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【コロナ禍渡航】ケニア ナイロビ③

〈前回の振り返り〉

深夜に、現地訪問先企業様のオフィスに到着しその日は就寝させて頂くことに。

〈ここから〉

翌朝、7:30頃から現地の訪問先企業様の青果店(※)さんへ。

お店は、オフィスから約200m、徒歩5分程度のところに。

※Alphajiri Greengrocer : ナイロビにある、Alphajiri Ltdにより運営される、ケニア国内貧困農家さんの農作物を中心に扱う青果店。野菜や果物のみならず、それらの加工品も取り扱う。 

https://www.alphajiri-greengrocer.com/

※詳細は2., 3.にて記載。

1. 店舗内での様子

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朝一で、品出しや、その日にwebで注文の入ったオーダーを店舗内で完成させたり、キッチン(野菜やフルーツ、穀物を使ったお料理、加工品を調理)の準備などに追われる。

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この日は、商品の入荷もあり、業者さんが採れ立てのネギやブロッコリーをトランクいっぱいに持ってきてくださった。(それにしても、このトランクに直で詰め込まれている感じは中々日本では見ないワイルドさだった。トランクは、常にネギ臭さは残っていないのだろうか、といった疑問はさておき、、笑)

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青果類や穀物以外のオリジナル商品は、契約農家さんの大豆を使った〈納豆〉、〈自家製キムチ(甘口/辛口)〉、〈サツマイモスープ〉など多岐に渡る。

そして、何といっても暑いナイロビで、以下のフレッシュジュースのラインナップは健康的な上、体に染み渡った。全て無添加、オールフレッシュ(そのため、賞味期限は数日だが)で以下のような品揃えだ。

・〈パイナップル×ミント〉180KSH
・〈サトウキビ×レモン〉130KSH
・〈サトウキビジュース×レモン×ジンジャー〉150KSH 
※1KSH=¥1.02程度

また、加工品で言うと自家製のキムチはかなり現地の方にも受け入れられ、本当に美味しく売れ筋商品だった。

お店のコンセプトは、"fresh, healthy, creative!"まさに、これを体現する商品のラインナップだ。

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そして、何とこれらの商品は、デリバリーでの注文も可能だ。

(デリバリーでのご注文もかなり多く、店舗:デリバリーのお客様の割合は50%:50%程度の印象。)

ナイロビ市内はかなりフードデリバリーやEC(ケニア版楽天市場のようなジュミアというものもあり)による注文が広がっているようで

デリバリーで大口注文をされるお客様もかなり多い。

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店舗内、本当に品揃えは豊富で、野菜や果物でいうと〈マンゴー〉や〈アボカド〉はかなり種類が豊富な上に20-50KSH/個 程度とかなりお値打ち価格であった。

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現地契約農家さんのこだわりのハチミツに加え、日本の調味料もずらり。(味噌は、契約農家さんの大豆を使った自家製だ。)

実際の商品一覧は、是非以下をご確認下さい。

▼商品一覧

そして、企業様情報は以下に掲載させて頂く。

2. 訪問先企業様情報

Alphajiri社は、ケニアの貧困農家さんを対象に、その

・サプライチェーンの構築
・農村エリアでの、自助グルーブ形成
・自助グループ内でのマイクロファイナンスサービス

といったソリューションを提供されている会社様である。

代表の薬師川さんは、青年海外協力隊(現 JICA海外協力隊)ご出身でもあり、協力隊の経験の中で感じられた農村での課題を解決したいとの強い思いからAlphajiriを立ち上げられた。具体的には、貧困農家さんが、効率的に生産ができない、せっかく生産した農作物も安く買い叩かれる、うまく販路を拡大できていない、という非常に大きな課題に真っ向から取り組まれている。

現地での経験もかなり豊富で現地メンバーからの信頼も厚く、本当に熱い思いを持っておられた。

現在、ナイロビのAlphajiri Greengrocer(AG)に加え、こちらから3キロほど離れたスラムエリアにて穀物のみを取り扱う店舗Alphajiri Cereal Shop(ACS)も出展されている。

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"AG"の店頭の様子("Alphajiri"という社名は、スワヒリ語の"alfajiri=夜明け"に由来する、造語とのこと。) 正面に停まっているのは、デリバリーライダー用のバイク。
(この日は、ちょうど金曜日というのもあり、Black Fridayのイベントも行っていた。)

3. 参考リンクなど

今回、現地で活動させて頂き私自身の言葉でAlphajiriさんの活動の詳細をご紹介させて頂くことも考えたが、過去に代表の薬師川さんなどにまとめていただいている良記事が多数ある中、それらを引用してご紹介させて頂くこととした。

既にメンバーの方が書かれた思いのこもった記事がある中、

①短期間での活動を元に、組織を深くまで理解した気になって述べるのはおかしいと感じたため

②せっかく、創業者の薬師川さんら直々の密度の濃い記事のある中、敢えて私が塗り直すのは適切ではないと感じたため

の2つの理由より、以下数個の記事を引用させていただくこととした。

※私個人の所感は、4.にて述べさせて頂きたい。

◾Alphajiri紹介記事

-アルファジリ流 ケニア農村部の貧困解決方法 ーAlphajiri 代表 薬師川智子ー(2021.6.3)

https://www.borderless-japan.com/academy/entrepreneur/52946/

-アルファジリ会員農家の収入の変遷(2021.5.7)

https://note.com/8940121/n/n76af54d89e38

◾代表薬師川さん紹介記事 

-自己紹介(note)

https://note.com/8940121/n/n1a85af2d23f1

-ボーダーレスグループ内プロフィール

https://www.borderless-japan.com/member/tomoko-yakushigawa/

◾Alphajiri Greengrocer SNS

-Instagram : https://www.instagram.com/alphajiri_greengrocer/

-facebook : https://web.facebook.com/AlphajiriGreengrocer

4. 活動初日所感

 今回、かなり短期間ではあるものの本当に素敵なメンバーの方ばかりのAlphajiri社を訪問させて頂いた。結果、初日から多くの学びの連続であった。役員のお二人に加え、ケニア人メンバー、日本からのインターン生が、それぞれ限られた人数ながらも各々考え主体的に動かれていた点、現地のローカルケニアンのお客様のみならず、現地駐在の日本人やその他海外のお客様からも愛されていた点。そして、常連さんも去ることながら、初めての方もかなり興味を持って商品を手に取っていた点、等々挙げればきりがないが、本当に店内の雰囲気も明るく活気があった。薬師川さんの記事などにもあるように、ここまでの組織を作り上げられるまでには恐ろしいほどの葛藤はあったのだろうが。まだまだ、初日ではあるが、初の海外での業務という点でも、刺激的なスタートとなった。

⇒続く

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