ドライブでの出来事②
その日も、あきちゃんとドライブに出かけた。
あきちゃんは運転手席に座り、俺は助手席に座っていた。
「今日はどこに行く?」と聞かれて、俺は「知らん」と答えた。
そしたら、あきちゃんが「じゃあ、とりあえずあそこに行こうよ」と指差したのは、広い駐車場のある公園だった。
「なんでそこに行くの?」と聞いたら、あきちゃんは「ちょっとトイレ行きたいから」と答えた。
公園に着いて、車を停めてトイレに入ったあきちゃん。
俺は車の中で待っていたんだけど、そのときにふと目の前を通り過ぎる子どもたちを見かけたんだ。
その子どもたちは、小学校低学年くらいの男の子3人組で、なんだか楽しそうにしていた。
そしたら、そのうちの1人が俺たちの車を見つけて、「おじさん、車泥棒じゃないよね?」と聞いてきたんだ。
俺は「車泥棒じゃないよ。友達がトイレにいってるだけだから」と答えたら、子どもたちは安心した様子で去っていった。
しばらくして、あきちゃんがトイレから戻ってきた。
「何してたの?」と聞かれたから「子どもたちが車泥棒かどうか聞いてきたから答えた」と答えた。
そしたら、あきちゃんが爆笑したんだ。
「あんたってば、ホントに面白いわね!」と言われた。
それから、俺たちは公園で散歩したり、近くのスーパーに行って買い物をしたりと、楽しい時間を過ごしたんだ。
帰りには、あきちゃんが「また一緒にドライブに行こうね!」と言ってくれた。
この日も、あきちゃんとのドライブは爆笑エピソードの連続だった。
次はどんな話が飛び出すか、楽しみだな。