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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に…
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#あのサッカー大国は天国か地獄か

第3話:欲に素直になる 編|『あのサッカー大国は、天国か地獄か』

▼第2話:他人と違う自分編 第3話:欲に素直になる 編 どうしてアルゼンチンを選んだのか?この質問は、日本人にも外国人にも、これまで死ぬほど聞かれてきた。正直なところ、狙いをあげればキリがなくて、僕にとって世界で唯一「完璧な国」がアルゼンチンだった。そこにあったプロセスを、記憶のある限り記していく。迷いが全くなくなったのは、出発から約1年前のことだったように思う。 "欲"帰国してしばらく、僕は大学での仕事に夢中になっていた。シーズン途中から加入した僕は、彼らのゲームを数

第2話:他人と違う自分 編|『あのサッカー大国は、天国か地獄か』

▼第1話:はじめてのひとり旅 第2話:他人とは違う自分 日本に帰ってきてから、比較的すぐに日常を取り戻したように思う。荷物は全てなくなっていたけれど、それが新たなスタートを切る上で、身軽さに変わっていたのかもしれない(保険がおりたからお金はあったのだ)。僕は何か大きな出来事を終えたとき、燃え尽き症候群になることが多い。でもその時は、空港についてすぐに電話をかけた親友から、『もう海外終わり?』と言われたことが脳裏に焼き付いて、いやいやまだ始まってすらいないと、次なる挑戦に向

ノンフィクション『あのサッカー大国は、天国か地獄か』|第1話:はじめてのひとり旅 編

はじめに——日本から、サッカーを学ぶため、そしてその他いくつかの目的を達成するためにアルゼンチンに来てから、丸2年が過ぎました。そんな中で、残り約1年を迎えるにあたり、一度これまでの出来事を振り返る機会が欲しいと思っていました。というのも「まだ1年残っている」と言えばそうですが、すでに来年から日本に帰国した後の動きが決まっていることや、また来年以降のプロジェクトを動かしていることも手伝って、僕の頭は6:4で未来にフォーカスをしているような状態です。 とはいえ、本来であればも