たった4時間で5万円を生み出す副業術:誰でも続けられる動画編集の極意
「副業を始めてみたいけれど、何をすればいいかわからない。
本業の収入だけでは少し物足りないから、プラスαで収入を増やしたい――。」
こんな風に感じている方は、きっと多いのではないでしょうか。
月5万円。
一見、大きな金額には見えないかもしれません。でも、1年で60万円。
自分の力で稼ぎ出したお金には、特別な価値があります。
私も同じでした。本業だけに頼らず、自分で稼ぐ力を身につけたい。
そう考えるようになったのです。
そんな中で出会ったのが『動画編集』でした。
2023年の『大人が挑戦したい習い事ランキング』で1位を獲得するなど
今最も注目されている副業のひとつです。
動画編集の2つの可能性 動画編集の市場は、
大きく2つに分かれています
長尺動画(横動画) - YouTubeなどの10分以上の動画 -
じっくり編集できる - より高単価が期待できる
- AIでの文字起こしで作業時間を大幅短縮可能
短尺動画(縦動画) - TikTokやInstagramのリール - 1分以内のコンパクトな構成 - 効率的に作成可能 -
手軽に始められるのでどちらを選んでも正解です。
私自身は長尺の編集をメインにしながら、合間に短尺も作成しています。
大切なのは、1本あたりの制作時間。 いかに効率よく、質の高い動画を作れるかが成功のポイントです。 最近ではAIによる文字起こしなど、時短できるツールも増えてきました。 長尺動画でも、以前より圧倒的に作業時間を短縮できます。
ただし、「縦動画の方が編集時間も短いし、尺も短いからそっちがいい!」 と
感じるのであれば、ショート動画に特化するのも一つの選択肢。
正解は人それぞれ。
あなたが選んだ方法を、あなたの正解にしていけばいいのです。
「でも、本当に未経験から始められるの?」
「仕事と家庭がある中で時間は作れるの?」
「スキルがないけど大丈夫?」
こんな不安を抱える方も多いはずです。
はじめまして、動画編集者のかずと申します。
現在は本業のかたわら、動画編集の副業を行なっています。
本業:朝9時〜夜6時のサラリーマン
家庭:既婚・子育て中(2歳の娘)
動画編集歴:2022年10月より活動開始(3年目)
動画編集との出会いは、娘の誕生がきっかけでした。
育休を取得したタイミングで「この機会に何か新しいスキルを身につけたい」と
考え、何気なくネットで「副業」と検索したところ、動画編集という選択肢が目に飛び込んできました。
当時は、パソコンすら持っていなかった私。それでも「面白そう」という単純な気持ちだけで、思い切って中古のMacBook Pro M1(23万円)を購入し、動画編集スクール(3ヶ月10万円)に入会。「33万円を回収するまでは絶対にやめられない」と、自分のお尻に火をつけました(笑)
幸い育休中は時間があったので、スクールの教材を2ヶ月で終わらせ基礎を学びました。そして、いよいよ実践の場へ。早速営業活動を始めることに。
あれから約3年。
現在では副業ながら安定的に月10万円以上の売上を上げられるようになりました。
特別なスキルがあったわけでも、コネクションがあったわけでもありません。
サラリーマンとして働きながら、動画編集の副業をコツコツと積み上げてきた結果です。
その道のりの中で、特に難しいと感じたのが、最初の『月5万円』を達成するまでの期間。ここが一番の壁でした。まるで飛行機の滑走路を走っているような状態。まだ地面を離れる前、全速力で走りながらもなかなか飛び立てない、そんな状況です。
多くの人が、この滑走路の期間で挫折してしまいます。しかし、ここを突破すれば、スキルも経験も売上も少しずつですが確実に積み上がっていきます。
そして、その最初の壁に直面したのが、私の初めての案件でした。
最初の案件との出会いは、Twitterでした。
応募はX以外にも、indeed、クラウドワークス、複業クラウド、などがあります。
「対談動画の編集者募集」という投稿を見つけ、DMで応募したことを今でも覚えています。
素材尺:60分
作業内容:フルテロップ、BGM、SE等の基本的な編集
納期:2週間
