不動産AM期中管理業務
私募ファンド業務経験をもとに、初心者むけのイメージをお伝えします。
(私は初転職の際、このレベルでも把握できていなかった部分がありますが、未経験であっても面接ではいろいろと理解度を試される傾向があります! わかるに越したことはない!)
<JーREIT>
株式のように個人投資家でも売買可能。期中管理担当はPMに近い物件周りの仕事が多い。複数物件でひとつの箱のイメージのため、財務担当者が別にいる。
<私募REIT>
特定の投資家向けでREITを組成。ファイナンス周りを期中担当がどれほど関わるかは会社の体制によって結構違うそう。
イメージは物件周りの仕事、プラスで会社によってどこまで担当者が投資家対応やファイナンスまわりの対応をするか、というイメージ。
<私募ファンド>
特定の投資家向けでファンドを組成。(TMKスキームやGK-TKスキーム)
J-REITや私募REITと比較すると期中管理担当が多忙で、より高年収であることも多い。
REIT→私募ファンドとキャリアチェンジすることもあるが、最近は私募ファンドの求人が増えていることもあり、PMからや金融業界からAM未経験で私募ファンド期中管理をする人も増えている。
「私募ファンドの概要」
REITは中長期保有前提に対して、私募ファンドは案件に応じて投資スタイル(運用期間)は大きく異なる。
コア型、コアプラス型、バリューアッド型、オポチュニスティック型とある中で
左ほどインカムゲイン狙い、右ほどキャピタルゲイン狙い。
キャピタルゲイン狙いであれば短期間で売買することになるため、期中管理担当がREITと比較すると多忙になりがち。
「私募ファンドの業務イメージ」
①物件管理(PM会社との連携)
→こちらは目標のプランは違えど、REIT・私募ファンド共通の業務。
②投資家対応
私募ファンド案件はファンドに投資している「投資家」との距離が近いことが多いため、担当者が投資家と直接やり取りすることも。会社によって投資家対応は担当者or別部署or社長といったように扱いが違う。
③レンダー対応
ファンド運用のために銀行等(レンダー)からお金を借りていることが多い。
運用の定期報告や日常のやり取りが発生し、会社によってミドルバックの別担当者がいる場合と、フロント担当者が対応する場合がある。
④信託対応
信託受益権の案件では、信託受託者(信託銀行など)が関係者となるため、指図などのやり取りが発生。(フロント担当 or ミドルバック担当)
⑤会計事務所対応
会計事務所と契約していることからと指図などのやり取りが発生。(フロント担当 or ミドルバック担当)