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海外馬オーギュストロダン、ゴリアットの日本適正
最後にジャパンCで海外馬が馬券に絡んだのは2006年3着のウィジャボードまで遡ります。
海外馬は思考停止で消し。
で良かった例年に比べて、今年の参戦組は影の薄いファンタスティックムーンを含め、実績面でトップ層であることは間違いありません。東京競馬場で検疫ができる海外馬用の厩舎施設ができ、海外馬への負担が軽減されたのが大きいのかもしれません。
好走できるのか否か、「やってみないと分からない」では馬券は買えません。
血統面から特に注目の2頭
オーギュストロダンとゴリアットについて見てみましょう。
■オーギュストロダン
ディープインパクト×母父Galileo
母母父にPivotal
NorthernDancer5×4
■ゴリアット
Adlerflug×母父Shamardal
NorthernDancer4×5
MillReef5×5
ちょっと分かりづらいですよね。
Adlerflugは独ダービー馬でSadler's Wells系、Adlerflugの母系にはキングカメハメハにも内包するラストタイクーンがいる血統。
母父ShamardalはGiant's Causeway産駒でその上まで遡るとStorm Cat、Machiavellian。
Shamardalの母系にはRoberto、Monsunがいます。
2頭に共通するのはNorthernDancerのクロスですね。これはディープインパクト×母父Storm Catという超有名ニックスでも発生しているクロスで日本適正は高いのではないかと考えています。
近年(2010年)のジャパンC優勝馬にも
アーモンドアイ
スワーヴリチャード
キタサンブラック
ショウナンパンドラ
ジェンティルドンナ(連覇)
ローズキングダム
半数の馬に発生しているクロスです。
ローズキングダムに関しては
NorthernDancerとMillReefのクロス持ちでゴリアットと共通しています。
オーギュストロダンはディープインパクト産駒なのが大きいですよね。それだけで日本で切れるイメージが湧いてきます。
ただ、母父Galileoに母母父Pivotalがネックです。GalileoもPivotalも重厚すぎる重い血統でディープインパクトとの相性は日本適正という意味では良いとは言えないのが現状です。
ただ、欧州のレースを勝ってきたものの、重い馬場をよりは時計が少し早いレースで勝ってきているため、日本適正は高い可能性も。
ゴリアットは、、、
なんでしょう、、、なんだか近年日本で活躍してきた馬に内包する超有名血統が散りばめられているというか。中でもStorm CatとMachiavellian持ちの母父Shamardalがかなり良いと思いますね。Storm Catで良い意味で軽さが出ます。Machiavellian持ちのジャパンC優勝馬でいうとシュヴァルグランですよね。
かなり日本競馬では重要な血になってます。
どちらを上にとるか。
正直適正面では互角かもしれません。
ただ、距離適性という意味ではオーギュストロダンに疑問符が残ります。ダービーを勝っているとは言え、4歳後半になり、2000m以下が適距離になっている印象で直接対決で負け、レーティング的にもゴリアットにリードされているため、適正が互角ならゴリアットの方を上に取りたいところです。