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サくら&りんゴ #121 ライフルの居場所

写真の水鳥はMerganser。カタカナでどう書くのか?マガンサー?
乱れ髪はメス。白黒くっきりの装いがオスである。

遊んでいるのか、メスにアピールしているのか水音が朝から騒がしい。

さて日本からカナダに戻り
でも、朝起きてまずコーヒーを入れる→パソコンでnoteを見るという行為は変わらず(笑)日本時間の夜だけど。


湖畔の家に新しく同居人がいることを以前伝えた。

仕事が朝シフトで午前4時に出てくけど、なるだけそっと行くから。

初日そう言われて、どうせ時差で目覚めているかもと言っておいた。

普段から眠りが浅く(自分でそう思っていて)夫が闘病の頃は、眠っていても夫のベッドの音や酸素を送り出す機械音が聞こえていた。あるとき、ふと気づくとその酸素を送り出す音が聞こえない。慌てて夫の寝室(夫が最後までオフィスだと言い張った)へと下りて行く。すると酸素なしで平気で夫はライトをつけて本を読んでいた、なんてことがあった。

だから同居人が早朝に出ていくと言った時、トイレに行ったり玄関ドアを開けたりする音で、きっと起こされるに違いないと思っていた。

夫が建築中だった家に部屋のドアがついたせい(?(笑))
朝気づいたら同居人は忍者のように出て行ったあとであった。

5時に目覚めた時、余りに静かでまだ眠っていて仕事に遅刻するんじゃないのと母心のようなものがよぎる。しかし玄関ドアから見えるドライブウェイに同居人のバンはすでになかったのである。(当たり前だ、子供じゃなし)


カナダに帰国して、PCRも隔離もないけれど、到着後14日の間は接した人や行った場所を記録して、何かあった時は報告しなければならない事になっている。

友人達にも戻ったよ~と連絡したら
じゃあしばらくしてからね~とみんなそこそこ用心深い。
もちろん時差など私の体調を慮っての事でもあるけれど。

歯科に予約をするときも先週帰国した旨を伝えると、では一応みんなの安全に配慮してと来週の診察となった。
痛みはないが、帰国していきなり欠けた奥歯。左側で噛めない状態・・・。

ところで、湖畔の家の同居人は夫のハンター仲間で夫は彼の事を息子のように思っていた。夫が在宅緩和ケアに入ったあと、ライフルそしてクロスボーなど夫の飛び道具はすべて彼に譲られた。

しか~し。そんな彼と湖畔の家をシェアすることになったってことは~?!

夫の飛び道具がこぞって戻って来たということである!(なんのこっちゃ)

ハンティングからあまりにかけ離れた人生を送って来たので、そんなことすっかり私の頭から抜け落ちていた。

ライフルのロッカーを買ったんだ。
そう言えば、同居する前の同居人はそんなことを言ってた。なんせライフルが入っていた夫のロッカーは鍵が壊れていたのである(違法!)

火事になっても中まで燃えないんだと同居人が持って来たロッカーがこれ。

見るからに頑丈そうである。

暗証番号式のキー

火事で燃えないロッカーっていうから弾薬も中に入るの?と聞くとそれは別だと言う。なんだ、火事から守るってライフルをね。。。

夫から受け継いだに違いないハンティング中心の彼の生活が伺えるではないか。

週末はターキーハントに行くという。
サンクスギビングじゃないけれど、七面鳥ローストにありつけるかも、おこぼれが同居人の私にも!うふふ。

と思ったけど、欠けた奥歯でうまく噛めないんだった・・・>.<

そんなこんなのカナダ生活、再びの始まりである。




日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。