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【2024年最新版】プロが解説 県岐商に合格するために必要な偏差値と内申

県岐商を志望している中学生の子たちは、「どのくらいのレベルになれば合格できるの?」というのが気になるところだと思います。

県岐商は、職業科の高校の中でも最も人気と言って良いほど、人気の高い高校の1つです。

今回はその県岐商について、実際の合格者の数字を紹介しながら、合格するために必要な偏差値や内申について解説していきます!

県岐商の倍率

まずは、県岐商の倍率を見ていきましょう!

2015年度は全体で定員割れを起こすという驚きの結果でしたが、最近では2023年を除いてだいたい50人ほどがオーバーするような傾向があります。

県岐商のようにいくつも学科がある高校は倍率の見方に注意が必要です。

例えば、2020年度の入試を見てください。

この倍率を見た上で、

「私は会計システム学科を志望しているから、定員割れで全員合格ね!」

と思う方もいるかもしれませんが、これは間違いです。

県岐商の場合、第三希望までの学科を選んで受験することができますが、正直に言ってこの希望はあまり関係がありません。

希望の学科に関わらず、まずは当日の点数と内申点の合計点が高い子順に並べられます。

そのうえで、合計点が高い子から希望の学科に合格できるというシステムになっています。

つまり、いくら会計システム学科が定員割れを起こしていて、自分の第一希望が会計システム学科だとしても、合計点が他の子よりも低ければ、合格できない場合があるということです。

ですので、倍率を見るときは、他の学科も合わせてオーバー数を見るようにしましょう。

例えば2020年度の場合、合計の定員が360名に対して、出願者数が383名ですので、23名オーバーしています。

つまり、当日の点数と内申の合計点数が、下から23番以内に入らなければまずは合格できるということです。

県岐商の偏差値


「県岐商に合格するためには、定期テストで何点必要ですか?」

とよく聞かれますが、受験の合否は定期テストでは判断できません。

〇〇中学校の定期テストと××中学校の定期テストでは、作る人も違えばレベルも違います。

極端な話、定期テストでは340点しか取れていなかった子が、当日は400点を取ることもあります。

では、どんな数字を信用すれば良いのか?

それは、偏差値内申です。

中学校3年生になると、岐阜新聞テストもしくは岐阜県模試という統一模試を受けることになります。
昔は岐阜新聞テストが主流となっていましたが、最近では岐阜県模試が主流となりつつあります。
受験者数も岐阜県模試の方が多い傾向があるため、どちらの模試を受けようか迷っている方は岐阜県模試をおすすめします。

さて話をもどして、これらの模試は約7000人いる岐阜地区の中学3年生のうち約5000人が受験するテストです。

みな同じ問題を解くため、このテスト結果は各中学校の定期テストよりも信憑性があります。

テスト受験後、約2週間後にテスト結果が返却されますが、ここに掲載されている偏差値を基準にしましょう。

県岐商に合格するための偏差値は52です。

気を付けるべきなのは、この偏差値はあくまで基準であるということです。

そして、「これだけあれば安心できる」という基準の偏差値ですので、この偏差値よりも下だからと言って諦めないでくださいね!

当たり前ですが、内申点によっても必要な偏差値は異なってきます。

あくまで1つの基準としてください。

県岐商受験に必要な内申

では続いて、県岐商に合格するために必要な内申を見てみましょう。

県岐商に合格するために必要な内申は32です。

受験する学科によって、差がありますが、これくらいあれば最終的にどこかの学科には引っかかると思います。

また、注意してもらいたいのは、どの内申かということです。

ここは勘違いしている方が多いと思いますが、岐阜県公立高校入試で使われる内申は、各学年の学年内申のみです。

これについては別記事で解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

中1~中3までの学年内申を県岐商の基準と比べてみてください。

県岐商の場合、5:5(当日点:内申)という形で重視されるため、当日の点数と同じくらい内申が重要視されます。

持っておいて損はありません。

県岐商合格者の偏差値と内申

ここまで、県岐商に合格するために必要な偏差値や内申についての基準について解説してきました。

ですが、正直こんなだいたいの数字だけではイメージができない!という方もいると思います。

そこで、ここからは実際にどのくらいの偏差値と内申で県岐商に合格しているのかということを実例をもとに紹介していきます。

【実例50選】実際の合格者の偏差値と内申

今回は合格者のデータを一部公開します。
データは2024.5.12に更新しました。
2014年~2024年11年分のデータを50データ掲載しています。
データの項目は①受験年度 ②当日点 ③内申平均の3つです。

ここからはどのサイトにも載っていない独自の内容になるため、有料とさせていただきます。ここからは以下の内容になっています。
①最新データ50選
②データの使い方
③過去問を解くタイミングは?
④県岐商に合格した子の特徴と勉強法
⑤県岐商の合格最低ラインは?

※若干、流通ビジネスの情報が多めですが、第3希望まで選べる県岐商を受けるのであれば、流通ビジネスの数字も見ていた方が良い数字です。

最後に

高校受験合格に「絶対」はありません。
私は今まで多くの生徒を指導してきましたが、前日まではとても調子良く点数を取り続けてきたのに、本番の緊張で大きく点数を落としてしまったという子もたくさん見てきました。
それほど、「1発勝負」というのは厳しい世界です。

しかし、逆に言えば、
今ダメだからと言って、本番ダメというわけではありません。

私の生徒の中には、
「学校の先生から君は無理だと言われた。」
などで志望校を諦めそうになる生徒も多くいます。

そのたびに私は言います。
「お前の努力を一番知っているのは誰か。」と。
きっと自分の努力を一番わかっているのは自分自身です。
にも関わらず、その努力を知らない周りの声に揺さぶられるのはとても悲しいことです。
周りに自分の努力を否定されたら、むしろムカつくべきです。
そんなことを言われたら、いつも生徒より私の方がムカついています笑

今これを見てくれている方々はきっと不安でいっぱいなことでしょう。
しかし、まだ何も終わっていません。
ここまでデータの話ばかりしてきましたが、私が思う「合格する子」というのは「絶対に諦めない子」です。
最後の最後に抽象的な話で申し訳ありませんが、本当にそうなんです。
どんなに辛い想いをしても、絶対に志望校を諦めない、そんな子です。
不安もたくさんあると思いますが、絶対に大丈夫!
心の底からそう思えなくても、そう思うようにすることが重要です。
不安のまま勉強をしても身に付きませんから。
「私は絶対大丈夫。」
そう信じて最後までやり切りましょう!
私にできることがあればいつでもしますので、何でも連絡してくださいね!

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