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スポーツチームで働くということ その弐

前回はスポーツチームへの入り方、具体的にどんな人がいて、どんな働き方をしているのかという部分についてお話をさせていただきました。

では、今回はスポーツ業界で得られる経験、スポーツ全体の課題感であったり、働くことによって生じる事象についてお話をしていきます。


やりたいことを実現できる

ここがスポーツチームで働くことにおいて、一番喜びを感じられる瞬間では無いのかなと思っています。もしベンチャー企業で働いている方がいらっしゃればまさにその感覚です!

スポーツチームに入る人は基本的にはなにかしら『こんなことがしたい、こんなチームにしたい』などの志を持った方が多いかと思うのですが、そのやりたいを少なくとも行動に移す事はできます!(成功するかはまた別の話です)

逆に何も実行できない人は仕事が無く相当暇な日々を過ごすことになるかもしれません・・・・

働く人数も少ないので意思決定のプロセスも少なく、やりたいことをやれるという環境は整っていると思います。


こんな人は向いていないかも。。

ただ同時にできないこともたくさん出て来ます。もちろん選手にお金をかけたいのでバジェットが少なかったり、行政や関係各所とうまく行かず、実行できないことにも多々直面します。

ここで実際起こることとしては、『環境のせいにしようと思えばどれだけでもできる』ということです。

いわば、簡単にできない!と言えちゃう状況なのです。なので下記のパターンの人はあまり向いていないかも。

・自分でゴリゴリ仕事を進められない方
・周りのせいにしてしまう方
・代案を考えられず、すぐに折れてしまう方

どんな状況においても『できない!』ではなく『もしかしたらこの角度で攻めていけばいけるかもしれない』というような発想がとても大事な気がしています!

僕が辞めたきっかけ

今まで聞いてきた感じで行くとめちゃくちゃ楽しそうじゃん!みたいな印象になるかと思いますが、実際僕はめちゃくちゃ楽しかったって思っています。

ただ、自分の中でもっと広い視野で仕事をしたいというのと、バスケットの業界ひいては、スポーツ業界を変えていくには業界の中に居てはなかなか変えられないなと感じたからです。

僕自身アメリカに行って居た経験もあり、この立場でまだまだ到底大きな事はいえないですが、アメリカのようにスポーツをエンターテインメントにし、お金に変えていきたいなと思っています。

なので、このスポーツの業界からは離れることは無いと思いますし、これからもずっとなにかしらスポーツに関わっていたいとは思っています。

離れてわかったこと

実は既に転職するときに最大の難関に出会ったのですが、やはりスポーツ業界からいわゆる一般企業という会社に転職となるとハードルになるのが、『やってきた仕事を測れないからなーわからないんだよなー』って本当に言われました。

『まあ現実はそうだよなー』と消化しましたが。。。

もちろん人によっては自分のプレゼンテーションが非常に上手い方はもっとうまく行ったかもしれない。

ただ一般的には一般企業➡一般企業のよりも、スポーツチーム➡一般企業のほうが確実に難しいと言えるだろう。

今後実現したい未来。

個人としてスポーツチームから離れたといえ、スポーツ業界への関心には変わりない。実現したい事柄は明確には以下だ

  • スポーツ業界で働く人への賃金の底上げ

  • スポーツチームで働くということを憧れの仕事にする

スポーツチームで運営をしていて、結果を残すため、選手にお金をかけていくことの重要性は重々理解しているつもりだ。

しかし同時に、業界の底上げという部分においては確実に働いている人達がどれだけ満足して働けるかという部分は非常に大事になってくる。

まだまだ『やりがい搾取』という言葉がまかり通っているこの業界に働く人への賃金をしっかりと支払い、所謂『優秀な人』を入れ、さらに代謝の良い組織にしていく必要がある。

そこまで行くにはまだまだ時間もお金もかかるのは理解しているが、言い続けなければ進まない。

現在直接的にではないが、スポーツ業界のお金を回していける存在になりたいと思っている。そのために自分にできる事を模索し、実行していこうと強く思う。



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