報酬:5,000円
未経験ながらも「これなら何とかできるはず」。そう思い、不安と期待が入り混じる気持ちで取り組み始めました。
しかし、現実は厳しいものでした。
初稿提出後、返ってきた修正点は45箇所。
「ここまで...?」
残された時間を必死で削って修正し、再提出。ところが、クライアントの意図を正確に理解できていなかったため、さらなる修正が必要に。4日かけて三度目の提出をした時、ディレクターから衝撃的な言葉を告げられました。
「編集はもういいのでプロマネだけください。」
その瞬間、目の前が真っ暗になりました。
結局、私の編集作業は採用されず、プロマネ(作業工程表)だけが使われることに。完成した動画を見ることすらできませんでした。
翌月、振り込まれた報酬は1,000円。
時給換算すると数円程度。それでも動画を完成させることができなかった私に対して、報酬を支払ってくださったディレクターさんの優しさに、感謝と同時に大きな悔しさを感じました。
この経験は、私にとって大きな学びとなりました。
挫折の壁と気づき
動画編集を始めたばかりの頃、私は「面白そう」という気持ちだけでこの世界に飛び込みました。しかし、実際にお仕事をしてみると、その世界は思っていたよりも厳しく、簡単に通用するものではありませんでした。
「やっぱりもうやめようかな。」
ふとそう思ってしまいました…。でも、ここで辞めてしまったら、
今までの自分と何も変わらない。それに気づいた瞬間、私は決意しました。
私は1日4時間しか使える時間はなく
朝2時間(5時〜7時)と夜2時間(20時〜22時)
たまに本業の休憩時間と帰宅後の30分程度。
たった4時間で月5万円を実現する仕組み作り、この限られた時間でも
月5万円を実現するために、私は3つの要素を徹底的に改善しました。
1. 時間の最大活用
私の場合、使える時間は以下の通りです: 朝2時間(5時〜7時):集中編集タイム
- 複雑な編集作業に専念
- 重要な修正作業を優先的に
- テロップなど細かい作業
夜2時間(20時〜22時):準備と仕上げ
- 翌日の作業準備
- 素材の確認と整理
- 軽微な修正作業
隙間時間:効率化のための投資 -
通勤中は案件応募
休憩時間に情報収集
- 帰宅後30分で明日の段取り
食事や入浴時間を利用して動画の書き出しやアップロードをしておく。
2. 作業効率を上げる具体策
AIツールの活用
- 文字起こしはツールのみを使用(ChatGPT×View)
- よく使うSEパターンをストック
- 定番のテロップデザインを準備
- エフェクトのプリセット作成
作業環境の整備
- ショートカットキーの設定
3. 収入を上げる仕組み
案件の質を上げる
その後の案件は1本3,000円でしたが、信頼関係(修正回数が減る、提案等)を
築くことで5,000円に。
そして現在では1万円以上の案件も。
- コミュニケーションを大切に
この3つの要素を組み合わせることで、たった4時間という限られた時間でも
月5万円という目標を達成できる仕組みを作り上げることができました。
同じ編集でも高単価案件をもらえるために行ったのは
「高単価案件を依頼される人になる」これでした。
信頼関係がないので「この人に任せて大丈夫かな?」と思っているからです。
そこを脱却すために変えたことは行動と思考(マインドセット)です。
動画編集は、スキルも大切ですが、それ以上に「続ける力」が重要です。
まるでマラソンのように、途中で諦めずに走り続けることが、成功への近道。
「できない」ではなく「どうすればできるか」という視点を持つことで
壁を乗り越え、成長することができます。
これから動画編集をやりたいと思っている方や今現在月5万円に向けて奮闘している方へ向けて知ってほしいマインド面についてのお話です。
第1章:動画編集者が知っておくべきマインド
1、お金ではなく「信用を稼ぐ」
副業を始めたばかりの頃、多くの人が「単価が低い」「割に合わない」と感じることがあります。これは、多くの場合、「時給計算」をしてしまうことが挫折の原因となっています。
しかし、副業で初心者が最も意識すべきことは、
お金よりも先に「信用を稼ぐ」ことです。クライアントから
