中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第33回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
季節は進み、冬鳥たちが渡ってきました。第33回は10月末から11月上旬に撮り溜めた「中央公園の小鳥たち」をお届けします。
夏鳥たちの渡りはそろそろ終わりを迎えようとしています。この日出会ったのはムシクイの仲間。かつてはメボソムシクイと言われていたこの鳥、今ではオオムシクイ、コムシクイ、メボソムシクイの3種類いるとされていて、鳴き声を聞かなければ外見では識別できないと言われています。写真のムシクイはホバリングしながら葉っぱについた虫を探しているところ。一声も鳴いてくれなかったので、種類は分からずじまいでした。
ちょうどChuChuめーるVol.43でご紹介したばかりのアキニレ食堂が今年も開店しました。冬鳥として渡ってきたアトリたちが、たくさんついたアキニレの実をついばみます(写真上)。今は100羽くらいいるようで、夜明けとともにどこからか群れが飛んできます(写真下)。
もう一種、冬の小鳥をご紹介。管理棟の周囲を縄張りにしている雄のジョウビタキです。モッコクの梢がお気に入りで(写真上)、毎朝ここで「ヒッ、ヒッ」と鳴いています。ひとしきり縄張りを主張した後、ナンキンハゼの周りで食べ物を探す(写真下)のが彼の日課のようです。
一年中、この公園で暮らしている小鳥たちも秋真っただ中です。ナンキンハゼにやって来たのはシジュウカラ(写真上)。水辺の自動カメラにはヤマガラ(写真左下)が写りました。小さなキツツキ・コゲラはこつこつと枯枝をつつきます(写真右下)。
(2022年11月10日公開)