移民：🤣🤣🤣

近くの図書館の
新移民のための（new comer ）英語おしゃべりサークルに参加してみた。
私はnew comerか？という懸念はあったけど。

週1ですでに第３回になっているが、予約不要のうえ無料。
言語だけでなく新移民がこの地になじむための情報交換もありそう。

色々な国から来た人と出会えるかも😄

この日は10人ほどのメンバー。
テーブルを囲んで座る。

ウクライナから3人
後はイラン、シリア、ルーマニア、イギリスなど。

リーダーのルーマニア出身の女性と、そのサポートをしているイギリス出身の女性以外はまだこの地に来て1年もたたない。

仕事を探しているウクライナ出身の女性は戦争避難民ビザでの入国かしら？

そんなことも想像する自己紹介で私の番になった。
そして日本出身と言ったとたん

日本に行ってみたいの！アニメ！

隣の隣の隣に座るウクライナからの女性が間髪入れず反応。

すると
隣のウクライナからの男性が

ミヤザキ!

ジブリね？と私がいうと

catstle catstle え～っと…moving….

あ～”ハウルの動く城”ですね・・・

ついで向かいのルーマニアからの女性が

セーラームーン見ていたわ。Sandybellも

San・・・？何ですかそれ・・？？
と私。
すると

確か日本のだったはず！

そう言ってスマホの画面を見せてくれた。

ハローサンディベル

すみません知りませんでした・・・。

サークルのリーダーをしているこのルーマニアからの女性はカナダに来て17年。ひと通りの自己紹介が終わり彼女は言った。

初めて来たときのたくさんのストレスを覚えています。
今のみなさんと同じです。
でも何年かたてばこんな風になるのだとその頃の自分に言ってあげたい。

いつも思うのだけれど
この地に移住した多くの人は
祖国に戻る選択肢を残していない。

このルーマニアの女性も言っていた。
片道切符だと。

フラフラしている私とは心構えが違う・・。

しかしカナダ生活も年々の物価高が以前から問題になっている住宅価格、賃貸料高騰に加わって新移民たちに重くのしかかっている。
次の片道切符で出ていく人も少なくないようだ。

が、その一方で

うまく（？）申請し、政府の（多大な）サポートを受ける人がいて

本当に必要な人に回っていない

このサークルをサポートしてきた英国出身の女性が説明する。
（確かに度々漏れ聞くのは、政府の移民補助で贅沢な生活をしている人。そんな人をサポートするための税金を払っているカナディアンの生活レベルの方が低かったりするわけで）

ところで先のルーマニアからの女性。
自動車免許取得の話が面白かった。

かの国では免許も交通違反もわいろの世界。
知り合いで7回自動車免許試験に落ちた人がいて
周りの友人たちの反応が

バカだなあ！
わいろを渡さないなんて！

試験に落ち続けているその人はそれを知らないわけでなく”かたくなに”と彼女は表現したけれど、そう言う文化への抵抗だったのかも知れない。

そんな文化で育ったサークルリーダーの彼女。
カナダに移住したばかりの頃、駐車違反でまさに見回りの交通警官にリングをつけられるところで急いでお金を渡そうとしたら、その女性交通警官が逃げて行ったらしい。
わいろを受け取ったら自分が大変なことになると（笑）

そういえば夫ジェイがスピード違反で止められたことがあった（私は乗っていなかったのだけれど）。
そこは小学校の前の道路で時間帯によって（登下校時）30km以下のライトが点滅する。

送られてきた書類を見て
とっとと違反金支払ったら？
と私。

それなのにジェイは
横断歩道からOOOｍ以内のあそこで車を止めさせるのはおかしい、とかなんとか言ってテープメジャーで距離を測りに行くのだ（やめてよね～）

ここだけの話
その前の交通違反の時はパトロールカーが姿をしのばせているらしい場所（草がボウボウの空き地）にジェイはクギを撒きに行っている（ったく叱られた小学生じゃないんだから😅）。

ま、そんな話はさておき
ハウルの動く城の話をしたウクライナからの男性。
それだけでは足りなくて話題が移った後も私に耳打ちしてきた。

キャッスル、キャッスル、タケシ。

????

わかりました？私はすぐピンときた！
風雲たけし城。

ウクライナで見てたの？？？？

なんでも今、アマゾンプライムで見ることができるらしい。
すごく気に入っていると言う彼の様子に思わずクスっときてしまった。
面白いと思う観点は文化によって左右されるけれど、それを越した面白さをあの番組は持っていた（る）のかもしれない。

コーヒーとマフィンも付いて
興味深くも面白いひとときだった。

国の隔たりなくとても平和な。

折しもアメリカ合衆国がウクライナへの戦争サポートの形態を変えるとアナウンスしたその日でもあった。

写真は図書館のヤーンボンミング(yarn bombing)
毎年この時期に行われる毛糸のアートワーク。
ここのは視力や聴力にチャレンジングな人が参加したもの。