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愛知・長野県境 道の駅めぐり(2022.10.13)

 名古屋から長野方面に向かうには、中央自動車道を利用すれば便利だが、時間に余裕があれば一般道で向かうのが楽しい。
 一般道で向かうには、国道19号が便利である。木曽川の美しい流れと並行するエリアがあり、ここでは川の中にごろごろと大量の丸っこい石が並ぶ姿が見られる。
 こちらにも道の駅がたくさんあるのだが、今回紹介するのは、国道153号線のほうである。

 国道19号と153号の間には、木曽山脈(中央アルプス)が横たわり、その西側が「木曽谷」、東側が「伊那谷」と呼ばれている。今回は、名古屋方面から伊那谷に向かった。

 図の3つの道の駅のうち、「南信州とよおかマルシェ」については、中央自動車道経由でショートカットして向かうことができが、残りの2つについては、一般道経由のみとなる。

「わざわざ行かなければならない」というのは、一見マイナスに感じられる響きだが、旅においてはむしろ、この「わざわざ行かなければならない感」こそが醍醐味である。

1 どんぐりの里いなぶ(愛知県豊田市)

 大きな木製の屋根がついているエリアが特徴的。この下で、コーヒーやお菓子なんかをいただきながら、まったりと時間を過ごすのも気持ちよさそうである。

 運悪く定休日と重なってしまったため、この道の駅のレストランに立ち寄ることはできなかったが、大型車駐車場の真向かいに、一般の飲食店が数件並んでいることが分かり、無事昼食をとることができた。

 温泉の施設もあるようだったが、現在改築中とのことで利用することができなかった。新しい施設が完成したころに、もう一度訪れてみたい。そして今回利用できなかったレストランにも、ぜひ立ち寄ってみたい。


2 信州平屋(長野県下伊那郡平谷村)

 ここは、温泉メインの道の駅。道の駅に来たというよりも、まるでスーパー銭湯に立ち寄るような感覚であった。
 ただ、街中のスーパー銭湯では得られないのがこの景色

 湯上りに、この小川のせせらぎをぼーっと眺めるのは、なかなか気持ちのいいものであった。

 館内には、今時珍しい瓶入りのコーラを売っている自販機があった。1本買って、付属の栓抜きで栓を抜いてみたくなった。懐かしい。


3 南信州とよおかマルシェ(下伊那郡豊丘村)

 ここは以前にも何度か訪れたことがあるが、とにかくおしゃれである。木材をふんだんに使った建物。しゃれたガラスに反射する木々の緑。そして、

2022.04.22の来訪時撮影。撮影者背中側も同様の構造である。

 この、風が吹き抜けていくような建物のつくり。いつ来ても気持ちがいい。

2022.04.22の来訪時に展望台から撮影したもの

 建物の裏手に大きな川が流れていて、その景色を眺められるのもまたうれしい。展望台まであり、どこまでも癒される道の駅である。

 この日はちょうど夕焼け時に訪れたため、日が沈むにしたがって空の色が変わっていく絶妙な時間帯であった。

道の駅に隣接して、柿園が広がっていた。


(道の駅めぐり第1話 終)



 


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