中央公園 ♪ごもくやさん 生き物通信♪ 第50回(再)
こんにちは、ごもくやさん生き物撮影係の中田です。
引き続き三寒四温。動物たちにも動きが出てきました。第50回は、動物、小鳥たち、ドングリの様子をお届けします。
1月末の自然観察会のために設置した自動カメラをそのまま残しています。その後写ったのはタヌキ、ハクビシン、ネコなど。24日には冬ごもりから目覚めたと思われるアナグマ(上)と、最近他のカメラにもよく写るサクラ耳のネコ(下)が写っていました。
小雪ちらつく寒い日、まだ固い冬芽のサクラの木にジョウビタキのメスが止まっていました(上)。彼女は時折地面に降りて、何か餌を探します(右下)。別の木にはオスのジョウビタキ(左下)。「ヒッ、ヒッ」と甲高い声で鳴きます。春はすぐそこまで来ています。彼らが北に帰る日も目前です。
枝に実がなくなっても、ナンキンハゼは小鳥たちの夕食会場。
地面に落ちた実を拾って食べるのです。メジロたちが集団でやって来て、彼らにはちょっと大きめの実を丸呑みします(写真上、下右上)。「俺も俺も」と男前のルリビタキがやって来ました(下左、下右下)。
林の中では、ドングリが殻を破って根を伸ばしています(左、右上)。中にはもう、殻を脱いでしっかりと立ち上がったものも(右下)。春の息吹を感じる光景です。
(2023年2月28日公開)