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これまでの前提が崩れた「コロナと保育」
保育現場での新型コロナウイルス感染が広がっています。
これまでは「子どもに感染しづらい」という前提だったので、
保育者の中には「子どもからは感染しないだろう」という意識がありました。
しかし変異株である今回のデルタ株では、
子どもへの感染が広がっています。
保育現場では、子どもたちが抱きついてくるなんて日常茶飯事。
WHOは5歳以下はマスクは必ずしも必要ないとしているし、
熱中症等のリスクもあるので、マスクしてない子もたくさんです。
しかも、12歳未満なのでワクチン接種の対象ではありません。
もしも今、マスクを着けず、
ワクチンも未接種の人に囲まれたらどう思いますか?
しかも、抱きつかれたりするわけです。
いま保育現場はこういう状況にあります。
「子どもにそうされたくない」と言いたいわけではなく、
子どもに感染が広がっていることを考えたとき、
こう表現することで、その臨場感が伝わるのではないかと思うのです。
ニュースでは学校の夏休み延長論も出ていますが、
上記のような保育現場は、より深刻なフェーズに入っていく可能性もあります。
経済が動いている限り、保育現場は止まりません。
そして、保育現場が止まると、経済も止まります。
これはものすごく高度で複雑な政治判断になると思います。
判断する人たちの苦労は想像以上だと思いますが、
すべての保育者が安心して従事できるような環境となることを願わずにはいられません。