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クラウディソング
オリジナルソングの新音源ができました。
今回は「Cloudy Song(クラウディソング)」という歌。
八王子に住んでいた頃。
自分が働けそうなのは、もはや工場での仕事くらいしかなくて。
八王子から電車で20分も行けば、神奈川県の橋本駅や相模原駅。
そこは、工場が立ち並んでいる地域。
コロナどうこう以前から、全然アルバイトに受かりませんでした💧
見た目的にもハゲてるのがマイナスでもあり、接客業や販売業はまず相手にされず即不採用。。。
高校生のアルバイトのようなものでは生活がキツイので、もう少し給料がもらえる仕事となると、工場仕事くらいなもんで。
派遣でお世話になった工場が3ヶ所あります。
長い場所では数年勤めてました。
一緒に働いていた方達、みんな元気にしてるかなぁ。。。
橋本駅や相模原駅から、いずれの場所も30分くらい歩くんです。
歩くのは嫌いじゃないので、面倒ではありますがテクテクと毎日歩いてましたね。
行き帰りで60分歩くわけですから、考え事が存分にできるんです。
よく考えていたことといえば、お金の心配、歌詞に使う言葉、恋人できないかなぁ、とか。。。
「Cloudy Song」も、そんな工場への行き帰りで感じていたことがアイデアのもとになっています。
※ファーストバージョンのMV ブログで限定公開(赤面注意w)
空がよく見える。
ビル街じゃないので、晴れの日・曇りの日・台風の日など、その日の天気がやけに生々しく感じる。
どんより曇った日なんか、眠たい出勤してるとたまに昔のことを思い出したりして。。。
遠い昔。
お別れの手紙をもらって、ポツンと海岸で読んでいました。
気の強い女の子だったのでケンカばっかりだったし、平気で男の自尊心を踏みつける 笑。
僕も意地っ張りなところがあるので、嫌になって。
それでも、嘘はない付き合いだったし、好きだった。
だから最後の手紙を読みながら、涙を流していました。
『10年後、もしお互いまだ一人だったら、もう一度告白するから』
そんな一文があった。
もう懲りゴリだよ…複雑な心境でした。
嬉しいような、鬱陶しいような。。。
とっくに10年は過ぎている。
工場に向かって歩きながらあの手紙の事とかフと思い出すと、
はいはい、青春でしたね。。。って感じの冷めた自分がいる。
漫画や映画じゃあるまいし、ましてや僕は素敵な主人公でも何でもない。
誰かがずぅーっと待っててくれているような男じゃなくってよ💧
みんな結婚して、家族がいて。
結婚してなくても恋人がちゃんといて。
たとえ恋人がいなくても、仲間に囲まれていて。
自分とは全く違う日常で生きている。
住む世界が違うレベルで、僕の生活は底辺を這いつくばっていて、恥ずかしくて誰にも会いたくない。
もしもまたどこかで会ったとき、自分にどんな自尊心を持てというのか。
何にもない。
せめてミュージシャンにでもなっていれば、売れていなくても多少は格好がつくんですけどね。
現実は、ライブハウスの酔っ払ったマスターに集客のダメ出しをされるほどのザマで。。。
思い出と現実。
そしてこれからの暮らし。
漠然と音楽だけが生活の基盤になっている自分の人生は、どこに向かっていくんだろう。
なんか、そんな歌です。
あ、でも。
聴いてくださる方が自由に感じてくれるのが一番ですけどね。
ぜひ聴いてみてください。
ちなみに。
オリジナル曲単発で出してるうちに10曲溜まりました。
アルバムの形にしてリリースする予定です。
興味持ってもらえたら嬉しいです。