「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえることが、
次の案件や別クライアントの紹介につながります。
信用は、お金以上に価値を持つ「最大の資産」です。
また、「報酬は成果物の対価」であることを理解する必要があります。
時間に対する報酬ではなく、成果物がどれだけクライアントの期待に応えるかに焦点を当てましょう。
例えば、X(旧Twitter)の投稿でこんな例を目にしたことがあります。
一見効率的で魅力的な考え方に思えますが、動画編集はただ作ればいいというものではありません。クライアントに価値を感じてもらえる内容でなければ、いくら短時間で作成できても評価は得られず、次の依頼につながることは難しいです。
ここで重要なのは、サラリーマン感覚の「時給計算の思考」を捨てることです。
時給を気にするよりも、「成果物を通じてどれだけの価値を提供できるか」
「クライアントの期待をどれだけ超えられるか」にコミットする。
これが、信頼を得て継続的な成功を掴むための第一歩です。
2、即レスを心がける
副業といえど、ビジネスにおいて信頼は命です。その信頼構築のカギとなるのが、返信のスピードです。仕事はスピード感が大事。生ものと同じです。
仕事ができる人ほど、返信も早いものです。これは単なるスピード感の問題だけでなく、以下のような理由に裏付けられています。
効率的な仕事の進め方
返信が早い人は、業務全体を把握し、必要な情報や作業を整理しているため、相手の求めていることを迅速に理解できます。その結果、無駄な時間を省き、仕事を効率よく進めることができます。
信頼性の向上
メールやメッセージへの迅速な返信は、相手に対する敬意や重視の表れです。特にビジネスシーンでは、「この人は信頼できる」という評価につながります。
実績や経験が少ない初心者の頃は特に即レスは当たり前の感覚にしましょう。
優先順位の明確化
返信が早い人は、自分の業務において何を優先すべきかを理解しています。「相手への意思表示を最優先」と考える姿勢が、迅速なレスポンスを可能にします。
3、自分で調べる姿勢を持つ
副業を始めたばかりの頃、わからないことが出てくるのは当然です。しかし、
「調べればわかること」をクライアントに聞くのは、相手の時間を奪う行為になりかねません。忘れてはいけないのは、クライアントは学校の先生ではなく、ビジネスのパートナーであるということです。
なぜ自分で調べることが大切なのか?
クライアントの負担を軽減する
クライアントは、あなたに仕事を依頼している立場です。基本的な疑問や問題は自分で解決する努力を見せることで、「この人に任せてよかった」と思われる存在になれます。スキルアップにつながる
自分で調べるプロセスは、知識やスキルを深めるチャンスです。わからないことを自分で解決する習慣を持つことで、次の案件に活かせるスキルが身につきます。仕事相手としての信頼感を築く
自分で解決しようと努力する姿勢を見せることで、「この人は手間がかからない」と思われ、クライアントからの信頼が高まります。
4、他人と比較せず、過去の自分に目を向ける
人間は常に他人からの評価を気にしがちで、「隣の芝が青く見える」ものです。
月末や月初になるとSNSでこんな投稿を目にすることがあるでしょう。
「半年で売り上げ30万突破!」
「1年で独立して月収100万円になりました!」
正直、これを見て結果がなかなか出ない自分に嘆きそうになることもあります。
しかし、ここで大切なのは、他人の成果報告は正直どうでもいいということです。なぜなら、それはあなたの人生に1ミリも関係がないからです。
大切なのは:
- 昨日の自分より成長できているか
- 新しい学びがあったか
- 一歩前に進めているか
人はそれぞれ、環境も目標も違います。
だからこそ、比較すべきは「昨日の自分」だけなのです。
ちなみに、1日の1%は約15分です。
この15分を、自分の成長のために使うことは可能なはずです。
その時間を積み重ねれば、必ず結果はついてきます。
5、習慣化のススメ:スモールハビットとベイビーステップ
スモールハビットとは?
