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カンボジアの映画館で『リトル・マーメイド』を観てきた感想

予告編を観たときからずっと気になっていた『リトル・マーメイド』の実写版を観てきました!

さすが世界のディズニー映画、シェムリアップでもちゃんと上映されていて良かったです。

初めてカンボジアの映画館で観た感想と、映画自体の感想を今回はまとめたいと思います。

もはや有名すぎるほどのストーリーですが、「ネタバレ」と感じる方もいらっしゃるかもしれないので、後半はご注意ください!


カンボジアの映画館の感想

至ってふつうの映画館でした。笑

座席もキレイだし、3Dの上映もあります。外観はだいぶコンパクトでしたが、映画館としては十分な大きさです。

ポップコーンを売っている売店もありました。

チケット代は1人3ドル。
インドネシアも同様でしたが、映画代が安いのは嬉しいですね!

日本の映画館が高く感じられます。物価高で有名なシンガポールでも、映画のチケット代は安かったです。


特に不満な点はなかったのですが、唯一しんどかったのは空調!

「寒いかなぁー」と思って上着を持参したら、むしろ真逆で暑い……!クーラーが効いてなかったので、途中から汗だくでした笑(お客さんが少なかったから節約してた……?)

水を買ってから入れば良かったと少しだけ後悔しています。


ただ、チケット代を考えるとそんなに文句も言えないので、十分満足です!また面白そうな映画が上映されたら観に行こうかなぁと思います。


ちなみに、映画本編が終わると一気に部屋が明るくなって、みんなすぐに退場していきました。誰でもエンドロールを見ない……笑。

欲を言えば、もうちょっと映画の余韻を味わいたかったなぁ。



実写版『リトル・マーメイド』の感想

キャスティングについて

当初から賛否両論が飛び交っていた「キャスティング」について、個人的にはとても良かったと思います。

今回アリエル役に抜擢されたのは、アフリカ系のハリー・ベイリー。

「アニメ版のアリエルとイメージがちがう」という批判もあったようですが、そもそも実写版は「別の作品」だと思っているので、違和感はなかったです。ディズニーらしい良さも感じられたので良かったかなと思います。

アリエルの無邪気で自由奔放なキャラクターが魅力的でした。ハリー・ベイリーの歌声も透明感があって、「人魚」のイメージにぴったりだった気がします。

そもそも「人魚」自体が空想の存在なので、「こうじゃなきゃいけない」という制限もないはずです。

極端な仮定として、もしも「大河ドラマで家康役をトム・クルーズが演じる」となったら多少ツッコミを入れたくなりますが笑、「おとぎの世界」を舞台にするなら、もっと自由でいいんじゃなかなと思います。


他のキャスティングでも、ディズニーが今回の実写化で「多様性」をかなり意識していることが伝わってきました。

たとえば、アリエルの姉妹役として登場する人魚はみんな容姿がバラバラ。人間の国を治める女王(エリック王子の母)を演じるのもアフリカ系の俳優さんでした。

ラストでアリエル以外にもたくさんの人魚が登場するのですが、アジア系の人魚の姿もありました。


これに対して「過剰に多様性を意識している」「露骨すぎる」というネガティブな反応もSNS等で見かけましたが、今回のキャスティングはおそらく映画で伝えたいメッセージの「軸」だと思うので、これくらいで良かったのではないかと思います。

もしかしたら数年後には、こうしたキャスティングがごく自然なものだと受け入れられるような世の中になっているかもしれません。

もちろん今までのディズニー映画も大好きですが、こうした「新しいディズニー」の作品も個人的には応援したいです。今回の『リトル・マーメイド』は、ぜひ子どもたちに見せたい作品だなと感じました。


音楽について

やはり何といっても「Part of Your World」が素晴らしかったです。

歌の好みは色々ありますが、個人的にはミュージカル風の歌い方が好きなので、今回のハリー・ベイリーの歌はとても心に沁みました。あの歌のシーンだけでも繰り返し観たいくらいです。

それから「Kiss the Girl」もノリノリな雰囲気と可愛らしい映像で、とても楽しめました! わたしが好きな俳優さんオークワフィナのコミカルな演技も良かったです。


欲を言えば・・・(個人的に気なったところ)

映画の前半は割とゆっくりテンポで話が進んでいきますが、後半(というかラスト)は急展開。

アースラとの決戦シーンが思っていたよりもあっさり終わってしまったような気がします。そして、エリック王子があまり役に立っていない……笑。

子ども向けの映画だし、全体の尺の都合もあったかと思いますが、もうちょっとアリエルとエリックが協力して立ち向かうシーンがあったら良かったなぁ……と思います。


字幕について

上映されていたのは「字幕版」だけでした。

字幕は基本的にクメール語で、歌の部分になるとなぜか英語字幕に切り替わります。まだまだクメール語初心者なので、クメール語の字幕はほぼ分かりませんが「Go!(ទៅ)」とか「Thank you(អរគុណ)」の簡単な単語は読み取れたので、ちょっと勉強になりました笑。

素朴な疑問として、子どもが観るときはどうするのか気になります。後ろの席に小さい女の子が座っていたのですが、字幕がすらすら読める年齢とは思えません。

日本だと吹き替え版があるので、文字がまだ読めない子でも楽しめますが、字幕しかない場合は映像の雰囲気で楽しむのでしょうか? 子ども向け作品で吹き替え版が無いのはちょっと大変そうだなと思いました。

クメール語版で「Part of Your World」があったら練習するのに……ちょっと残念です。




以上、実写版『リトル・マーメイド』をカンボジアの映画館で観てきた感想でした!

映画を見終わったばかりで感想がまとまっていない部分もありますが、自分用の記録としても文章に残しておけたらなと思います。

同じく『リトル・マーメイド』をご覧になった方がいらっしゃったら、ぜひ感想を教えてくださいー!



みな

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