中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第24回(再)
こんにちは。ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
残暑厳しい週末でした。
第24回は特にテーマを定めず、気の向くままにスナップした生き物たちをお届けします。
派手なピンク色の小さなガ、その名もアメリカピンクノメイガ。こんな色だと目立って仕方ないのではないかと思っていたら、花壇の花にヒッソリと止まっていました。なるほど、これでも保護色だったのかと納得しました。
こちらも外来種。今やひっつきむし界の王者と言っても過言ではないアレチヌスビトハギ。その旺盛な繁殖力でニュータウンの草地を埋め尽くしています。午前中、可憐な花を咲かせ
(写真上)、午後には萎れます。そして早くも種さやができて(写真下)、くっつく気満々です。
ついこの前までクマゼミのワシャワシャ鳴く声や、アブラゼミのジーと鳴く声が聞こえていたのに、今ではすっかりミンミンゼミとツクツクボウシに。写真はミンミンゼミ。その名のとおり「ミーン、ミン、ミン、ミーン♪」と鳴きます。
9月10日は中秋の名月でした。月と生き物の撮影に夜の中央公園へ。「ホー、ホー」とアオバズクの声が聞こえます。ドヨウオニグモが月明りの下、獲物が巣にかかるのを待ち構えていました。
今シーズン、ほとんどカマキリに出会わないので、草むらを意地になって探してみました。
すると、いたいた。草になりきっています。オスのオオカマキリです。写真を撮っていると、「あ、ばれました?」という顔でこちらを見るのでした。
(2022年9月12日公開)