自分探しの旅のはじまり
よく「自分探し」とか「生まれてきた意味」とかいう人がいますが、そんな言葉を聞くたび「そんなのわざわざ知る必要ある?」なんて思ってました。
まさか自分もそんな当てのない旅に出るようになろうとは…
私はどちらかというと、やりたいことがあったらすぐに行動する、やってみたいと思ったことには年齢も気にせず、時間もお金もかけられるタイプ。
オーロラが見たいと思ったらアラスカへ、砂漠の夕日に憧れたらサハラ砂漠へひとりで出かけ、いい大人になってから毎週末、片道2~3時間かけてサーフィンにも通いだす。
キャンプだって後発だろうと気にしない。
仕事も英文会計という「ライスワーク」を軸に、翻訳やアートオークション、果ては Am●●●n 倉庫の商品ピックアップまで、やってみたい仕事はいろいろ手を出し、それなりに結果も残してきました。
風の時代到来
そしてやってきました風の時代。
なんでも「好きなことで好きなように稼ぐ」なんていう、夢のようなことが叶っちゃう、夢のような時代なんだとか。
だとしたら、1日3~4時間を週に3~4日だけ、好きな場所で楽しく働きたい。
以外にも、その働き方はすんなり叶えることができました。
米国公認会計士のライセンスを取ると、これまでのキャリアもあってのことですが、月収100万円を超えるオファーが届くようになります。
でもわたしが望んでいるのは、そんな働き方じゃない。
お金だけじゃないのよ、わたしが仕事に望んでいるのは。
個人事業主として好きなように生きていくと決めたわたしは、いただいたオファーの中から「週1~3日だけでいい」という、時給3,000円程度の業務委託のお仕事から始めることにしました。
違う違う、そうじゃ、そうじゃなーい
「週1日だけ出社、あと1日はリモートがいい」とネゴり、とある会計事務所でお仕事を開始。
でも始めてみてわかったんですが、これって、
ただのパートタイムだよね ?!
たしかに激務だった会社勤めのころと比べると、格段にからだは楽です(そりゃそうだ)。
でも…
時給を安売りしたからか、あまり専門性が求められないお仕事内容。
あまりITリテラシーも高くないから、「いくつ同じようなファイルつくるんだ?」という、システムで解決できるような、ムダな仕事も多い。
(いろんな改善の提案をしましたよ、もちろん。)
働いてて楽しさを感じない!
「短い就業時間 & テレワーク」という就業条件と引き換えに、「キレッキレに頭を使って、プロフェッショナルとして働ける環境」を、わたしは手放してしまったわけです。
とはいえ、もう激務だったあの頃には戻りたくはない。
それにさ、そもそも、
会計業務ってわたしが本当にやりたいこと❓❓❓
やりたいことだったら「8時間労働ツライ」とか言わずに、月給100万円のお仕事を選んでたんじゃない?
と、ふと気づいてしまったわけです。
自分を見失う
風の時代がはじまる前から、やりたいことはやり尽くし、好きなように生きてきたわたし。
「これからはもっと自由に、好きに生きていいんだよ」という夢のような時代に突入した途端、何がやりたいのかわからなくなってしまいました。
お金に不自由せず、できるできないは抜きにして、好きな仕事を選べるなら、わたしは何を選ぶ??
…
やっぱり分からない。
心の声が聞こえてこない。
これはどうやら、長い長い、自分探しの旅に出ることになりそうです。
みんな、どうしてるの?
「自分探しの旅」なんていって、世界中をバックパッカーで巡る人たちがいます。
みんな見つけて帰ってくるんでしょうか?
だとすれば、わたしはあと何か国、旅すれば自分を見つけることができるんでしょう?
でも、わたしの本能は気づいているんです。
外をさがしたって、本当の自分は見つからないよ。
そんなワケで、わたしは自分自身を見つめて、やりたいことを見つけるために、 note を始めることにしたのです。
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