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【日記】レッスン後記、他(23’.1.27〜28)

2023/01/27(金)

晴れ 2℃前後

〈練習記録〉
⬛︎練習無し

〈日記〉「レッスンに行ってきた」
診てもらった曲は以下の二曲。
・メトネル作曲
  ピアノソナタ op.25-2 2楽章
・カプースチン作曲
  演奏会用エチュード op.40-1「前奏曲」

当初はメトネルのピアノソナタ op.25-2の2楽章を診てもらう予定だった。しかし準備期間が約一カ月半で、レッスン日の2日前になんとか楽譜を最後まで読み終えたものの練習が全く足りずに、とてもレッスンで診てもらう様な状態ではなかった。そのため別の曲に変更するかどうかをかなり迷っていた。
このピアノソナタは7月に演奏予定の演奏時間の長い難曲なので、最低でも今月中には譜読みを終えてしまいたかった。そのため短い準備期間を覚悟でレッスンの予定を組んだ訳だが、少し無理があった様な気もする。

他の曲にしようか迷ってる旨を先生に相談すると、せっかくだからソナタをやろうという事になり辿々しいながらも演奏した。
結果は…、まあ予想通り。全く弾けなかったし、そんな状態だから得るものは多くなかった。(レッスン中はそう思っていたのだが、帰宅後には予想以上に曲の習得を実感できた為、このレッスン予定は正解だったのかもしれない。)
通して一回演奏して少しのアドバイスを貰ったが、弾けない状態でこれ以上続けても時間が勿体無いと思い、残りの時間はカプースチンのエチュードを診てもらう事にした。ソナタに関しては現段階ではとにかく練習するしかない。

カプースチンのエチュード「前奏曲」の今回の課題は、
・文節文節での性格をより明確に使い分けて、流れを作っていく事。
・勢いで演奏していてリズムが怪しい部分がある為、まずはリズムをしっかりと把握する事。
大体以上の2点だった。
これらの課題はこのエチュードの他の曲にも共通するものなので、他の曲の練習にも活かしていく。さて、レッスンでは毎回不思議な体験をする。
レッスンの最中に上手く出来ない事があって「これが喫緊の課題だ」と持ち帰るが、帰宅して復習する時にはそれが難なく出来てしまい「なぜレッスン中には出来なかったのだろう?」と不思議に思う。
今回もそうだった。
レッスンではソナタの2楽章はほぼほぼ弾けない状態だったのに、帰宅後にはレッスン前よりもスラスラと弾ける様になった。
これはきっと、「演奏に必要な要素はある程度揃っているけれどもそれを上手く運用できていなかった」という状態が、レッスンの間に整理され演奏に反映したという事なのかも知れない。それが先生のお陰なのかレッスンを受けるという行為を意識する事によるものなのかは分からないが、これだけでもレッスンの予定を定期的に入れる事には大きな意味があると感じている。(レッスンで自由に弾けないのは結構悔しいので、これはこれで克服を目指す。)

最後にこれからの意思表明を。
「練習は一音一音を大切に」
先生とのやりとりで感じるのは、恐らく先生と僕とでは普段の練習での一音に対する集中力が全く違うのだろうという事。「一音一音、確実に習得する」という執着が僕にはまだまだ足りない。先生はプロとして活動するピアニストだから当然かもしれないけれど、僕も完璧な演奏を出来る様になりたいのだから今の様な生温い意識で練習していては到底目標には届かない。もっと集中した練習をする。意識を活性化してより頭を使うのだ。


2023/01/28

晴れ 5℃前後

〈練習記録〉
●カプースチン エチュード op.40-1【1.5h】
        エチュード op.40-1,2,4【0.5h】
●ショパン エチュード op.10-1,2,4【1h】
●リストウエイト装着での練習
 ・ショパン バラード3 op.47
 ・メトネル エレジー op.59-1 【1h】
●メトネル ソナタ op.25-2【2h】
⬛︎計:6時間

〈日記〉
少し寝坊したものの練習時間はそこそこ取れたし、内容も悪くなかった様に思う。
リストウエイトを使った練習を試してみたが中々面白かった。

・跳躍などのポジション移動の際には、強い反動が生まれて上手く着地できない。そのため着地点を目指して反動を最小限に抑えた動きを考える。これは腕や手首の無駄な動きを見つけやすい。

・手指の環境が著しく変わるので、指を運ぶ鍵盤の位置を強く意識しなければ正しい鍵盤に指を置けない。これは運動的な記憶で暗譜に寄与する。

・重さを使って鍵盤を下ろすと、鍵盤がとても軽く感じる。これくらい楽に鍵盤を下ろせるとより自由に演奏出来る様になりそうだが、これを重り無しでやるには筋肉か重量がもっと必要かもしれない。

・指を上げる為の筋肉増強に役立つ。

・常に重量がかかる為、それに反抗して演奏する腕の使い方が鍵盤を押し付けようとするタッチの癖の対策となる。

感じた事は大体こんな感じ。
用法、用量にはかなりの注意が必要だと感じる、割と危険な練習法だ。

でもウエイト外した時の感覚はクセになりそう。
フワフワとして反重力を感じるような印象で、タッチがとても軽く自由に感じる。それだけ演奏中には無駄な力が腕や手にかかっているという事なのだろう。

この練習はこれから少しずつ取り入れて、一定期間試してみる事にする。

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