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FINANCIAL TIMESに掲載されました

有川は過去40年間にわたり、歴史的な宝飾品の個人コレクションとしては世界でもっとも重要と広く考えられているコレクションを情熱的に築いてきました。
東京を拠点に活動するアンティーク・ジュエリーのディーラーであり、アルビオン・アート(Albion Art)コレクションを手がける彼は、40年前にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で「心を揺さぶられる瞬間」を経験したことから、こうした宝飾品を収集しようと着想しました。そのとき初めて、ジュエリーが芸術作品として存在し得ることを目の当たりにし、いまでは古代から20世紀中頃まで、文化も文明も異なる時代を網羅した500点の傑作を集めています。

Kazumi Arikawa, president of Albion Art © Louis Teran/Flammarion

現在72歳になる有川は、日本で母親が営んでいた商業用ジュエリーの事業を姉とともに手伝っていました。仏教を実践する身として、神仏の像が宝飾品で装飾されるあり方や、鉱物の結晶が自然界に存在する神聖な幾何学や秩序を象徴することに、常日頃から興味を持っていたといいます。こうした考え方が、ジュエリーや宝石に対する彼独自の哲学へとつながりました。

続きは下記原文をご覧ください。September 6th 2024掲載。


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