2030ビジョンに向けて業務提携締結!
2月1日の北日本新聞にて、弊社ジャパンメディックと前田薬品工業さんとの業務提携について記事にしていただきました。
製造委受託連携
業務提携の1つ目の内容は製造の委受託連携です。お互いに有する製造能力を融通しあうことで、より効率的なモノづくりの実現を目指す内容です。
今回事業提携契約を締結することに決めた背景には2030ビジョンの存在が大きかったと感じています。
2030ビジョンの「地域」のパートでは「富山の医薬品メーカーなどと協力し、富山を日本有数のヘルスケア産業地帯に押し上げる」というビジョンが掲げられています。
富山は医薬品製造の集積地として有名で、とても多くの医薬品メーカーが存在しています。各社それぞれ特徴がありますが、一方で非常に似通った製品を別会社として製造しているケースもあります(さらに言うと近所の会社がコンペの競合他社なんてケースも散見されます)。個人的には富山に戻った頃から「似たような会社がいっぱいあるなぁ」と感じ、例えば同じような製品を作ることが出来る工場や製造ラインが低い稼働率で散在しているなど、社会全体で見ると非効率が生じているとぼんやりとした課題意識を持っていました。
私自身はビジョン策定前、「地域」のパートで同業他社さんとの連携というトピックは想定していませんでした。ワークショップに参加した社員の中から企業間連携を強化するというアイデアが出て、みんな「いいね!」と。そういった意味では私以上に実際に仕事に従事している皆さんの方が、地域の会社でもっと力を合わせてやっていきたいという気持ちが強かったのではないかと思います。実際に製造に関する業務提携は両企業のトップの会話からではなく、実務現場での話し合いの中から生まれたアイデアです。
まずは前田薬品工業さんとの協業でモデルケースを作り、協力してよりよいモノづくりに取り組んでいくという輪が他の県内企業に波及していけば良いなと思っています。
肌に特化した薬局事業
さらに、今回前田薬品工業さんからお声がけいただいた薬局事業は我々が目指す「事業」と極めて親和性が高く、ぜひご一緒させていただきたい思いました!
前田薬品工業さんはすでに立山町で「ヘルジアンウッド」を経営しており、サービスビジネス含めた非常に多面的なアプローチで健康産業に従事されおり、薬以外の分野で弊社の先を走っていらっしゃいます。今回の薬局事業で弊社から提供できる最大の強みは、これまでの事業の中で培ってきた「高品質かつオリジナリティの高い外用OTC医薬品(ヘパリン類似物質やステロイド製剤)」だと思います。製品供給は元より、実際の薬局運営に携わることで、製品を売って終わりではなく、相談から治療、アフターケアまでを一気通貫で提供することにチャレンジしていきたいと思います。また生活者の生の声に直接触れることで、更なる働きがいや新たな製品アイデアへとつなげていければと思っています。
ビジョンの力
今回の事業提携は、社内で2030ビジョンが固まった後で実務現場起点でアイデアが生まれました。その後は自分でもびっくりするくらいスムーズに意思決定、契約締結へとつなぐことができました。
今回の意思決定や実行がこれほどまでにスムーズに実現できたのは、2030ビジョンで私たちの進む方向性について社内でコンセンサスがとれていたことが大きかったなと。ビジョン策定後、早速、組織としてベクトルが揃っていることの大切さを感じることとなりました。
ひきつづき2030ビジョンに向けて一歩ずつ楽しく歩んでいければと思います!!応援してくれる方、協業してくれる方、お気軽にお声かけください!