フランス人女性との出会い、そして念願のワナカ湖へ【ニュージーランド旅15】
ダニーデンのホステルを出て
いざ出発。
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ダニーデンからミルトン→クロムウェル→ワナカという順番で向かうことにした。Googleマップで経路を検索したり停車しやすそうな場所を探すべく、南へ向かって歩いた。
街の中心部でやるよりも少し離れた郊外の道路でヒッチハイクをすると成功確率が高い。それもドライバー目線で止まりやすそうな位置であったり近隣の地域に住む人々の向かう方向やその他行きそうな道のり・傾向など自分なりに模索しながらヒッチハイクをしかけることが多い。
まっすぐな道路・見晴らしの良さなど、やる前はめっちゃ考える。今までの行いを振り返ると日本にいる時以上に頭をフル回転してる気がする。
人は追い詰められると嫌でも頭が働く。何日までに到着しないといけない、何がなんでもそうしないといけない等、目標と期限を設けることで意識的に動くようになる。逆にいえば何らかの制限を設けないと人は何もしないし何も行動しない。自分の場合は環境に左右されやすいため、そうでもしないと動けない性分である。上記に当てはまる人は少なからずいるような気がする。
幸いヒッチハイクをするには丁度いい天気だった。
珍しく晴天に恵まれて、この日は爽快だった。
ダニーデンにいる間はどんよりとした天気が続いてたが、ようやく空と太陽が見えた。これなら行ける、そう思った。
紅葉の色合いが青空とマッチしてて最高に気分がいい。
ダニーデンの街並みと紅葉から漂う雰囲気を見た時何となく2019年10月下旬に訪れたドイツのミュンヘン、ポーランドのカトヴィツェ、チェコのプラハを思い出す。
道路の反対側へ走って横断し、停車しやすい場所に荷物を置いてヒッチハイク開始。
この時は道路の脇に小型カメラを置いた。
ホワイトボードに行き先を書いてヒッチハイクしてる途中の様子を残しておきたいと思い、動画を撮り続けた。
※当時の様子は既にYoutubeにUP済なので、ご興味のある方は記事最後にチャンネルのリンクを貼っておくのでぜひご覧いただければ幸いです。
1 ダニーデンでヒッチハイク
待つこと40分。
父と息子の二人組親子で、父親は目が弱いとのことだった。
これまでにヒッチハイカーを乗せたことがあるらしく、特にNZではヒッチハイクの文化は多少なりとも根付いてるように感じた。
確かに言われてみれば道中ボク以外のヒッチハイカーを目にしたことが3〜4回あった。その殆どは親指一つ(グッドサインorサムズアップ)でやってる人が多く、寧ろボクみたいにホワイトボードやスケッチブックを使う人は一度も見なかった。もしかしたら使ってる人はいるかもしれないが、それ以前にヒッチハイカーを目にする確率はかなり低い。
ミルトンという隣町へ向かってる途中、
2 フランス人の女性ヒッチハイカーと出会う
ボク以外のヒッチハイカーと遭遇!
あまりの偶然さに全員で「おぉい!マジかよー!!!」ていう感じでめっちゃテンションが上がり、急遽乗せることになった!しかも若い女性が一人でヒッチハイク!
