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【2024年最新版】プロが解説 岐山高校に合格するために必要な偏差値と内申

岐山高校を志望している中学生にとって、「岐山ってどれくらいのレベルなの?」というのは気になるところだと思います。

今回はその岐山高校について、合格するために必要な偏差値や内申、また高校入試本番でしっかりと結果を残す方法について解説していきますね!


岐山高校の倍率

まずは岐山高校の倍率から見ていきましょう!

岐山高校は普通科と理数科の2つに分かれていますが、毎年理数科の人気がない傾向にあります。

2021年度では普通科も理数科もともに定員割れをしており、「あれ、岐山って人気ない?」と思ってしまいがちですが、最近では人気が回復傾向にあります。
最近では、制服がリニューアルされたり、服装や髪型にある程度自由度がもたらされたりと進学校としては斬新な取り組みをし始めており、その効果か人気が上がってきています。

また、理数科が定員割れをしているからといって、理数科を受ければ必ず合格するというわけではないことにも注意してください。

岐山高校の場合、第二希望まで記入することができます。

第一希望 普通科 第二希望 理数科 というような形です。

普通科も理数科も全てひっくるめて、点数の高い順に並べられ、点数の高い順に第一希望か第二希望に合格していくシステムになっています。

つまり、理数科が定員割れをしていて、第一希望に理数科を志望したとしても、点数が良くなければ落ちるということです。

ですので、岐山高校の場合は、普通科と理数科の合計出願者数が全体の定員と比べてどうかを見る必要があります。
例として2024年度を見てみましょう。

【2024年】

普通科の出願者数 310人 + 理数科の出願者数 72人 = 382人

全体の定員 360人 ー 合計出願者数 382人 = -22人

理数科だけを見れば8人の定員割れですが、全体としては22人のオーバー数となります。
ですので、理数科を第一希望としていても、理数科を第二希望としている子に点数で劣ってしまっていては、不合格となってしまいます。

岐山高校に人気がない理由

「どうして岐山高校は人気がないの?」

こういった質問はよく保護者面談で聞かれます。

私個人の見解としては、人気がない理由は大きく2つあると考えています。

①理数科に人気がない

やはり、理数科に人気がないのは事実です。

高校に入る前から「理系の道に進む」と決めるのは簡単ではありません。

実績が無いわけでもなく、レベルも高いため理系に進むと決めている子にとっては良い学科ですが、文系か理系かは高校に入ってから決めようという子が大半なため、多くは普通科に流れます。

その結果、理数科は毎年定員割れを起こしてしまいます。

普通科は特に2016年は82人と、毎年定員をオーバーしていますので、岐山自体が人気がないというわけではなく、理数科が人気がないと言えそうです。

②長良高校の方がレベルは上?
最近では、「国公立大学の合格者数が岐山高校よりも長良高校の方が多い」という年度もよく目にします。
それを見て、「あれ、長良高校の方がレベルが高いのでは?」と思う方が多くなってきたのも1つの要因かと思います。

しかし、私個人の意見としては、そう考えて志望校を決めるのは危険だと思っています。
もちろん、国公立大学の合格者数も大事ですが、その国公立のレベルはどうでしょうか?
国公立大学と聞くと、生徒たちは魅力に感じてしまうかもしれませんが、全国には「レベルの低い国公立大学」はたくさんあります。

数だけを見て判断するのではなく、大学のレベルで判断をしましょう。
そのうえで、現場で指導をしている私個人的な肌感覚としては、やはり岐山高校の方が集まる生徒のレベルは上だと感じています。

③楽しくなさそう

生徒たちからの話を聞いていると、

「岐山は雰囲気が・・・」

という声をよく耳にします。

山に囲まれていたり、校舎も古かったりするのでなんとなく楽しくなさそうに見えるのでしょう。

つまり、ただのイメージということです。

岐山高校が人気がないというのは、何の根拠もないことですので、岐山高校を志望している子は何も気にせず目指していきましょう。

岐山高校の偏差値

「岐山高校に合格するためには、定期テストで何点必要ですか?」

とよく聞かれますが、受験の合否は定期テストでは判断できません。

〇〇中学校の定期テストと××中学校の定期テストでは、作る人も違えばレベルも違います。

極端な話、定期テストでは340点しか取れていなかった子が、当日は400点を取ることもあります。

では、どんな数字を信用すれば良いのか?

それは、偏差値内申です。

中学校3年生になると、岐阜新聞テストもしくは岐阜県模試という統一模試を受けることになります。
昔は岐阜新聞テストが主流となっていましたが、最近では岐阜県模試が主流となりつつあります。
受験者数も岐阜県模試の方が多い傾向があるため、どちらの模試を受けようか迷っている方は岐阜県模試をおすすめします。

さて話をもどして、これらの模試は約7000人いる岐阜地区の中学3年生のうち約5000人が受験するテストです。

みな同じ問題を解くため、このテスト結果は各中学校の定期テストよりも信憑性があります。

テスト受験後、約2週間後にテスト結果が返却されますが、ここに掲載されている偏差値を基準にしましょう。

岐山高校に合格するために必要な偏差値は60です。

気を付けるべきなのは、この偏差値はあくまで基準であるということです。

そして、「これだけあれば安心できる」という基準の偏差値ですので、この偏差値よりも下だからと言って諦めないでくださいね!

