警官銃撃事件その後
ambush
覚えなくてもいいような単語がご近所で連発され頭にこびりついてしまった。
警官を待ち伏せ(ambush)してたんだってよ
家庭内暴力の通報の後、それを知った犯人が待伏せ(ambush)して警官が銃に手をかける間もなく撃ったって
湖畔の小さな田舎町で起きた事件。
犯人は3人目の警官と撃ち合いとなり亡くなった。
任務の警官たちはメンタルヘルスチームだったり、危機におけるネゴシエイターとあるので、まさか銃撃戦になるとは考えていなかったのだろう。(アメリカだとそう考えないこと自体あり得ないかもしれないが、ここはカナダ、それも田舎町)
ひとりの警官は退職のはずを延期しての任務だったと言うから、残された家族には何とも悔やまれることだろう。
一昨日は亡くなった二人の警官を運ぶ車列が高速道路を北上した。陸橋の上から警官や消防官をはじめ側道から一般の人々にも見送られた。
一緒にお見送りしたいのだろう、ローカルチャットには今車列がどこを通っているか聞いている人もいた。
町のメイン通りのビーチロードでは半旗になり、公園や住宅街では追悼の意を示す青いリボンがあちこちで結ばれている。
犯人は犯行当時22歳。軍に数か月所属しトレーニングを終えないうちに離脱したとある。いったいどういう精神状態でおばあちゃんが通報したのち隠れて待伏せし、いきなり二人の警官を撃つことができるのか。警官たちは銃を構えてもいないわけで。
娘の夫が隣接区域の警官をしているというサラが、お悔やみの言葉を書くサイトがあると教えてくれた。身内に警官がいて全く人ごとでない上、事件現場が彼女の家からほんのひとブロック先だったのである。
しかし亡くなった二人を乗せた車列をビデオで見て驚いた。先日見たエリザベス女王の追悼を思い出すではないか?
もちろんそれからは比べものにはならないが、日本のヒマワリ・・もといお巡りさんが亡くなっても私たちは知りもしないけれど。
あるいは安全な日本で、地元管轄のお巡りさんが亡くなるような事件はいまだかつてなかったのだろうか?
警官に対してのこんなお見送りを日本では見たことがないと同居人に話すと
ああいう公共の任務(Service)の人は特別ってわけさ
と皮肉っぽく返ってきた。
それよりもと湖を見てグースハンティングを・・
と言いかけたので、今はぜったあ~いここでハンティングしないでと間髪入れずクギを刺した。
規則にのっとっているにしても、今はだめだ。
しばらくは誰も発砲の音を聞きたくないに違いないのだから。
ビデオと写真あり↓
https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/police-killed-innisfil-barrie-procession-1.6616330
こういう動画って日本でも見れるのかしら?逆にこちらで見ることができない日本の動画がちょくちょくあるもので。
日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。