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サッカーの特異性は「バッターの立ち位置」でわかる
スポーツの特異性とは何か、と考える。それがわかれば、サッカーへの理解がより深まるからである。サッカーは、他のスポーツと何が違うのか——。
サッカーオタクの僕は、サッカーこそ究極のスポーツ(ゲーム)だと言うし、ピッチ上に注視しても、ピッチ外に目を向けても、サッカーよりおもしろいゲームなんてあるはずがない、と思っている。これはおそらく他のスポーツに従事する人は、それぞれがそのように思っているだろうから議論をするだけ無駄なのだが、少なくとも「なぜサッカーが世界でいちばんおもしろいスポーツなのか?」を、主観的に(例えば競技人口が多いからとか、そう言う理由ではなく)説明できるようにはなっておきたいと思っている。それがサッカーへの、愛の表明なのである(ここでひいた人は、ごめんなさい)。
日本のことをもっと好きになった。と、外国に住んだ経験がある人はよく言う。御多分に漏れず自分もそうなのだが、それは「対象」を外から見たからに他ならない。その法則でいくと、宇宙に行った人は地球のことをもっと好きになるに違いない(じゃあ全員一回宇宙に行けば環境問題は解決するのかも、とここで思ったけれどその話はまた今度)。
では、サッカー(対象)を外から見てみることにする。
・・・
なぜ難しいのか
サッカーは「すごく難しい」から、好きである。
その「難しさ」をもたらしているうちのひとつが、「正解を選択していくゲームではなく、選択を正解にしていくゲームである」という点だ。
サッカーは「正解を選択していく」ゲームではなく、「選択を正解にしていく」ゲームです。「正しいことをすれば結果が出る」のではなく「結果が出れば正しいこと」と考えなければなりません。日本の教育や環境ではこの思考態度が自然には身に付かないので、意識して身に付けないといけません。
— 河内一馬|Kazuma Kawauchi (@ka_zumakawauchi) April 22, 2020
ツイートしたように「日本人にとってサッカーが難しい理由」の一つも、ここにあると思っている。
少し、野球で考えてみよう。
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