推し⸜( ' ᵕ ' )⸝
推しとか担当ってヲタクにとってかけがえのない存在で、なによりも大切で生き甲斐であって。
私は、ある女の子のアイドルを応援していた。その子は、自分のファンには本っ当にやさしくて自分のファンを本当に大切にしてくれる子だった。
とある年の春、そのグループの単独公演があった。その一週間前、都内の某イベントスペースで無料ライブ&特典会があった。
正直一週間後に単独だしなあ、と迷いもあったけどとりあえずライブは無銭だし、とおもって足を運んだ。結果を先に言うと、それが、私と推しが顔を合わせた最後になった。
そのイベントではいつも通り何気ない会話をして、握手して、集合写真を撮って。いつも通り。なにもかもがいつも通りだった。
その一週間後、単独の物販に並んでいたところに「休演のお知らせ」が入った。私の推しの名前だった。
あー、今日休演なんだー、って、後々思い返して見てみたらツイートからリハーサルに出ていないだろうことが読み取れた。またその次の週に劇場公演のチケットを取っていたけど、もちろんその公演も休演。それからというもの、未だ所属はしているけど表舞台に立つことがなくそのまま会えなくなってしまった。
そして、その推しがいない劇場公演では、違うグループも出ていて、初めてちゃんと注目して見て見た。そこで目を引いて気になったのが、今の推し。
年齢からは考えられない大人っぽさの中に見え隠れする子供っぽさ。次はこの子を応援しよう!って思って、次に入った公演ではボードなんか持ってったりして。
その子もまた、すごくファンの子を大切に出来る子だった。たまーに「誰だっけえ?」なんて認知切れネタをして遊ばれ、そんな時は私も推し変チェキなんか撮ったりして。メンバーみんなお友達みたいなところがあった。特に、女ヲタは少なかったからいつも優しくて、女ヲタだからできることだって沢山あった。壁ドンされた時はほんとにウケたけど()
同タイミングで、元推しのグループから推しがいなくなってしまった子達と一緒に次のグループに通って。ある時にやった、ツアーと言う名の定期公演()の全16公演をめっちゃ頑張って全通したり。
後悔しないように、ってできるだけ対バンも行ったし、なんだかんだ行かないとか言いつつ当日気づいたらその場にいて。全然話さなかった男ヲタの人、年上の女ヲタの人とも話すようになって、全然アウェイな現場にも行くようになってた。
今はそのグループの現場が全く無くて、実質活動休止のようなもので、全く会う機会がなくて、最後に会ったのは夏。
やっぱり行ける時はちゃんと行かないといけないし、伝えたいことは伝えられるうちに言わないといけないんだなあと思ったり。
そして、ほんとに直近で私の男の子の推しが事務所を退所になった。
ほんとに突然活動を見合わせになって、そしてその発表があって約10日後、契約違反にて退所となった。
私が応援した期間は1年間。そのグループが活動を始めて少し経ってから彼を見つけて、応援し始めた。地下でもなく、地上でもなく、、半地下?みたいな、近すぎず遠すぎず、そんなグループのメンバーだった。
男性アイドルは大手J事務所()しかヲタクをしたことがなかったから、ヲタクをすることにも降りることにもかなり勇気がいったけど、それよりも応援したい!って気持ちが勝ったから彼のヲタクをし始めた。
この子もまたファン一人ひとりを大事にする人で、自分のファンだけじゃなく、その友達も一緒に楽しませてくれる、そんな人。そして、グループの中心に立ってグループを引っ張っていた。他推しの人ですらいないことが考えられないと言うほどにグループにとって大きな存在だった。
この子には、一番最初に書いた女の子の推しについて話したことがある(2人目のことも話してるけど)。いなくなっちゃったんだあって。推しに会えなくなるのって、本当に辛いんだよって。その時に、「大丈夫、消えないよ」って言われたから、なぜか安心して、気を抜いてたんだろう。
だから、今までの経験で分かっていたはずなのに。「本当にこの子は居なくならないだろう」ってどこかで思ってしまっていて、結局、彼が何をしたのかも分からないまま気づいたら会えなくなってしまって。
でも、たくさん「だいすき」って気持ちと「ありがとう」って気持ちは伝えられた。まだ伝えきれないほどの気持ちはあるけど、悔やんではない。いなくなった今でも、だいすき!って思えている。
3人とも、なんでこんな人推したんだろう?どうしてこんな思いするのに推してしまったんだろう?っていう気持ちにならないからすごい。それほど推していた期間が充実していたからだし、かけがえのなくて何にも変えられなくて、、大切な時間だった。
推しに会えることは当たり前じゃないし、自分のことが最優先だから推しを最優先しろとは言わないけれど、どうかみんなが後悔しないように、「行けない」はしょうがないけど「行かない」の選択肢は極力なくして欲しい。会えなくなった時に悔やんでももう遅いから。
沢山の友達に出会わせてくれた推したちには感謝だし、ほんとに推したちのおかげで楽しい日々が送れましたし送れています!!出会ってくれて、見つけてくれて見つけさせてくれてありがとう。
またどこかで会えたらいいね。その時は笑顔で名前を呼ぶから呼び返して欲しいな。あ、女の子の推しの2人目はまだ希望があるので(?)次現場があったとして行ってそれ次第で色々と決めたいと思います。(笑)
何気なく話して、それが普通になって、突然会えなくなった時に後悔が残るなら、恥ずかしくてもなんでも、そんなの後悔するよりよっぽどいいから推しには「ありがとう」「だいすき」って気持ちを伝えてあげてください。これを見て、伝えよう!って少しでも思ってくれたら幸いです。
推したちへ
会えなくなっても、表に出てこなくなっても、貴方が笑顔でいてくれればそれでいいです。貴方が活動のことをふと思い出した時に、記憶の片隅に私がいたら、それ以上嬉しいことは無いよ。本当にありがとうだいすき!!
こんな私のことを、たっくさん幸せにしてくれて本当にありがとう!!