【プロが解説】岐阜高校の偏差値と内申 高校入試で合格するための方法
岐阜高校を志望している中学生にとって、「岐高ってどれくらいのレベルなの?」というのは気になるところだと思います。
今回はその岐阜高校について、合格するために必要な偏差値や内申、また高校入試本番でしっかりと結果を残す方法について解説していきますね!
岐阜高校の倍率
まずは岐阜高校の倍率から見ていきましょう!
岐阜高校は、他の岐阜5校と同じく毎年オーバーしています。
その倍率は1.1~1.2倍程度です。
岐阜高校で大事なポイントは、「学区制の廃止」です。
2019年度から学区制が廃止されたため、他の地区からも岐阜地区の高校を受験できるようになりました。
(正確には今までも受験はできましたが、申請が必要でした。)
ではこの学区制が廃止されたことが受験者数に影響を与えているかというと、正直そうでもないというのが現状です。
よっぽどのメリットがない限り、わざわざ遠い高校を受験しませんよね。
例えば、大垣の子や高山の子が岐阜地区の高校を受験しても、「どうやって通うの!?」ということになってしまうため、結局その地区の高校を受験するというのが実情だと思います。
しかし、岐阜高校は違います。
なぜなら岐阜県内の他の高校と比べても格段に学力が高いからです。
例えば、大垣北高校はそれなりに学力が高いですが、岐阜高校と比べると学力では非常に大きな差があります。
岐阜地区No2と言われている岐阜北高校でさえ、岐阜高校とは学力に大きな大きな差があります。
つまり、「遠くからでも来る価値がある」ということです。
特に電車でのアクセスがしやすい、大垣方面からの岐阜高校受験生は年々多くなっていることが予想されます。
といった理由から、岐阜高校は今後も人気を集める高校の1つだと言えます。
岐阜高校の偏差値
「岐阜高校に合格するためには、定期テストで何点必要ですか?」
とよく聞かれますが、受験の合否は定期テストでは判断できません。
〇〇中学校の定期テストと××中学校の定期テストでは、作る人も違えばレベルも違います。
極端な話、定期テストでは340点しか取れていなかった子が、当日は400点を取ることもあります。
では、どんな数字を信用すれば良いのか?
それは、偏差値と内申です。
中学校3年生になると、岐阜新聞テストという統一模試を受けることになります。
これは、約7000人いる中学3年生のうち約5000人が受験するテストです。
みな同じ問題を解くため、このテスト結果は各中学校の定期テストよりも信憑性があります。
テスト受験後、約2週間後にテスト結果が返却されますが、ここに掲載されている偏差値を基準にしましょう。
岐阜高校に合格するために必要な偏差値は66です。
気を付けるべきなのは、この偏差値はあくまで基準であるということです。
そして、「これだけあれば安心できる」という基準の偏差値ですので、この偏差値よりも下だからと言って諦めないでくださいね!
当たり前ですが、内申点によっても必要な偏差値は異なってきます。
あくまで1つの基準としてください。
岐阜高校を受験する子のレベルはどれくらい?
岐阜新聞テストの偏差値をもとに、岐阜高校に合格できるかどうかの判断をしていきましょうという話をしましたが、実際に岐阜高校を志望している子はどれくらいの点数を取ってくるのでしょうか?
下の図は、2020年度の第4回岐阜新聞テストにおける、岐阜高校を志望している子の点数分布です。
はっきり言って、えげつない。。。
岐阜新聞テストで400点以上の子だけで391人。
つまり、定員をオーバーしています。
最も多い層が、450点~499点というのも驚きの結果です。
あくまで第4回岐阜新聞テストの結果ですので、ここから私立単願の子が抜けたり(特に滝高校などに行く子が多いです)、岐阜高専に行く子が抜けたりはしますが、単純に上の表の全ての子が受験をした場合、かなり接戦になることは間違いありません。
440点の子は合格したけど、430点の子は不合格だったということもあると思います。
では、430点を取る子と440点を取る子では何が違うのでしょうか?
はっきり言って、何も違いはありません。
当日の試験で、ケアレスミスなく解答できたかどうかだけです。
岐阜高校を目指す子は、各教科の学習も大事ですが、試験でしっかり確実に結果を残す練習が必要だと覚えておいてください。
例えば、休み時間中は何を復習するのか、時間配分はどうするのか、見直しはどれくらいかけるか、というような練習です。
岐阜高校受験に必要な内申
では続いて、岐阜高校に合格するために必要な内申を見てみましょう。
岐阜高校に合格するために必要な内申は39です。
これもあくまで基準ですのでご注意を。
さらに注意してもらいたいのは、どの内申かということです。
ここは勘違いしている方が多いと思いますが、岐阜県公立高校入試で使われる内申は、各学年の学年内申のみです。
これについては別記事で解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
中1~中3までの学年内申を岐阜高校の基準と比べてみてください。
岐阜高校の場合、7:3(当日点:内申)という形で重視されるため、偏差値が大事であることは間違いないですが、最低限の内申も必要です。
内申は受験前のおまもりだと思ってください。
持っておいて損はありません。
岐阜高校合格者の偏差値と内申
ここまで、岐阜高校に合格するために必要な偏差値や内申についての基準について解説してきました。
ですが、正直こんなだいたいの数字だけではイメージができない!という方もいると思います。
そこで、ここからは実際にどのくらいの偏差値と内申で岐阜高校に合格しているのかということを実例をもとに紹介していきます。
【実例10選】実際の合格者の偏差値と内申 岐阜高校に合格した子の特徴
高校受験が終わると、当日自分が何点取れていたのかということを期間内であれば高校に聞くことができます。
その結果を蓄積しておくことで、私はより精度が高い進路指導を行っています。
今回はそのデータを一部公開します。
ここからはどのサイトにも載っていない独自の内容になるため、有料とさせていただきます。
左から、次の順で記載されています。
①受験年度 ②当日点 ③内申平均 ④岐阜新聞テスト(第1回~第4回)
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