これは乗せるしかない!ということで3人で偶然すれ違った女性ヒッチハイカーを乗せることにした。この時はボクもいるので、もし彼女に何か会った場合はボクが何とかして守るしかない。(そんなトラブルが起きたことを考えただけでも内心めっちゃ怖い笑)
フランス人の女性で、年齢は21。
ニュージーランドへは2〜3週間の旅行目的で滞在中。
これまでに3回ヒッチハイクでNZ国内を周遊してるとのこと。
しかも目的地はクイーンズタウン、友人がそこに住んでるとのこと。
向かう方向はほぼ同じ。
まさかボク以外のヒッチハイカーと同じ車で一緒に向かうことになるとは思わなかった。
彼女もまたボクと似たようなバックパックを背負って旅をしてる、なるべくお金を使わず人々との出会いを楽しみながら旅をする。互いに共通点があり、どこか親近感を覚えた。
世間では女性ひとりでのヒッチハイクは危険だの何だので一時TVで話題になったことはあったが、個人的には双方合意の上でやればいいと思ってる。
※国によって、または州によって禁止されてるところもあれば特に法律上は違法となってない所もある。
※ちなみに日本ではヒッチハイクは違法ではない。実際にやったことはあるけど何の問題もありませんでした。
それで何かあったところで結局のところ自己責任なわけで、全く関与してもいない第3者の人間がろくに事情を知らないまま、あたかも知った風な口調で批判するのは少し違うんじゃないかなと思ったりもする。※もちろんこの辺の考え方は人それぞれなので、良いか悪いかの判断は各々に委ねる。
目的地まで向かいたいので乗せて欲しいと依頼する側・車を所有してる側(乗せる側)、双方の目的・利害が一致してることが大前提である。
いずれも双方合意によって初めて成立するわけだから、双方で話し合った中で成立するヒッチハイク自体は個人的には全然問題ないと考えてる。
寧ろ日常生活では出会わない人々であったり、全く異なる異業種やバックグラウンドを持つ人々と会って話ができる滅多にない機会なので、色んな人と話しをする中で物事の捉え方や考え方・多種多様な価値観にふれることができる。
もちろん車が止まってくれる確率なんてその時次第であり、尚且つどんな人達と出会うのか、それすらもわからない。ましてやドライバーが一見危険そうな人物であったり自身の直感で「うわ、これは流石にヤバい」と判断した際は逆に断るパターンもある。
(2022年7月下旬、実際にセルビアの首都ベオグラードでヒッチハイクをした際、ほぼ全裸みたいな感じの男性ドライバーと遭遇した時はガチでヤバいと判断し、せっかく止まってくれたのに対し乗車を断ったことが一度だけあった。)
まさかの展開で2人のそれぞれ国籍が異なるヒッチハイカーを乗せることになり、車内は賑やかになった。
30分後、
ミルトンに着いた!
3 2人で一緒にヒッチハイク
そしてここからクロムウェルへと向かう。
彼女はクイーンズタウンへ向かうが、
ボクはWanakaへ向かう予定だったため、
次のクロムウェルという町で分かれることになる。
個人的にはLake Wanakaは行きたい場所リストに入ってたので、ここだけは譲れない。何としても行きたいと願っていた場所なので、本当ならフランス人の彼女ともっと一緒にいたかったけど方向の違いで分かれることに。
まぁ、仕方ない。これもまた人生。
ホワイトボードに行き先を書いて、2人で一緒にヒッチハイク開始。
ボク以外の人と一緒にヒッチハイクをするのは今回が初である。
退屈はしない、互いに励まし合い、寂しさも和らぐ、色んな意味でめっちゃ楽しかった。
待つこと3〜40分
羊だらけ。NZは人口よりも羊が多い国といわれている。
逆に日本はこの狭い島国であるにも関わらず人口が1億2千万近くなので、そりゃ密集しすぎて道路・家・部屋も狭くなっていきますよね。
まぁ今更こんなことを言ったところで…..
南島の景色はとても美しい。
北島とはまた違った豊かさがあって、
色彩豊かな世界の中を渡り歩くような気分で楽しむことができた。
偶然が偶然を呼び、そのまた偶然の出会いへと繋がっていく。
どんな人と出会えるのか、そのことを思うとワクワクする。
天気予報に関しては全然読めない、NZの気候は頻繁に変わることが多いがこの日はずっと晴天日和だった。
徐々にクロムウェルへと近づいていく。
そしてついに到着!
4 クロムウェルに到着&町内を散策
ここでボクは降りた、同時にフランス人の彼女とはここで分かれた。
名残惜しいけど、それでも優先して行きたい場所がある。これだけは譲れなかった。
クロムウェルもまた観光地化してる雰囲気はあったが、そんなに人が多いわけでもなく、地形も平坦でどこか穏やかな空気感が漂っていた。
少し散策することにした。
道中コインランドリーを見つけた。24時間営業と書かれてたので、万が一の時はここで避難がてら一晩過ごすこともできそうな気がする。もちろんこれは最後の手段だ。
さすがに腹が減ったのでランチタイム。
いつもの食パンにはちみつをかけて食べた。
リンゴも一緒に食べるとおかずが進む。貴重な栄養源だ。
5 クロムウェル→ワナカへ
再度ヒッチハイクを開始!
