クラファンの成果を見にカンボジアに行った話。
こんにちは。今日は前の続きです。
上記でお手伝いをさせて頂いていたクラウドファンディングに関して、
無事に皆様のご支援のおかげで資金が集まり建築物の竣工に目処が付いたことから、そちらの式典にご招待賜りまして伺って参りました。
まず、ご支援頂きました皆様、リンクからページをご覧頂きました皆様、関係頂きました全ての皆様に御礼申し上げます。
全てが初めての経験しかなかったのですが、苦慮する部分もあった中で形にさせられていること、何事にも変え難き本当に貴重な経験だと思っております。
日本から飛行機で乗り換え込みで約10時間、そこから車とフェリーで約2時間、半日近くかけてようやく辿り着く土地に自分たちの意思を持ってして建築物が出来るストーリーに乗っかることができたこと、昨年の今頃ならば想像もできていませんでした。
内部の話になり恐れ入りますが、不慣れな私を導いて下さった皆様、ありがとうございました。
(以前、どこかで「果てに行く」と言う表現を使った記憶があるのですが、それはあくまでこちらの視点だけであり、現地の皆様からすると我々が果てになるのでその表現はやめます。)
自身の中でハイライト的場面は多々ありますが、まだ作成物があるのでそれは取っておきます。
ですのでここでは一つだけ。
世界銀行が定める絶対的貧困層に以下があります。
今回のクラウドファンディングにて対象としたエリアにはそれに該当するようなエリアもあり、そのような方たちが精一杯生きているご様子を伺いました。
たかが10時間強移動した所にこのような文明が存在していることに、アインシュタインではありませんが、1秒が長く感じた所です。
僕達も、現地で会った全ての方達も、生きているのは間違いなく「2024年9月」です。
日本では県知事のパワハラ問題が起こっていたり、レバノンでは国家対組織による武力での衝突が起こったり、イギリスでは百貨店の前オーナーが姓加害によって死後に告発を受けたり、アメリカではお互いを罵り合う広告が大統領選挙のプロパガンダに利用されたりしている時代に、彼ら彼女らは共に生きています。
「文明の発展」とは、「何かを切り捨てる事」と同義であると文化評論で読んだことがありますが、先進国の文明を否定するつもりは僕にはありません。
ただシンプルに、一人も置き去りにされる事なく1日1日を前向きに生きてもらえるように、世界は目を向けてほしい。
「儲ける」「儲けない」「権力」の観点を持つ人がいてもいいけど、そうじゃない観点にて活動している世界中の人が報われる社会になれば良いなと、思っています。
正直、私の立場でこのような事を言うのが正しいのか、という葛藤に帰国後ずっと悩まされていますが。
詳しくは、上記ページの活動報告などに今後記載されるかと思いますので、この辺りで。
新しい縁とは不思議なもので
今回私は、あくまでもボランティアとして参加させて頂きましたが、
本プロジェクトについては、常に医療に携われている皆様の多大なご協力の元で成立しておりました。
前提として、私は自分の性格を冷たいそれと自覚しています。これは自分自身を守るためでもあるのですが、他人に期待する事はまずありません。
(かつて、期待ばかりして裏切られて自分の首を絞めすぎてしまった事もあり)
ただ、「信頼できる人」は作れると思っており、今回初めてFace to Faceで初めてお会いできた多くの皆様に関しては、心から信頼できるのだろうと直感で感じています。
なんで?と聞かれた所で具体的な理由を答えるのは難しいのですが・・・
確固たる信念のもとで、目の前の人を助ける事を全力で考えているし、全力で行動しているし、全力で相手を理解しようとしている。
言語や民族の壁など越えてアクションを取っている。
事実として、そんな方々を拝見する事が出来たのかなと思います。
どのような人生を歩まれて、どうして志したのかな、皆様。
高校を卒業して以来、所謂医療に従事されている方とはほとんど関係を持った事がなく、がっつり文系で生きてきた身として日々の仕事やその活動に具体的なイメージがついているかと言うとそうではありません。至って曖昧な輪郭にて理解しているのかと思っております。
今回お誘い頂いた方、PMとして全体統括をされていた方、そしてボスとして圧倒的存在感を持たれていた方・・・皆様バイタリティの塊でしかありません。
ほとんどの皆様が初対面でしたが、あまりにも刺激的。正直、ここまでの想いを持って何かに取り組んでいた方とは出会った事がなかったのではないかな。
この出会いを打算的に考えるのは野暮に感じますが、僕の人生にとって本当に貴重でしかありません。ありがとうございました。
特にですね。特にですね。
私より年下で、同じような思いから自分自身で行動を起こされて今回ご一緒させて頂いた方がいるのですが。
本当に年下なのかと?
自分がその年だった時と比較した場合の、人間の出来上がり方が違いすぎる。
ほぼ同じ時代を生きてきて、どのようにそんな思考回路が形成されたのか。
なんて感情を、初対面から抱いた日々でした。
年齢や世代を結構気にするタイプである私として、
過去の自分だったらコンプレックスを感じてしまう対象だった気がします。
ただ幸いにして、ともすれば劣等感しか感じないような環境だった中で、
そう言った出会いを前向きに、自分のできる事を伸ばしていこうと言う感情を抱けている自分もいます。
同じ世代で新たに目標とすべき人が生まれただけでも大きいのかなと。
自分の過去を否定せずに、あくまでも未来視点でその人に近づけるように、
なんて所でしょうか。
ご一緒できて本当に良かったです。とりあえずしばらく「様」付にします。
(これからもよろしく頼みます、信用に値する人間になります。。)
締めです
全ての出会いに心から感謝を申し上げたいと思います。
前記事において、「みんなで何かするっていい」と書きましたが、
今回の渡航はそれを改めて感じさせてくれました。
本当に良い経験をして、この年齢でもまだまだ新しい事ができるなと自己肯定に繋げられています。
安易に「人生が変わった!」と言った表現をすることは憚られるのですが、人生のハイライトの一つなのは間違いありません。
リターンを作るにあたって頭を整理するための投稿なので、
なんだかエッセイみたいになってしまいましたが。
全ては始まりでしかないので、これからも継続的に、自分が自分であるための場所と意義を見つけていきたいと思います。
この秋冬も、例年より騒々しい日を続く気がしています。
(リターンチーム各位、個別で打ち上げましょう。。。色々と聞きたいことが)
〆