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四兄弟のアニメいいね

「柚木さんちの四兄弟。」このアニメいいですね。授業参観のやつとか。
(ネタばれになるのでまだ見てない方は適当なところで別ページへ飛んでくださいね)

最近、異世界転生モノが多すぎて、少々疲れ気味なのですが(葬送のフリーレンはいい感じでほっとしたが)、こんな日常系が登場してくれてうれしい限りです。日常系大好き。

きっと、どなたでもちょっと思い当たる節があるような、そういうシーンが出てくるのではないでしょうか。

人を思いやるということが、ストレートに伝わるときと、残念ながらそうではないときとか。逆に感情に任せたまま「えらいことしてしもたっ」なんて焦ってる時のほうが、不思議と相手に感謝されたりね。人間の間で生きていくって本当に「ようわからん世界やわぁ」って、しょっちゅう思います。

このアニメは、そういう機微をいっぱい見せてくれます。

設定で、四兄弟は両親が早くに亡くなってしまって、ひとり年の離れた長男が、親代わりになろうとして奮闘するのですが、ここが僕的にはかなりの共感ポイントなんです。自分の話になってしまいますが・・・

僕は小学6年のときに母を急病で亡くしています。
僕の家も4きょうだいでした。
姉・僕・妹・弟
このうち弟だけ年が離れていたのです。当時上から
中2・小6・小3・3歳
でした。実はこの年齢の並びは3年後こうなります。
17歳(家出中)・高1・中1・小1
親父金かかったやろなぁ~って、今は親目線で考えますが当時はそんなこと知ったこっちゃない(笑)

で、アニメの話に戻りますが、
お向かいのお家に、離婚のため子連れで出戻りしてきた形になった女性が登場するのですが、そこの長女の心がすさんでしまっていて、誰にも心許さないぞという剣幕だったんですね。ここで、被るのが僕の姉の姿です。

母が亡くなったことで、父との関係性が本当に悪くなってしまいました。思春期真っただ中な姉に対して、自分の価値観と違うことは決して認めないというかたくなな父の性格が全く合わず、これまで仲裁に入っていた母も今はおらずという泥沼。半分今でいうDVみたいになりかけて、姉は家を出ていきました。

姉が父とモメて家出して行方不明になっている状況で、父も仕事が忙しく、妹もまだまだこどもで自分のこと優先になる中、一番上の高1である僕は、小学1年の弟を、まるで母のような愛情を注ぐ?みたいな感じでずっとみてやっていたのです。姉が家を出たのが、自分が中2のときだったから、当時妹が小5、弟が5歳児でしたね。この任務みたいなやつは自分が高2になった時に父が再婚して義母ができたことによってある程度収束するのですが、まあいろいろとあって、今度は中2の妹の相談相手になることが多くなって・・・

アニメに出てくる人物が、自分が中高生のときに周りにいた人たちと被ってきたりするんですよ。もちろん僕はアニメの中の長男さん(たまに二男さん)。僕の弟は三男さん。僕の妹が四男さん(授業参観を黙っておくストーリーで、この話の場合は計画がバレて家族でわかりあう結末に至るけど、僕の妹のやつはずっとバレずに突き進んでしまったのかなって、あとになって心を病んでしまった妹を思い出すのだが・・・)。あ、あと、アニメの中の、向かいの家のすさんだ長女が僕の姉(アニメでは早々に分かり合うが、僕の姉の場合は20年近くかかってから分かり合うのです(笑))

なんか書いていることがわけわからなくなってきましたが、このアニメには共感ポイントが多く、思わず涙が出てくる回もあります。

というつぶやきでした。

僕と弟も、もう52歳と44歳みたいなオッサンつながりになっていますが、いまだに結構仲いいです。大人になってからは僕のほうが弟からいろいろと教えてもらっているような気がします。おもしろいものです。

皆さんのご家庭でも、まあ、いろいろとあることでしょう(笑)
このアニメ見てぜひ、癒されてくださいね。






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