この時のボクはいつも以上にテンションが上がっていた。
ホワイトボードに行き先を書き、待ってる間ボクはブルーハーツの曲(情熱の薔薇)を歌いながら待ち続けた。
↑
(ただの変なやつやん笑。)
今回の旅ではブルーハーツの曲が心の支えにもなった。
恐らくこの記事を読んでる人の7~8割近くの人は今ひとつピンと来ないかもしれないが、一部の人の心にささればいいかなっていう感じでこの文章を綴っている。
そうこうしてる内に待つこと20~30分
The Policeの元ボーカル(現ソロアーティスト)スティングにそっくりな紳士男性に乗せてもらいました!
かつて日本に旅行で来たことがあり、日本の食文化や鉄道(特に新幹線の利便性・快適さは抜群)その他人々の親切さ・優しさに感動したと話していた。
日本人としてこんなにうれしいことはない。
凄い良い話が聞けて且つ楽しいドライブだった。
ありがとうございます!!!!!!!!
ようやくWanakaに着いた❗❗❗❗❗
6 この旅で一番行きたかった場所
ビジターセンターの近くで下ろしてもらった。
幸いFree Wi-Fiもあったので、ここで周辺の地域を検索。
偶然近くのベンチで仰向けになって過ごしてる男性を目にした。
バックパックで旅をしてる風だったが、バックとカメラをベンチに置きっぱなしにしながら誰かと電話してるようだった。
※無防備すぎる、何者かにサッと盗まれそうな予感。
一見、防犯意識を疎かにしすぎじゃないかと思ったけど、荷物を大胆に置くということはそれだけ治安も良いのかもしれない。
振り返れば殆どの人が後ろポケットにスマホを入れてることや、または空港へ行った時荷物をテーブルもしくはベンチに置きっぱなしでトイレに向かう人を何度か見かけた。※もちろん場所にもよるしNZ国内でも治安が良くない地域もあるので、いずれにせよ持ち物から目を離さないことが大切。
フルサイズの一眼カメラを持ってる様子を見ると恐らくフォトグラファーか映像クリエイター的なことをしてる人かもしれない。
単なる想像でしかないけど、これほど高価で且つ商売道具であるカメラをベンチの上に置きっぱなしで過ごせる大胆さは日本以外の国で見たのは今回が初かもしれない。
これがもしヨーロッパやアフリカ諸国・北米と南米だったら間違いなく盗まれる。「どうぞ持っていってください」と言わんばかりの防犯意識の無さ、いくら他人事とはいえ内心少し不安に思った。
それだけにニュージーランドは他国と比べて幾分治安は良い方なのかもしれない。とはいえ油断は禁物。
それからWanaka周辺を少し歩いた。
水・空気・光が透き通っていた。
湿度がないおかげで凄く爽やか。
音が静かで、周囲には鳥のさえずりと湖岸のさざ波、そしてリラックスタイムを満喫する人々の話し声。それもそんなに混雑してるわけではないので、最高に過ごしやすく、個人的にはアタリだった。
それだけに「ガチで来てよかった」と今なら自信を持って言える。
想像を超えた自然の美しさ、穏やかな雰囲気、緩やかな時間の流れ。
地球上に存在する自然の美しさをどう言語化すればいいか悩んだものの、無理に言葉で表さなくても、目で見て体で感じることができればそれでいいのではないかと自分に言い聞かせることにした。
夕方手前の時間帯でこの綺麗さ、明朝・明け方の景色も見てみたい。
その前に今晩はどこで寝泊まりしようか、WanakaもまたNZ南島で有名なスポットの内の一つであり、宿泊施設はどこも高額だった。
それに自分の場合は低予算で且つジリ貧なので、できることなら宿泊費を浮かしたいのが本音でもある。それに冬仕様の寝袋もあるから最低限ベンチと屋根があればどこでも寝れる。とりあえず寝床を探すついでにWanaka湖の周辺を歩こう。湖の美しさは見てて飽きない。
気がついたら5000文字を超えていたので、一旦この辺で終了します。
ありがとうございました!
7 最後に
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