「ポメラ日記33日目(もの書きが『7Days to End with You』をプレイしはじめた話)」
こんにちは、もの書きのkazuma(@kazumawords)です。今週はちょっとした息抜きに『7Days to End with You』というゲームをプレイしていました。まだリリースされてから一年程度のゲームで、今年の1月26日にSwitch版(ダウンロード版)が販売されることになり、ちょっと話題になっています。
たまたまライティングで調べ物をしているときにこのゲームの広告が出てきて、何となく気になったのでプレイすることにしました。インディーズのノベルゲームで、「言語推理」ゲーム、という特徴に惹かれたんですね。言葉そのものに関わるゲームってけっこう珍しいと思って。
ストーリーは主人公が記憶喪失となった人物で、自分の名前もわからない状態からはじまります。目を覚ますと誰かの家に居て、女性のキャラクターが喋っていますが、なぜか抽象的な言語で綴られています。状況についての説明は一応あるのですが、ひとつひとつの単語はすべて象形文字みたいな形に変えられており、彼女が何を喋っているのか分からないため、プレイヤーが単語の意味を類推しながら、ストーリーを読み解いていきます。
実際にプレイすると初見では何も分からないところからスタートし、しょっぱなから女性が何を喋っているのかも意味不明なのですが、プレイヤーは部屋の中にあるものを選択することで、彼女からの説明を聞くことができます。その説明から意味の分からない単語をプレイヤーが意味づけし、手探りで単語を推測しながら、徐々に物語の真相が分かってくるという面白さがあります。
僕がプレイしはじめたのは、ちょうど昨日のことです。少しずつ喋っている単語の意味を解読しながら進めていますが、まだ全然歯が立たず、ストーリーの全容はわかっていません。ゲーム内には単語登録の機能があり、謎の女性が喋った単語の回想を見ながら、その言葉がどんな意味を持つのかということを解釈していきます。
こういう設定のゲームっていままでになかったもので、創作で常日頃から言葉を扱っているもの書き勢にとっては面白く感じるのではないでしょうか。ミステリやパズル好きにもおすすめしたいゲームですね。
Twitterなどで調べてみると結構人気になっているようで(ネタバレのツイートに注意)、iOS版とAndroid版が出ているのでスマートフォンで手軽にプレイすることができます。僕は画面が大きい方が好きなのでiPadでプレイしています。今年新しく出るSwitch版ではいくつかの要素がアップデートされているようで、こちらも気になっています。
執筆の息抜きのつもりではじめたのですが、思いのほか没入感が高く、気が付いたらうっかり零時を回って日付を跨いでいたりしました。登場人物(といっても謎の同居人である女性のみ)の台詞は、タイピング音に似たSE音が付いていて、聴いているだけでもかなり心地よく感じます。BGMもリラックスするようなサウンドで、言葉の推測に集中することができ、これはなかなか出来のいいゲームだなと思いました。
ゲーム内のキャラクターや背景は昔ながらのドット絵でレトロゲームのような趣があります。また本家ブログ(kazumawords.com)でも取り上げられたらいいなと思っているところです。
今日はこれで。また。
2023/02/08 16:01
kazuma