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カンボジア、犬が身近な生活

今までシンガポール、ジャカルタで10年近く過ごし、現在はカンボジアに滞在しています。

3つとも「東南アジア」の国なので共通点もたくさんありますが、カンボジアに来てから「ちがい」を実感することも多いです。


その中の一つが「犬」の存在です。

まずシンガポールは日本と同じく、ペットとしての飼い犬はいますが、野良犬は見たことがありません(飼育放棄されてしまった犬はいるかもしれませんが、すぐに保護されるはず)。

シンガポールで犬を飼うためには、ドッグライセンスの取得が義務付けられています。諸々の罰金も高いです……。ライセンスの更新を怠ると5000ドルの罰金だとか。

そして、ジャカルタでも犬はあまり見かけませんでした。たまに外国人がペットとして犬を連れていることがありますが、割と少数派。

猫はあちこちで頻繁に見かけるのに対し、野良犬はほとんどいません。イスラム教では犬は不浄の存在とされているので、その影響が大きいのかもしれません。インドネシア語の先生も「写真や動画で犬を見て可愛いとは思うけど、自分から触ることはしない」と言っていました。

ただし、インドネシア国内でもバリ島のようにヒンドゥー教の割合が高い地域だと犬はたくさん見かけますね。



そして、現在のカンボジア。

シンガポールやジャカルタと比べると、格段に犬との遭遇率が高いです。街の中心部や交通量の多いエリアは少なめですが、ちょっと細い道や住宅街に入るとわんさかいます笑。


ちなみに、皆さんは犬がお好きですか……?

わたしは基本的に好きですが、野生味の強いワンちゃんはとっても苦手です。


個人的にはそうしたワンちゃんたちとも友好関係を築きたいと思っているのですが、残念ながらひじょうに「舐められやすいタイプ」の人間です。やたらと吠えられるし、絡まれます……。

聡い生き物なので、こちらが内面で臆しているのを察しているのかもしれませんね。今朝もさっそく家の前でパグみたいな小型犬に吠えられました。

目を合わせず、ゆっくりと動く(背を向けて走らない)のが肝心だと、かつてアドバイスされましたが効果はあるのか……。


10年ほど前、タイのアユタヤで数匹の野犬に取り囲まれたときは、さすがに「ヤバい」と思って塀をよじ登りました笑。きっと知らぬ間にうっかり彼らの縄張りに入ってしまったんですね……。近くを通りかかった貫禄のあるおじさんが追い払ってくれなかったら、身動きが取れなかったと思います。


幸いにして(?)、カンボジアでは基本的に夫と一緒に行動しているので、1人で犬に追いかけられて窮する心配はなさそうです。

犬嫌いではないけれど、何だかんだ噛まれるリスクを考えると、カンボジアのワンちゃんたちとは基本的に距離を置きながら過ごせたらいいなぁと思っています。

大好きな漫画『マスターキートン』でも「犬は見かけよりずっと強い! 人間より、はるかにな・・・」という台詞があるくらいなので、寄らず触らず穏便にカンボジアでお付き合いしていきたいものです。



みな

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