当たり前ですが、内申点によっても必要な偏差値は異なってきます。

あくまで1つの基準としてください。

岐山高校受験に必要な内申

では続いて、岐山高校に合格するために必要な内申を見てみましょう。

岐山高校に合格するために必要な内申は34です。

これもあくまで基準ですのでご注意を。

さらに注意してもらいたいのは、どの内申かということです。

ここは勘違いしている方が多いと思いますが、岐阜県公立高校入試で使われる内申は、各学年の学年内申のみです。

これについては別記事で解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

中1~中3までの学年内申を岐山高校の基準と比べてみてください。

岐山高校の場合、7:3(当日点:内申)という形で重視されます。
こういうお話をすると、よく生徒や親さんは
「じゃあ、内申はあまり関係ないってことですよね?」
「本番さえ点数を取れば大丈夫ですよね?」

とおっしゃりますが、私個人的な意見としては違うと思います。
むしろ、内申の方が大事だと思っています。

みなさんは、内申「1」が当日点に換算すると何点に相当するか知っていますか?

ちょっと難しいですが一緒に計算してみましょう!
(計算の過程がどうでも良い人は読み飛ばしてください笑)
他の塾講師の方がどのように志望校を判断しているかはわかりませんが、私はいつも「1000点換算」しています。
当日点と内申を合わせて1000点満点で考えるということです。
岐山高校の場合、7:3ですので、当日点が700点満点、内申が300点満点で考えます。
当日点が5教科で500点だと700点満点、内申が9教科で45だと300点満点だということです。

すると、それぞれの1点あたりの価値がわかります。

当日点 1点=全体の1.4点
内申    1点=全体の6.6点
ということは、内申の1点というのは当日点の約5点(6.6÷1.4)に相当することがわかります。

つまり、内申が1点違うだけで当日点数にして5点違うということです。
これは無視できません。
例を挙げて見てみましょう。
内申「36」を持っているAさんと内申「30」を持っているBさんで考えてみます。
仮にAさんが当日400点を取った場合、Bさんは何点取ればAさんに追いつけるでしょうか?


内申が「6」違うため、当日点で換算すれば6×5点=30点違うということになります。
つまり、受験する前にAさんとBさんには「30点もの差がある」ということなのです。
この場合、Bさんは当日点で「430点」を取って、やっとAさんに追いつくということになります。

内申は受験前のおまもりだと思ってください。
現在中学1年生や中学2年生の方も、受験を見据えて内申を1つでも伸ばしていきましょう!

岐山高校合格者の偏差値と内申

ここまで、岐山高校に合格するために必要な偏差値や内申についての基準について解説してきました。

ですが、正直こんなだいたいの数字だけではイメージができない!という方もいると思います。

そこで、ここからは実際にどのくらいの偏差値と内申で岐山高校に合格しているのかということを実例をもとに紹介していきます。

【実例50選】実際の合格者の偏差値と内申

今回はそのデータを一部公開します。
データは2024.5.8に更新しました。
2015年~2024年10年分のデータを50データ掲載しています。
データの項目は①受験年度 ②当日点 ③内申平均の3つです。

ここからはどのサイトにも載っていない独自の内容になるため、有料とさせていただきます。ここからは以下の内容になっています。
①最新データ50選
②データの使い方
③過去問を解くタイミングは?
④岐山高校に合格した子の特徴と勉強法
⑤岐山高校の合格最低ラインは?

最後に

高校受験合格に「絶対」はありません。
私は今まで多くの生徒を指導してきましたが、前日まではとても調子良く点数を取り続けてきたのに、本番の緊張で大きく点数を落としてしまったという子もたくさん見てきました。
それほど、「1発勝負」というのは厳しい世界です。

しかし、逆に言えば、
今ダメだからと言って、本番ダメというわけではありません。

私の生徒の中には、
「学校の先生から君は無理だと言われた。」
などで志望校を諦めそうになる生徒も多くいます。

そのたびに私は言います。
「お前の努力を一番知っているのは誰か。」と。
きっと自分の努力を一番わかっているのは自分自身です。
にも関わらず、その努力を知らない周りの声に揺さぶられるのはとても悲しいことです。
周りに自分の努力を否定されたら、むしろムカつくべきです。
そんなことを言われたら、いつも生徒より私の方がムカついています笑

今これを見てくれている方々はきっと不安でいっぱいなことでしょう。
しかし、まだ何も終わっていません。
ここまでデータの話ばかりしてきましたが、私が思う「合格する子」というのは「絶対に諦めない子」です。
最後の最後に抽象的な話で申し訳ありませんが、本当にそうなんです。
どんなに辛い想いをしても、絶対に志望校を諦めない、そんな子です。
不安もたくさんあると思いますが、絶対に大丈夫!
心の底からそう思えなくても、そう思うようにすることが重要です。
不安のまま勉強をしても身に付きませんから。
「私は絶対大丈夫。」
そう信じて最後までやり切りましょう!
私にできることがあればいつでもしますので、何でも連絡してくださいね!

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