スモールハビットは、日々の生活に取り入れやすい小さな行動を習慣化することです。「無理なく、少しずつ」進めることで、大きな目標達成への土台を作ります。
ベイビーステップで進む重要性
ベイビーステップは、一度に大きな目標を達成しようとするのではなく、小さなステップを一つずつクリアしていく方法です。
習慣化で大事なこと
習慣化で大事なのは、早く身につけることではなく、確実に身につけることです。行動が習慣化するまでにはおよそ180日が必要と言われています。
無理をせず、少しずつでも続けていきましょう。
第2章 習慣化のススメ、時間を有効活用する
「時間がない」
この言葉、よく口にしませんか? 私も何度となく使ってきた言葉です。
でも、本当に「時間がない」のでしょうか?
我々人間には、全員に共通点が1つあります。
それは、1日24時間という時間です。
大企業の社長でも、世界的な億万長者でも、同じ24時間。
どんなにお金持ちでも、時間をお金で買うことはできません。
ここで、あなたの1日を振り返ってみてください。
通勤中にダラダラとスマホを見ている
家に帰ってきたら晩酌しながらテレビを見ている
休日はゲームで時間を潰している
SNSを無意識にチェックしている時間が長い
思い当たる節はありませんか?
実は「時間がない」は、言い換えれば
「優先順位が低い」というだけかもしれません。
私が実践したのは「やらないことを決める」ことでした。
実は、先ほどの4つの時間の使い方は、
まさに副業を始めるまでの私自身のことだったのです。
時間を作るために、私は思い切った決断をしました
ゲームすべてをフリマアプリで売却
服、本、カメラなどの断捨離(結果的に30万円ほどの収入に)
晩酌を完全にストップ(結果3kg減量にも成功)
できる限りの時間を、全て副業に充てる覚悟を決めたのです。
1. 朝活で確実な時間確保
現在は朝5時起きの生活を2年近く継続しています。
ですが、最初からできたわけではありません
6時起きからスタート
少しずつ起床時間を早める
2〜3ヶ月かけて5時起きを習慣化
この時間の素晴らしさは:
誰にも邪魔されない自分だけの時間
頭がクリアで集中力が高い
前日気づけなかったミスの発見
新しいアイデアが湧きやすい
今では、アラームが鳴る5分前に自然と目が覚めるまでになりました。
2. 隙間時間の戦略的活用
本業の通勤時間を最大限活用するようになりました。
以前まではダラダラ動画や漫画アプリで漫画を読んでいました。
朝の通勤時間:案件獲得のための営業活動
Xで「#動画編集者募集」を検索して応募
クラウドワークスでの案件探し
1日最低10件の応募を目標に
帰りの時間:リフレッシュタイム
休憩時間:簡単な作業確認
重要なポイント:案件応募時に必ず聞かれる「稼働時間」。
自分の使える時間を正確に把握しておくことは必須です。
3. 家族を最優先にする決意
ある出来事が、私の考えを大きく変えました。
編集作業に没頭していた時、娘の泣き声に気づかなかったことがありました。
妻から「泣いているのに何故気づかないの...」と言われた時の表情は今でも忘れられません。
この経験から
娘が寝るまでは一緒に過ごす
作業は就寝後に行う
休日は朝活で作業を済ませ、昼からは家族時間
4. 感謝を形にする実践
副業収入の一部を、家族との時間に投資しています。
本業以外の収入があることで:
心にゆとりが生まれる
たまには家族との贅沢な時間も
家族への感謝を形にできる
第3章SNSを味方につける情報発信術
「SNSを活用して案件が自然に舞い込む仕組みを作る方法」
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