心臓冠動脈狭窄によるカテーテル検査とステント留置術体験 -検査と入院準備編-
人間ドッグの心電図異常をきっかけに見つかった冠動脈狭窄をカテーテル(経皮的冠動脈ステント留置術)で治療することになった体験と、その経験から学んだ事を2回にわたり記載します。だれかの役に立てば幸いです。
「健康については、自分だけは絶対大丈夫ということはありません。生きていることは幸運の積み重ねであり、生きていれば具合が悪く(病気)なるし、必ず死を迎えるものなんです。永遠でわないから尊く大切なんです。」と言われました。
コロナで伸びてしまった人間ドックを2021年3月に受け、結果はコレステロール高めであり、メタボにも注意し食生活に気を付け、適度な運動を定期的にするように指導をうけるという感じでした。しかし、
その約7か月後の10月26日に受けた人間ドック、その検査中に別室に呼ばれ、心電図に異常「洞徐脈、ST-T異常」があり、狭心症の疑いもあるので、循環器科の早期の受診をするように通知されました。
今までに経験したことがないので少々驚きました。緊急とのことですが、自覚症状がないというのはどうしても油断してしまい、気にはしていたのですが、日々の忙しさと、仕事などの都合を優先してしまい、11月も下旬に。。
ちょうどそんな頃、知人が心臓発作で病院に搬送された(大事には至らなっかった)と聞き、病院に行く!という固い決心で、仕事の休みを取り、検診先から頂いた紹介状を手に、病院の循環器科を受診することにしました。
受診してからは、まさにトントン拍子に物事が進みました。
11月24日:初めての受診:紹介状を提出し、そこから、血液検査、心電図(四肢単極誘導および胸部誘導を含む最低12誘導)、超音波検査(心臓超音波検査、経胸壁心エコー方)などを行い、お医者様の診察。
結果としては、心電図も陰性T ST低下がみられ、トロポニンI 400pg/mL と異常に高く、総合的な状況と数値としては、危険な状況であると告げられました。胸の痛みなど自覚症状が全くなく、血液をサラサラ(凝固しない)薬を飲んで、後日、冠動脈造影CT検査を行うことになりました。冠動脈造影CT検査について同意書を書くことになり、また、家族にも状況を話し、もし容態が悪くなった場合は、救急搬送の際に病院に通院中であることを告げて当院に搬送依頼をするように言われ、ようやく事態が深刻であることを実感しました。。
11月29日:二回目の受診:今日は 冠動脈CT撮影を実施。この撮影にはヨード造影剤という薬を注射して行います。脈拍数が高くなくセロケンという薬は内服しませんでした。検査は50分ぐらいだったと思います。結果画像は自分の心臓の血管が鮮明に見えます! 狭窄している箇所や石灰化している箇所など。Googleで「冠動脈CT」と画像を検索すると実物が見れると思います。この検査は通常の人間ドックでは行われないので、血管ドックなど別途に検査を受ける必要があるとのことです。お医者様は、私の画像を見てカテーテル検査を検討したいとのことでしたが、自覚症状がないので、最終的に心臓外科のお医者様の判断を仰ぐことになりました。
12月1日:三回目の受診: 心臓外科のお医者様を受診。検査結果をレビューし、カテーテル検査(経皮的冠動脈ステント留置術)実施を即座に決定。自覚症状がなくても状況は良くないので、実際に見て、必要であればステントの留置をするのがベストであると説明を受けました。いつ重篤な状態になるかわからない状況では生活に影響もあるしと。。うまくいけば、入院期間は1泊2日で済むとのことでした。午前に入院し、当日の午後施術(右手の血管から部分麻酔でカテーテルを挿入)、その後は止血と容態の監視のため入院。翌日午前中に退院できるとのことでした。空き状況から12月17日~18日に決めました。診察後、看護師さんから施術と入院の注意事項の説明。事務の方から入院の費用と事前の手続きについて説明を受けました。
★やはり入院費用が気になりました。クレジットカードが使用可能なので現金を用意する必要がないのは助かりました。また、病院の事務の方から、社会保険の限度額適用認定証の発行により高額医療に対する自己負担額(支払い)が軽減されること。生命保険など入院給付金や手術給付金が出る場合があるので確認し、あれば申請書を保険会社に依頼しておくと良いと助言をいただきました。
費用の支払い方法、時期の確認
健康保険の援助の確認
限度額適用認定証生命保険のオプションの確認
特約により入院手術費が出るので申請を入院のアメニティの準備
歯磨き、室内履き、寝巻きなど提供サービスが利用できるかも交通手段
タクシーか家族に送迎か。
「心臓冠動脈狭窄によるカテーテル検査とステント留置術体験 -入院と施術編-」に続きます。