年を取るということ。
少し前に、ある別れがありました。
「家電が壊れた」とか、「よく行ってた店が閉店した」
とか、そんな類のそれではなく。
人です。
友人のご家族の方とのお別れです。
古くからの知り合いでかなり仲良くして頂いた仲でしたが、最近はその方を考える事は少なくなっていた訳で、自分の中でその方が占めるスペースは小さくなっていたはずなのに。
いざ連絡が突然来ると、まあ何も考えられなくなること。
幸か不幸か、20年以上身近な人との別れを経験してなかったもので、突然の連絡とはこんなに堪えるのかと。
よく「悲しいくらい●●」なんて表現をする事がありますが。
あの日の青空ほど、悲しいそれはなかったのかな。
何よりも諸々と終わった中で振り返ってみると、葬祭の場で残されたご家族の様子が頭から消えない。
久しぶりに会った人も多かったのですが、、、ああ言う所で会いたくなかったかな。
31歳男性の私の観点だと。
恐らく「向き合ったことがないもの」に対して、自分の感情をどのようにコントロールするか。それが問われているのだろうと思います。
時間が解決しているのかなんなのかそれもよく分かりませんが、こういう経験を重ねる事で年を取っていくんだろうと感じた、ここ1週間ほどです。
ようやく、本当にようやく、気持ちの整理が付いてきたのかなと思っています。
昨日会った人、先週会った人、先月会った人、去年会った人。
いつそれが失うか分からないからこそ、1日1日を大切に、後悔無いように。北海道でも栃木でも、どこにでも会いに行きます。
(さて、整理が付いたら報告書だ…)