私がお客さんだったら、今のあなたを見たい
仏像作品展5まで残り1週間を切りました。
正直、緊張と興奮に揺さぶられています。こんな感情は久しぶりです。
仏像作品展をもっかいやろうとメンバーに話したのは1年以上前。
伝えたかったことは「救い」。
コロナ禍で多くの人が苦しい想いをしました。手も足も出ない状況で、人生や自分自身を見つめ直した人は少なくないと思います。
私も同じで、己の無力さを突きつけられ、焦りと不安に振り回されながらもがき続けた2年。
しかしそこは失っただけではなく、与えられたこともたくさんあった。そして救われた。たくさんの形で救ってもらった。
この想いを忘れたくない。この時を忘れてはいけない。
そんな想いを脚本に乗せ、江戸時代の仏師”円空”の歴史的背景を織り交ぜながらエンターテインメントへと昇華しました。
さらに本編の前には私のライブ。流しではなくライブ。
例外なく今回もステージに立つことを決めました。
考えました。今までのオリジナル曲でいいのだろうかと。
コロナ禍を乗り越え、父親になり、あの頃の想いと今は間違いなく変わった。
それが良いか悪いか、とかではなく。
であれば今の想いを歌おう。
今の言葉を紡いで、歌にして届けたい。
もし私がお客さんだったら、そんな一馬を見たい。
今のあなたを見てみたい。
全曲新曲と決め、公言しました。理由は退路を断つ為。
足を運んでくれるお客さんに精一杯楽しんでもらえる為には、全力で答えることが何よりの礼儀。
姿勢こそがまず最低限の礼儀。
3曲生まれました。
シンプルに嬉しかった。
まだ私は曲が作れたこと。
そしてライブアーティストとして、胸を張って前線に立てることを。
だけどもっと追求したいと思い、先日もう1曲生まれました。
これで4曲。
ならば4曲でいこう。出し惜しみなどいらない。すべて出す。
純粋なエンターテインメントをお届けします。何より楽しんでほしい。笑ってほしいし胸が熱くなってほしい。
11/5(土)、会場でお待ちしています。よろしくお願い致します!