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スポーツチームで働くということ その壱

B.Leagueが2016年に開幕して以来、バスケット界は盛り上がり、八村塁選手、渡邊雄太選手のNBAの活躍もありさらなるステップアップの段階に来ている。

そんな中たくさんの人に聞かれたり言われることがある。

『どーやったらB.Leagueのチームで働けるんですか?』
『バスケットが大好きで憧れのチームで働きたいです。』
『好きなバスケットを仕事にしたいです。』

みんなキラキラした目をしており、
憧れ!かっこいい!という印象を持っている。

そーんな仕事を余す事無く紹介します!
その第1弾!どんな仕事なのかを紹介!採用の部分とかも含め・・
※B.Leagueファンの方はここでページを閉じることをおすすめします

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第95回天皇杯 2次ラウンドより

はじめに

『どーやったらB.Leagueのチームで働けるんですか?』

この質問に回答をすると、
ここは3択かなーと思っている。

  1. B.League の求人に応募する

  2. 知り合いに紹介してもらう

  3. チーム(スタッフ)に直談判する

主には上記でほとんどが当てはまるだろう。
特に2. のリファラルが多い感覚はある。

なぜか!?

それは一言でいうとチーム側からすると、『パフォーマンスが未知数の人を雇うリスクが半端じゃない』からだ・・・・

理想をいえば、チームも多種多様なメンバーを雇い『仕事が楽しい!こんな素晴らしい環境で仕事をできて嬉しい』『スポーツの世界へようこそ!なんて素晴らしい業界なんだ』と100人/100人中言わせたいだろう。

ただ現実としては、チームはリーグで勝ち抜かなければいけない中、スタッフにはお金が回らず、少ないスタッフで、相当な業務量をこなすことになる。

業務と言っても様々で全く自分の興味のない分野、直接的には成果につながらない仕事が回ってくる。そして自分のやりたいことはどんどん後回しに。。

なーんてことはよくある!

その中でお客様、スポンサー様には、クレームの無いよう、そして満足してもらえるような、エンターテイメントを提供し続けなければならない。
➡失敗など許されず、成果を求め続けられるのだ

つまりこの状況で、
人を採用したが、
・主体的に動けない
・想像と違った
・すぐにやめる
というような人には気が回らないし、そもそもそんな業務を教える人いないし、採用に出費も嵩むし、そんなお金ないし。。。。採用自体がチームのリスクになるというのが現実だ。

じゃあどんな人が採用されているのか

  • スポーツチーム経験者

  • 主体的に動ける人

  • 前職などで圧倒的な実績がある人

  • ビジネスサイドに興味がある人(精通する人)

その他あるが、こんな感じだ。

じゃあ今働いている人は何なんだ?

実際はスポーツチーム経験者の採用が圧倒的に多い。
そしてその人達はなかなか歴が長い!
なんでそんなに長くできるの?この仕事を?

『なぜならその中にも他の仕事には味わえない喜びがあるから。』

そもそも一般社会に出て、全くセットされていない、『0から1』を産み出し続ける仕事はなかなか味わえない。

今のB1クラスであれば別かもしれないが、そのチームのある地方では常に前例の無いことを実施しなければならない。

例》
・初のプロチームを作る
・会場での飲食
・アリーナ建設
・4面ビジョンの設置             など

挙げればきりがないが、こうした問題に取り組むためにいろんな資料を準備したり、いろんな人と話をしたりと、ゴールは見えるが、ここに辿り着くまで途轍もない労力を使う。

このようなことを楽しめるかどうかだ。

そこには
『地元が大好きだから』
『この地域の方に喜んでもらいたい』
『このチームが好きだから』
などの様々な想いがある。


2019年営業をやめ、何も知らない岡山についた日の写真

まとめ

正直な話、『好き!』という気持ちだけでは、成り立たない仕事であることは間違いない。

でもこれは普通の仕事でもあること。

特にエンターテインメントという領域なだけに、表面のきらびやかな世界の裏には、泥臭く動き続けているサポートメンバーがいる。

その人達の想いは本当に強く、なんとしてもチーム、地域を良くしたい。こういった想いからスポーツチームが成り立っているという事を忘れてほしくない。

そして仕事に関しても、成功すると嬉しさもとんでもなく大きい。その中で支えてくれる人々との絆は一生モノで、本当に人の暖かさを感じる仕事でもある。

結論、僕はそんな仕事が大好きでした!

次回

なぜスポーツチームから離れたのか?!

スポーツチームに働くことのリスクを正直にお伝えできればと思います!前提として、僕は働いてすごく良かったと思っていますがね笑



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