「noteマガジン廃刊」のお知らせと、新年のご挨拶。
新年あけましておめでとうございます。
気が付いたら年が明けていて、私史上最も落ち着かない年末年始となっておりましたが、休みが終わり、今日から頑張って生きねばということで、パソコンの前に向かっています。
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まず、タイトルにある通りnoteマガジン『蹴球症候群』を、1月をもって廃刊とさせて頂きますことをお知らせいたします。
3年以上に渡ってご愛顧いただきました皆様、本当にありがとうございました。アルゼンチンに住んでいた2019年10月から書き始め、日本に帰ってきてからも2年間書き続けましたので、少しだけ感慨深いものがあります。ここ最近はめっぽう更新頻度が減ってしまい、ご購読いただいていた方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私にとって「文章を書く(それを発表する)」という行為は、25歳の頃アルゼンチンに行くことをきっかけに本格的にスタートさせたものでしたが、当初は自分にとってものすごく大きな意味を持っていました。noteをはじめ、webメディア、雑誌、書籍、何を媒体として書くときでも、決死の覚悟で、自分の主張を世に解き放つ行為だったのです。
また、口頭で言葉にするよりも、私にとって「書く」という行為は、より本質的で、自分自身が露わになる感覚があるので、普通に生きているだけでは表出しない「(本当の)自分が考えていること」を言語にして整理する、伝えるという、大変大きな意味をもっていました。
「もっていました」と書いたのは、定期購読マガジンを続けることで、またそれにお金を払っていただくことで、「書かなければならない」という義務感のようなものが「書きたい」というエネルギーのそれを上回ってしまい、いつしか「書く」という行為から慣れのような、惰性のようなものを感じるようになったことに、罪悪感にも似た何かを感じていたからです。自分に嘘をついているような感覚でしょうか。文章を書くことによって、決死の覚悟で「伝えたい」ことが今はない(あるいは別の手段をとっている)とも、言えるかもしれません。
私の場合、きっと「溜め込む」ということが必要で、熟成させる時間をとらずに考えていること・思ったことを垂れ流す行為は、本来あっていなかったのかもしれません。
長いことそれに気が付いていましたが、見てみぬふりをしていたように思います。やっと、一度絶つ決心ができました。
今自分が書く文章は浅く、好きになれないので、一旦黙ります。昔は言葉遣いは未熟だけど、自分が書いたものは好きでした。
いつかまた、「書く」ということに誇りを持ちたいです。
※1月末日を最後に『蹴球症候群』内にある記事に関しては、購読していた方以外は全て(有料部分)読めなくなりますので、お読みになりたい方は1月24日までに購読をお願い致します。最後のチャンスです(何様)。
本当に、ありがとうございました。
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暗いので、明るく終わりたいと思いますが、昨年は本当にいろいろな事があった年でした。何があったか思い出すことが億劫なほどです。
自分にとって初めての書籍『競争闘争理論 サッカーは「競う」べきか「闘う」べきか』を出版したのも2022年でしたし、間に色々あったし(適当)、年の最後は鎌倉インターナショナルFCの「リーグ優勝」及び「昇格」を達成することができ、そしてアルゼンチンがW杯を制しました。
その他にも、私が関わる様々な活動の中で、本当に大きく事が動いた1年だったかなと思います。それだけに、私の中で大きく価値観が変わった1年でもありました。30歳にも、なりましたし。
お世話になった方々、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
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さて、2023年です。兎にも角にも、精一杯生きていこうと思います。
新しいことが始まったり、ステージが高くなったり、段階が変わったりしますので、また今年が終わる時に、思い出すのが億劫なほどに濃い1年になりそうです。
皆様も、健康で、幸せに。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
河内一馬
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