが、当時だとかなりの意欲作として受け止められたのではないでしょうか。
YouTubeなどでプレイ動画を観ていただければ分かると思いますが、かなり細部までこだわりを持って作られている事が分かると思います。
しかもこれ「アクションRPG」なんですよ。「コマンドバトルRPG」じゃないんですよ。という事はつまりプレイヤーの操作に合わせてリアルタイムで計算しないといけない訳です。地味に凄いことをやっています。似たようなものだと『ブレイヴフェンサー武蔵伝』とかが有名だと思います。
これだけ聞くと「じゃあちょっと動作はもっさりしてるの?」とか思う方がいるかもしれませんのであらかじめ言っておきますが、全然そんな事ありません。むしろ軽快です。アクションの幅こそそこまで広くないもののかなり自由に動き回れる仕様になっています。
しかも割と操作も簡単。聞く所によると発売当初は3Dアクションに慣れていない人がほとんどだった為操作にやや苦労したプレイヤーも多かったそうですが、現在、ゲームアーカイブスなどでプレイするなら特に苦になる部分はないと思います。普通に楽しめます。
そして本作は「ルウ」と「ミント」のW主人公方式のゲームであり、それぞれ攻撃方法などモーションが別々の為、ストーリーを全て見る為に2周するのにも全然苦ではありません。「ルウ」なら大斧による攻撃や変身能力を用いた攻撃や移動など、「ミント」なら様々な魔法を用いた攻撃やチャクラムのような武器を使った物理攻撃や飛び蹴りなどとしっかり差別化されているので楽しくプレイできるような設計が成されています。
聞くだけではイマイチ分からないかもしれませんが、実際にプレイしてみると理解できると思います。特に「ミント」の使いやすさはプレイしたら""理解""ります。魔法使うよりだいたいの敵は殴る方が早いという事も。
ただこのゲーム、ちょっと分かりにくいのが「ダメージを受ければ受けるだけ最大HPが上昇し、技を使えば使うだけ最大MPが上昇する」という仕様です。これを知っているか知らないかで最後の方の進みやすさが変わってきます。めちゃくちゃ雑に言ってしまうと「ゲーム慣れしている人より慣れていない人の方が最終ステータスが高い」という風になります。だからある程度ダメージを喰らいながら進む必要があるので、そういうのがストレスになる人はあまり向いていないかもしれません。
② W主人公のストーリー
上で少し書いたように、このゲームは「ルウ」と「ミント」というW主人公方式をとっていますが、マップや登場人物など大筋のストーリーは共通しています。
というおおまかなストーリーをそれぞれの視点から見るのではなく、それぞれのルートが完全にパラレルワールドであり、少し違うルート展開を楽しめるようになっています。
この辺りもハードの容量制限に折り合いをつけつつどれだけのボリュームのストーリーを重ねられるかという難しい問題を突破する為の柔軟な発想が垣間見えると思います。
ストーリー自体はそれぞれのルートがだいたい10時間あればクリアできるくらいのまあまあ短めのボリュームです。ただ魅力的なキャラたちであったり王道ながらも飽きさせない展開を見せるストーリーであったり主人公によって全然違う風味になるメインストーリーの雰囲気であったりなど、やっててとにかく飽きずにのめり込む事が出来るようになっています。この辺りも現在まで本作が愛されている理由だと思います。
「ルウ」編の笑いあり涙ありの「大切な人を蘇らせる」旅で「自身の出生の秘密を知る」王道感動ストーリー展開とは対照的な「ミント」編の「世界征服」という願いを叶える為のハチャメチャ熱血冒険譚(感動もあるよ!)なストーリー展開の2軸、飽きるはずがありません。
ぶっちゃけ言うと攻撃方法もストーリーのテイストも主人公が変われば全然違うものになるので世界観が同じの別ゲーをやってる感覚に近いです。(嘘です。そこまでの乖離はない。)
③ 魅力的なキャラたち
そんなアクションRPGでストーリーなゲーム『デュープリズム』なのですが、その人気を支える魅力的なサブキャラたちがたくさん登場します。
もちろん主人公の2人もとても良いキャラなのですが、主人公たちの冒険を支えてくれる骨董品屋兼考古学研究者である「クラウス」、その妻でその世界では剣豪として名を馳せた「ミラ」、2人の娘で行動力の化身「エレナ」たちであったり、「遺産」を狙うトレジャーハンターでなんやかんやと主人公たちに絡んでくる「ベル」と「デューク」というドロンボー一味とかロケット団みたいなキャラが登場したりなど、そういうキャラを知っていくだけでもかなり楽しいです。
また「ミント」の妹であり「遺産」の封印を監視する役目を担う東天王国の真面目な王女の「マヤ」、その側近であり古くから東天王国に仕える魔法使い「ドールマスター」などの主人公たちの行く手を阻むキャラも魅力的です。
そして本編が始まる3年前、「ルウ」と共に暮らしていた女性「クレア」を殺害した謎の存在「死の右腕」やカローナの街の外れの森に住むファンシーな大魔法使い「メル」、ストーリー途中で登場するほぼ人間な魔導人形「プリマドール」など、主人公たちの冒険に密接に関わってくる事になるキャラにも魅力的なキャラが沢山います。
敵キャラも味方キャラも魅力が溢れまくっているのがこの『デュープリズム』です。そういうのも相まってストーリーが楽しいんですよね。
彼らが紡ぎだす物語の結末は君自身の目で確かみてみろ!
という訳で、簡単にではありますがPSの隠れた名作『デュープリズム』を解説させていただきました!
筆者は中学生の時に本作の実況動画を観てPS Vitaのゲームアーカイブスで購入してドハマりしてほぼ全クリまで行ったのですが、とあるマップに隠されているアイテムの入手方法が全く分からなくて諦めました。攻略動画や攻略サイトなどをハシゴして入手方法を探したのですが、全く情報が出てこず絶望していました。今も分かりません。
というかそれから数年後に弟がPS Vitaのソフトケース(本作のデータを含む様々なゲームデータが入っているメモリースティック入り)を何処かで紛失してきてしまったせいで以後現在に至るまでプレイできていません。帰ってこないかなぁ……私の青春……。
過ぎた事をうだうだ言っても仕方ないのでこの辺りで終わりましょうか!
本当に『デュープリズム』は面白いので出来る環境がある人は是非ともやってほしい!
リマスターとか出てくれたら嬉しさありますが、まあ無いんだろうな。
という訳で、ここまで読んでいただきありがとうございました!
それじゃ、おつがお~!